11/13 顔見世歌舞伎 5-6段目
5-6段目は忠臣蔵の全段でも上演回数がダントツに多いです。多いのはいいとしても、
年々省略される部分がでてきて、かえってわかりにくい。
5段目の斧定九郎-染五郎が気になって見に行きました。
平日の幕見で50両、じゃなくて54番。ただし、3時に購入してこの番号です。
席を取った後、お隣さんと話しました。どうやら、「通常の席と幕見席の窓口が異なる」ことを
知らずにあちこち探したようです。
私が「正月は忙しいんです。浅草はあるし、国立劇場は7日までは演芸やるからチケットが大変」と
いうと「そういうのあるんですね」と興味深い様子。
さて、ざっくり感想。
染五郎の「50両−」悪くないけど、ちょっと品がよいかな。
生でみたのは3回目。私的に気に入ったのは、Youtubeでみた左團次センセイの定九郎。
悪者の匂いプンプンです。
6段目。勘平-仁左衛門 おかる-孝太郎 千崎-彦三郎
毎度感じることがあります。義父の刀傷の検証を(土地の人でも、千崎たちでもいいので)早く行って
いれば勘平の切腹はなかったのでは、と思うのです。
仁左衛門の勘平、いいです。役に入り込む=客を引き込む
忠実に演じながらも、独自の型を持ってるので感情が伝わってきます。