Jプロツアー2戦 伊吹山ヒルクライム | 現役自転車ロード選手 平林昌樹の自転車日記

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国内Jプロツアー、アジア国際レースを中心に、自転車ロードレース活動をしています。
選手の視点から、ロードレースの面白さをお伝えできればと思います。

今シーズン2戦目のJプロツアー 伊吹山ヒルクライムに参戦してきました。
事前の連絡で、17キロの距離から、積雪の影響で、上まで上がれないとのこと。
距離は10.7キロに短縮。

伊吹山は、積雪記録で世界1の記録を持っている場所。
http://matome.naver.jp/odai/2139135159524120501/2139181734793427103

素敵な場所なので、個人的には上まで走りたい気持ちもありますが
自然の力にはどうしても勝てません。

コースが短縮されても、開催して頂けたことに感謝です。
5年前にもコースが短縮されて、10.7キロ地点がゴールとなったことがあります。
近年はレースのレベルも上がっているし、そのときの環境によって
レースは左右されるので、比べることも難しいですが
参考までに、2010年のリザルト
http://jbcf.or.jp/prg/ResultList5.php

優勝は平塚選手で27分55秒
私は30分24秒で18位

今のコンディションはまだまだ上げきれてきないのですが、5年前のこのレース
走った時も、同様にコンデションは上がっていなかったので、
今回の参考タイムとして考えていました。

昨年、体調を崩してしまったことと、モチベーション低下から、ようやく復帰してきた。
1ヶ月で急いでコンデションをあげてきたけど、まだまだ。
今回は、今の力がどれ位なのか?を
しっかり見極める為に、今ある力をしっかり発揮できるよう準備してきました。

前日には温泉に入り、疲れもなかった。

身体の使い方、体幹、当たり前のことだけど、当たり前に出来ていない現実。
レース前から使う筋肉を意識して、スタートに並びました。
自分の目標では、レースのスピードは10キロと短いため、スピードは
上がることはわかっていて、レーススピードの登りを出来る限り我慢し
最低3キロはついて行く。3キロで約10分の計算で。
千切れたとしても、集中力を切らさず、5年前のタイムを目標とした。
目標が低いかも知れないが、現実的なことを考えると、良い最低限の
目標だと思った。

レースは序盤、チーム右京がペースメイク。マトリックスの外人さんがアタック等で
ペースの上げ下げがあった。
出来るところまで着いて行くことが今回の目標の一つ。
少しづつ集団が小さくなり30名くらいだろうか?
そして、ペースが更に上がったように感じた3キロ地点で耐え切れず遅れてしまった。
やっぱり10分しか持たなかった、、

後ろから、ブリッツエンのアベタカ選手が、良いペースで登っていったので
後ろに付かせて貰ったが、ペースが合わずに遅れてしまった。
ここからは、ゴールまで耐えるだけ、、
後半は少しペースダウンしてしまったせいで、順位も落としてしまった。
102名中 結果は47位。真ん中位でした。
タイムは30分45秒と5年前のタイムまでもう少しだった。

レースはタイムを競うのでも、ワット数を競うのでもありませんが
今ある力をしっかり把握できるデーターを取れるのも
練習ではそこまで追い込め切れないレースのデーターが
今後に役に立つ。

平均ワット310W
平均心拍174(MAX・HR 90%)
体重59キロ
パワーウエイトレシオは5.2倍くらいですね。
5.5以上までは行けるようにしたいです。