前回は音風まで、今回はD.T.R.活動再開から。

そして、D.T.R復活。
藤本泰司の音風参加や、2005年のメガトンクラブでかつてのメンバーが集まり、
D.T.Rの曲をプレイしたりと、メンバー間の繋がりが
密接になりつつあった事は見て取れた。

再びD.T.Rが動き出す可能性は高まりつつあったが、
改めて発表された時の衝撃は相当なものだった。
俺自身もD.T.Rのアルバムを揃え、その音楽性を理解できるようにはなっていただけに、待ち望んでいたとも言える。
そして、柴田直人との対談からも、"WEEK END"のベースラインは
ANTHEMの"WILD ANTHEM"を参考にしていたなどの
新たな事実が飛び出して来ていた。

シングルが発売されるも、2曲で1500円と、
割高に感じたので購入はしなかったし、
諸事情によりライヴに行く事もなかったが、
D.T.R復活が起爆剤になってくれる事を願っていた。

だが、あまり活動する事無くD.T.Rの活動は停止、
その後クラウド・ナインへの限定復帰が伝えられる。
実のところ、クラナイに関しては『疾風迅雷外伝』辺りから
マンネリを感じていたので、今更と思う所もあった。

だが、"HELLS RAGE"はそんな俺の予想を裏切る出来だった。
ハードかつヘヴィなのは当然として、とてつもなく攻撃的であったのが気に入った。
今にして思うと、この曲は後のTSPの伏線になるような
要素を多く盛り込んでいたように感じる。
だが、大して動きが無く活動停止してしまったのが残念だ。

つづく