まちづくり デッドライン | 誇りを失った豚は、喰われるしかない。

誇りを失った豚は、喰われるしかない。

イエスはこれを聞いて言われた。
「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」
(マルコによる福音書2章17節)

本書では一般社団法人エリア・イノベーション・

 

アライアンス代表理事の木下斉と、

 

株式会社トーンアンドマター代表の広瀬郁の

 

両氏が経営と会計の両面から「稼ぐこと」の

 

出来るまちにするための提言を行って

 

おります。

 

 

 

 

 

僕が今住んでいる地方自治体も本書で

 

取り上げられているような典型的な

 

「衰退する地方」でありまして、個人的には郷土愛も

 

なければ愛郷心というモノが一切ない人間なので


「コンビニとスーパーとドラッグストアと、

郊外に大型ショッピングモールがありゃあ後は

 

ネットがありゃいいや。」


などと思っている人間がなんで木下氏の本を

 

読むようになったのか? その原因の一つは


「何で僕よりも頭がよくて立場もカネもある

 

人間たちが自分達の住んでいる所を少しでも

 

よくするために顔をつき合わせて、考えに考えて、

 

何でこんな結果が出るのかね?」


というシンプルな疑問があったからでした。

人口減少。少子高齢化。若年者の流出…。

 

これからの日本が抱えるであろう諸問題がイの

 

一番に発生し、それがより深刻化、顕在化するで

 

あろう地にいるということは、(負の意味で)

 

「時代の最先端」にいることを意味し、木下氏が

 

本書で語っていることが実地で確認できる

 

チャンスと捉え、もっと露骨に言うのであれば

 

「ディストピアの世界」を生き残るためにこの

 

文章を書いているのです。

本書を読んで改めて思ったことは「まちづくり」

 

とは長く険しく、そして苦しい「撤退戦」を戦って

 

いくことなのだなと。それが本書のタイトルにも

 

反映されており、曰く、


「デッドラインとは「最後の限界線」。今「まちづくり」に

 

取り組むにあたって意識すべき2つの危機的な

 

限界線を意味している。」


とのことで、時間と空間の観点から「まちづくり」を

 

論じ、また語ってもいるのです。

別な本の話ですが

 

『地方は活性化するか否か (マンガでわかる

 

地方のこれから)』(こばやしたけし, 学研プラス)

 

の中にあった


『「やりっぱなしの行政」「頼りっぱなしの民間」

 

「全然関心なしの市民」』


この3連コンボとこれから「まちづくり」を

 

おこなっていくヒトたちは戦わなくてはいけない

 

わけでして、僕からは一言


「ご健闘を祈ります。」


と他人事のメッセージを送らせていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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