162鞍目の駈歩レッスンは
度々登場しているサツキに騎乗
以前、長身の指導員が
馬のお腹にピタッと当たる位置まで足を程よく折り曲げながら、
馬のお腹をマッサージするような優しい脚で
穏やかに常歩から駈歩まで気勢を上げているのを見て‥
脚に対する反応がいまいちで
より強く脚を使おうと踵が上がり、
そのまま前のめりの体勢でかたまってしまう私は
今一度、脚の使い方を見直そうと、レッスンに臨む
今日の指導員から
踵を踏み下げ、脚を使うようアドバイスを受けるが
踵で馬体を下から抱きあげるような使い方になり
お腹にピンポイントに脚が当たらず、
いつも以上にサツキの返事が無い‥
結局、気勢を上げるのに
鐙を踏ん張り踵を持ち上げ、グリッっと圧迫するような脚使いになり
サツキは耳を絞って歩みを止め、尻っぱねスタイルになる
‘ 進んで~ ’ ‘ やだ~その脚嫌い~ ’
の攻防戦の末‥‥
指導員の大きなかけ声で雰囲気を察したサツキが
渋々駈歩してくれるのを待つしかない状況となった‥
不完全燃焼のまま最後のクールダウンの時間になり、
手綱を伸ばし常歩をしていると
ふと、膝から足を軽く折り曲げ、
ピタッとサツキのお腹にフィットする脚のポジションを見つけ、
あれあれ、と思い、常歩の横揺れに合わせて、
踝で優しく圧迫してみると
サツキは耳を絞ることなく、元気な常歩をするようになった
目に焼きついていた長身指導員の脚の使い方のイメージと重なり、
この感じ忘れたくないな~と思いながらレッスンを終える
そして、次の163鞍目の駈歩レッスンでも
運良くサツキに騎乗することになり
先ほど見つけたポジションに脚を添えただけで、
サツキから
‘ はーい、お仕事ですね~ ’
の、頼もしい返事があり、常歩がサクサクと出るようになる
気勢が上がり、短い手綱でバランスを支える
‘ サツキ張り ’の体勢をつくることができた。
駈歩の時間となるとサツキが駈歩発進しようとするのを
私は引き止めだけの役目を担うこととなった
レッスン後、指導員から
‘ 尻っぱねなく、駈歩までスムーズでした ’
とコメントを貰う
今日の
私の脚が力んでいる時、馬も力んで ‘ 力み返し ’
私の脚がソフトであれば、馬から ‘ サクサク返し ’
のイメージを忘れずに‥‥
まず私の力みに気づいて、いったん馬の揺れに身を任せ、
馬と繋がる他の糸口を探してみたい
サツキに乗るのは本年最後
2レッスンに付き合ってくれたサツキに
‘ 良いお年をりんご ’で感謝を伝えた
2017年も 『 馬とともに今を感じられる1年 』でありますように