南極料理人の使いきりレシピ | 誇りを失った豚は、喰われるしかない。

誇りを失った豚は、喰われるしかない。

イエスはこれを聞いて言われた。
「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」
(マルコによる福音書2章17節)

「いいかげんは良い加減」が信条の南極料理人、
 
西村淳さんによる料理のレシピ集です。
 
更に
 
「椎名誠と開高健をごっちゃまぜにしたような」
 
独特の味のあるエッセイも随所に忍ばされており、
 
「おいしい」料理本です。
 
 
 
 
 
この本は「南極料理人」こと筆者初のレシピ集だそうで、
 
「いいかげんは良い加減」を信条に持ち、極寒の地、南極で
 
作り続けた料理の数々が大きな図入りのカラー写真と、
 
アバウトな解説、さらに料理にまつわる南極のエピソードが
 
掲載されてあって、料理の写真を見て口の中をよだれで
 
潤し、レシピの解説を読んで
 
「よし、これなら俺でもできそうだな。」
 
と根拠のない自身を我々に思いおこさせ、
 
「食材にまつわるエピソード」
 
という短いエッセイに大笑いしつつ、現地の苦労をしのばせる
 
まさに一冊で三度「おいしい」つくりとなっている料理本で
 
ございます。

僕がこの中で作りたいなと思っているものは
 
サウザンアイランドドレッシングを使ったタンドリーチキンや、
 
中華ドレッシングを使った酢豚ならぬ酢鶏。それに、さまざまな
 
用途に使用できる『塩チャーシュー』なんかもいいかな
 
と思っております。
 
ほかにも、実際に通販で買うことのできる
 
『海老の万能ソース』や、ニラ醤油。さらには昆布、貝柱や
 
炒めた鷹の爪を漬け込んだ『ピリ辛醤油』などのオリジナル
 
調味料も、すべて筆者の創意工夫の賜物であり、こういうもの
 
こそが本当に『おいしい』料理であると個人的に
 
そう思っています。

僕が挙げた以外にも、さまざまな料理が挙がって
 
おりますので、夕食をなに作ろうかしら…、なんて悩んでい
 
る奥様にもこの本を一読されていただければ、
 
なんて思っております。
 
 
 
 
 
 
 
 
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