アメリカに喧嘩を売る国 フィリピン大統領ロドリゴ・ドゥテルテの政治手腕 | 誇りを失った豚は、喰われるしかない。

誇りを失った豚は、喰われるしかない。

イエスはこれを聞いて言われた。
「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」
(マルコによる福音書2章17節)

本書は著述家・評論家の古谷経衡氏

 

による

 

『日本人のためのフィリピン入門書』

 

です。

 

歯に衣着せぬ発言で話題を呼んだ

 

フィリピン大統領ロドリゴ・ドゥテルテ氏

 

から知られざる苦難の500年までを活写

 

します。

 

 

 

 

いまや執筆活動のみならず、テレビや

 

ラジオなどのコメンテーターとして幅広い

 

活躍をみせる著述家・評論家の古谷経衡氏

 

による

 

『日本人のためのフィリピン入門書』

 

が本書です。

今となってはせんない話ですが、僕は20代の

 

一時期にフィリピンの人たちと深く関わって

 

いた時期があり、もしあのままいっていれば

 

フィリピン人の奥さんを娶って彼の地が

 

「第二の故郷」となり、果ては「日比合作」の

 

子どもをもうけて家族を持っていたのかも

 

分かりませんが現実はそうも行かず、

 

「都落ち」のテイで東京を離れ、紆余曲折あって

 

この文章をしたためております。

そういう経緯もあってか、本書を読んでいた

 

ときに今はもう二度と会うことはないであろう

 

彼らの脳裏に浮かんでは消え、


「あぁ、彼らは今どうしているだろう…。

 

そんな事を考えたところでどうしようもない

 

ことは分かっているつもりだが…。」


などと、妙な感慨を抱いてしまいました。

本書を読んでいていつもながら驚きを

 

隠せないのは古谷氏の持つフットワークの

 

軽さであり、本書でも古谷氏はフィリピンへと

 

渡航し、ロドリゴ・ドゥテルテ氏の地元である

 

ミンダナオ地方はダバオにあるドゥテルテ氏の

 

生家まで足を運び、記念撮影をしたり、現地の

 

様子などをレポートしてくれているのです。

さらに、古谷氏は豊富な資料に当たりながら

 

自らの培った知見を駆使し、スペインから

 

アメリカへの「植民地」としてフィリピンが

 

辿ってきた苦悩の500年から「大国アメリカに

 

モノ言う大統領」あるいはメディアによって

 

「暴言大統領」のレッテルが貼られるも、

 

それを意に介さず、独自の路線を歩もうとする

 

ロドリゴ・ドゥテルテ氏について描き出して

 

いくのです。

僕は「諸般の事情」があって今後20年は

 

フィリピンへと渡航できないわけでありますが

 

、もし、いつの日か仮にフィリピンの地へと赴き、

 

現地へと降り立つことがあるのならば本書で

 

古谷氏がお書きになったことを思い出して、

 

500年以上も虐げられてきた苦難をフィリピンが

 

どう乗り越えていこうとしている、または行った

 

のかを確認できればなと、そのようなことを

 

夢想しております。

 

 

 

 

 

 

 

 

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