昨日は、こんなセミナーに参加しました。

タイトル: 正しい投資の始め方~ 『敗者のゲーム』 チャールズ・エリス氏を迎えて~
日時: 2011年10月9日(日)13:30~16:10
場所: 東京都千代田区 有楽町朝日ホール

セミナーの内容は、前日のセミナー 青山MBAフォーラム『チャールズ・エリス氏講演会』と同じでした。
しかし、今回はプロジェクタで表示されている内容が日本語になっていたので、言葉が補完されたせいか、同じ内容を2回聴いたためか、理解ができたように思えます。
#同時通訳の聴けるはずのレシーバーが不調で、結局2日とも英語で聴いてました。。。

なので、詳細な内容は、他のブロガーさんにお任せして、感想文にしようかと思います。

さすがに、前日のセミナーは会場が大学の教室だったため、人数も100人足らず。アットホームな雰囲気だったのだな、と思いました。
通訳も付かないことは分かっていたので、英語でみんな必死に聴いています。なので、エリス氏が話したタイミングで、反応が返ってくることになり、後半のノリノリでした。
一方、通訳の付くような大きな会場では、ほとんどが日本語を聞いていることとなります。通訳の方は、芝居するわけにもいかないので、エリス氏の仕込んだネタも淡々と語ります。結果、タイムラグとその口調から、あまり笑いのこぼれる方も少なく、エリス氏も最後まで淡々と語っていたように思います。
どちらがいい悪いではないのですが、好みは分かれますね。


今回のセミナーは、2部構成になっていて、第2部は、運用に携わる、バンガードの加藤氏、セゾン投信の中野氏、中立的なアドバイザーである竹川氏のパネルディスカッションでした。モデレータは、モーニングスターの朝倉氏です。
パネルは、臨場感が大切、ということで、ほとんど打ち合わせもしていなかったそうです。確かに、その場は緊張感に溢れていました。(^^)

いつもどおり、ほとんどの内容はメモしたのですが、その中から印象に残った言葉を、それぞれ一言ずつピックアップしてみたいと思います。

バンガード加藤氏
(いつも通りの)長期・分散・低コスト。インデックスであり、世界分散をし、低コストである。そして、短期で方針を変えないことが大事。勉強しろというと、「今の経済は・・」「アメリカの将来は・・・」「次は何の金融商品が・・・」と言う人が多いが、そうではない。未来のことは分からない前提で。やさしいというのは、easyではなく、simpleで、という意味。

セゾン投信中野氏
売りたいなら、売るのは合理的。しかし、長い時間をかけて財産作りをするなら、本当に今が高いのか、考えて欲しい。分からないなら、ドッシリと構えて欲しい。高いと思うなら、どうぞ売ってください。しかし、そういうことは投信が変わりにやっている。また、下がった時に、実体経済はそれほど下がっていない。今年も4%成長している。市場が付いていってないだけで、下方に乖離している。下がっている時に買うのは合理的である。株式が上がるのは経済成長の結果であるため。

竹川氏
(頭で考えるのではなく、感情をコントロールすることについて)ルール化すること。そして、しょっちゅう見ないこと。年1回のリバランスの時だけにするなど。日々の値動きに引っ張られないこと。この投資は何のためにやっているのか、という目的が大事。売り時は、リタイアの数年前から現金化するとか、目標金額に達した時など。資産配分についても、預金と投資を合わせて考えるべき。目安がないと、(感情で)売ってしまうことにもなる。

#書いていたら、いつもの調子で全部書きたくなるので、この辺で。。。