前回に続き、フィリピンから。
23.ダニエル・H.・ディソン(フィリピン神風戦没者協会創立者)
戦時中、日本軍とは侵略者であり、
フィリピンを支配し、自分たちの欲しいものを
持っていくだけの国と教えられていた。
しかし私には、日本が単に人殺しをするためや、
他国を侵略するため、
領土を拡大するため、
だけに戦争を始めたとは思えなかった。
そこで、
それにはもっと深い意味があったのでないかと考え、
日本が何故戦争に突入して行ったのかについて
何年もかけて調べていった。
そして、一つの結論に至った。
それは、欲深い白人たちのせいだった、ということである。
白人たちは、正にアジアに対してテロ行為を行ったのだ。
白人たちが侵入して来る以前のアジアはとても平和な
世界だった。当時すでにアジアの国同士の交流があった。
ところが、そこに白人がやって来ると事態は一変し、
全ては混乱状態に陥り、破壊されて行った。
アジアの国々は皆、白人の侵略に対して身を守る
ようになり、日本もそうだったということだ。
これが、日本が戦争を始めざるを得なかった原因だ。
つまりそれは、攻撃的で侵略的な目的のものではなく、
自己防衛的なものだったのである。