- 「社畜上等。さあ、骨になるまで働きましょう!」
- このコピーを観て連想したのはアップルがかつて
- 標語としていた
- 「週90時間、喜んで働こう!」
- とプリントされたTシャツを着て働いていた、という
- エピソードでした。
かつて、僕が最初に勤めた会社はブラックな業界
である商品先物取引業界でも飛びぬけてブラックな
N貿易株式会社であり(現在、商品先物は廃業)、
でした。
本書は「失われた20年」とも称される現在日本の
長期不況下であり、就職難の時代に正社員として
企業に勤めるというかつてなら「フツー」の出来事が
困難になっているさなか、残業は
「会社へのおもてなし」
クレームは
「お客様からのラブコール」
低賃金は
「控えめな自分へのじらしプレイ」
・・・etc。と唱えるスタイリッシュでクールな社畜・薮隣一朗と、
彼を取り巻く上司や部下達の人間模様が織り成す
コミックスです。
僕が本書を読みながら思い出したのは、かつてのアップル
(今も大して変わりはしないであろうと思いますが)、
標語としていた
「週90時間、喜んで働こう!」
とプリントされたTシャツを着て社員たちが働いていた、
というエピソードでした。
しかし、薮さんは激烈な業務を部下に課しつつも、最後まで
彼らを見捨てず、幹部社員との矢庭にたってくれ、
「このヒトについていけば圧倒的に成長できる!!」
と思えるヒトには素晴らしい上司です。忠その場合は成長
できるか、潰れてしまうかの二択になってしまうでしょうが・・・。
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