12 男性服のカラーを増やす(社長、その服装では説得力ゼロです) | 主夫のコラム〜家事と育児とときどき手品〜

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主なしごと
・主夫
・くじら保育園園長
・NPO法人ファザーリング・ジャパン関西副理事長


座右の銘
「笑ろてるパパがええやん!」
「いきあたりバッチリ」
「無限多様性の調和」

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どの職業の父親も、仕事中はその職業にふさわしい服装をしている。

現場で働く方もオフィスで働く方も営業マンも、サラリーマンも自営業もマンガ家も、仕事場での服装には説得力がある。

 

自由業のはずの男性も、職業を聞くと逆説的にその服装に納得することが多い。

それは社会性と機能性のひっぱりあい。

制服があってもなくても、制服みたいなもの。

 

では家庭にいるときの父親の服装はどうか。

とってもラフで地味な服装が多い。

それは社会性にも機能性にも、ほとんどひっぱられないから。

 

仕事がONで家庭ではOFFという意識。

それが服装にもよく現れている。

 

父親にとって本当に家庭はOFFかというと、そうではない。

現代のほとんどの父親には、子どもの父親としての役割と妻の夫としての役割がある。

加えて地域人としての役割がある男性もいる。

 

父親・夫としての役割は、仕事ほどは社会性に縛られない。

なのに、自由なはずの家庭や地域での男性の服装も、あまり個性がないように感じることが多い。

一般衣料品売り場の女性服と男性服の色使いの豊富さの差がすごい。

男性の服は家庭でも色が貧しいのだ。

 

せっかく職業に縛られない場面なんだから、もっと色があっていいし、個性を意識していい。

それが逆に〇〇家の父親・夫としてのカラーをはっきりさせ、家庭や地域で父親自身の説得力・影響力を高めることにつながる。

 

服装にOFFはない。

 


※社長、その服装では説得力ゼロです 中村のん 新潮社

 

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主夫業のススメ: 家族のカタチを柔軟にするコラム55