吉田豪の空手★バカ一代 | 誇りを失った豚は、喰われるしかない。

誇りを失った豚は、喰われるしかない。

イエスはこれを聞いて言われた。
「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」
(マルコによる福音書2章17節)

月刊誌『BUBKA』(白夜書房)にて連載されていた

 

プロインタビュアー・吉田豪氏の「異色の連載」が

 

ついに書籍化!

 

吉田氏と「矛を交える」のは「規格外」の人生を

 

送ってこられた空手家、格闘家、関係者のお歴々。

 

 

 

 

 

月刊誌『BUBKA』(白夜書房)といえば可憐なアイドル

 

たちの活躍を紹介する雑誌であり、そこには彼女たちの

 

輝くばかりの笑顔やライブのレポ。

 

あるいはその悩ましい肢体を露出の高い衣装や申し訳

 

程度のビキニで包み、はじけんばかりの「若さ」を誇示

 

するものでありますが、その中でひときわ異彩を放つ

 

連載がありまして、それはプロインタビュアー・吉田豪氏が

 

空手家、格闘家、関係者のお歴々と「ガチンコ勝負」の

 

対談を繰り広げるものでありまして。書籍化されたのが

 

本書です。


本書の中には。「名人」「達人」たちの規格外の人生や

 

ケンカなどを初めとした壮絶なエピソードが満載であり、

 

本書に登場しているお歴々を紹介していくと東孝。

 

添野義二。村上竜司。。緑健児。小笠原和彦。

 

ニコラス・ペタス。盧山初雄。廣重毅。倉本成春。風間健。

 

藤原敏男。渡邊一久。谷川貞治。山田英司…。

 

と名前を列挙するだけでも濃厚な「雄」の匂いが漂って

 

きそうであり、僕も10代の後半から20代の前半にかけて

 

彼らの著書を大いに読み、憧れ、その背中を追うも挫折した

 

ほろ苦い記憶を、インタビューを読みながら思い出し、

 

感慨にふけっていたものでした。

さらに書籍化にあたり、追加収録として梶原一騎の

 

ご子息である高森城氏へのインタビュー

 

「父と母とあの家の思い出」

 

が収録されており、読んでいて複雑な思いを持ってしまった

 

ことをここに記しておきます。

 

本書に取り上げられている人たちの生き方をまねしようと

 

してもできませんが、彼らの暑い言葉に触れていると、


「こういう『漢』たちが日本にもまだ存在する!」


と思うと、自分の中に眠っている部分がまた「再起動」

 

してしまいそうです。

 

 

 

 

 

 

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