ストーム・チェイサー(The Japanese Storm Chaser)-夢と嵐を追い求めて | 誇りを失った豚は、喰われるしかない。

誇りを失った豚は、喰われるしかない。

イエスはこれを聞いて言われた。
「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」
(マルコによる福音書2章17節)

TBS系列の『情熱大陸』や『クレイジージャーニー』
 
などで取り上げられ一躍有名となった日本で唯一無二の
 
存在となった嵐を追いかける職業「ストーム・チェイサー」
 
(Storm Chaser)青木豊氏の著作です。
 
 
 
 
 
「ストーム・チェイサー」(Storm Chaser)青木豊。

この嵐を追いかける職業アメリカなどでは定着して
 
いるのですが、こと日本では(今のところ)青木氏以外は
 
おらず、唯一無二の存在であり、パイオニアである青木氏が
 
上梓した写真集&手記が本書です。

僕が青木氏の存在を知ったのはTBS系列の『情熱大陸』や
 
『クレイジージャーニー』などで取り上げられたことが
 
キッカケでありまして、その後はツイッターを通じて青木氏と
 
直接対話をさせていただく、などの交流をさせていただいて
 
おります。

スーパーセル、ダウンバースト、ガストフロント、そして雹や
 
雷雨…。異常気象が日常化した今の日本で、青木氏が
 
収めた写真の数々は自然が本来持っている「猛威」
 
そのものであり、昔から日本人が持っていたはずの自然に
 
対する「畏れ」を抱かせるに十分な迫力を持って我々に
 
迫ってくるのです。

さらに、本書の半分以上を閉める青木氏の手記には
 
家業の写真店を閉じざるをえなかった経緯や、奮起して
 
ストーム・チェイサーになるまでの軌跡。アルバイトを
 
こなしながらのチェイサー家業の日常など、素の青木氏が
 
そのまま反映されていて、夢を追うことの「誇り」と「孤独」が
 
渾然となった内容であったことを覚えております。

青木氏の今後の活動に心から期待しております。
 
そして、青木氏が命がけで撮影した写真の一枚一枚には
 
「魂」が込められていることを感じました。
 
 
 
 
 
 
 
 
人気ブログランキング←1クリックお願いします。