- ドキュメンタリー監督で作家の森達也氏が
- 青少年向けに書いた「お肉」が僕らのご飯に
- なるまでを描いた詳細レポートを文庫化した
- ものです。
- この文章を書くために読み返しておりましたが
- やはり素晴らしい一冊です。
現在は映像・活字双方から積極的に発信している
森達也氏が青少年向けに書いた牛や豚などの
家畜が屠蓄され、「お肉」となって我々のご飯に
なるまでを描いた詳細レポートを文庫化したものです。
思えば、僕が初めて本書を読んだのが
ニコラウス・ゲイハルター 監督のドキュメンタリー映画
『いのちの食べかた 』を観ていた時と重なるので、活字と
映像の両方からこの問題の「本質」に触れた
気がいたします。
これは当たり前のことですが、われわれが日ごろ口に
している牛や豚の肉は、どこからどのようにしてやって
くるのか…。
本書はその部分をになっている人々や日本における
食肉の歴史にも言及しつつ、平易な言葉でわかりやすく
解説されております。
僕も大学時代に初めてやったアルバイトがスーパーでの
精肉加工だったので(残念ながら3ヶ月でクビになって
しまいましたが…。)ここで書かれていることの一部分を
経験したことがあり、現在でも鼻の中に残っている作業場の
匂いを思い出すのでした。本書はこれからも読み
継がれていくに違いありません。
- いのちの食べかた (角川文庫)/KADOKAWA/角川書店
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