Jプロツアー13戦 全日本実業団レース 経済産業大臣杯のご報告 | 現役自転車ロード選手 平林昌樹の自転車日記

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国内Jプロツアー、アジア国際レースを中心に、自転車ロードレース活動をしています。
選手の視点から、ロードレースの面白さをお伝えできればと思います。

Jプロツアー第13戦 全日本実業団レース 
経済産業大臣杯チャンピオンシップレース
日時:9月22日(日)
開催地:群馬CSC
距離:174キロ 6キロ×29週
カテゴリー:Jプロツアー
エントリー人数;140名  完走:75名
結果:DNF
公式リザルト
http://www.jbcf.jp/db/progs/RaceResultsList13.php?pageID=1
所属チーム:湘南ベルマーレサイクルロードチーム

使用機材フレーム:GIANT TCR ADVANCED SL
http://www.giant.co.jp/giant13/
コンポ:シマノアルテグラDI2
http://cycle.shimano.co.jp/publish/content/global_cycle/ja/jp/index.htm

タイヤ:SOYO
http://www.daiwabo.co.jp/catalog/sozai_08.html
ホイール:ジャイアント
http://www.giant.co.jp/giant13/
サングラス:SWANS
http://www.swans.co.jp/
ヘルメット:OGK
シューズ:シマノ
http://cycle.shimano.co.jp/publish/content/global_cycle/ja/jp/index.htm
ウェアー:チャンピオンシステム
http://www.champ-sys.jp/
サプリメント:梅丹
http://www.meitanhonpo.jp/index.html

Jプロツアーのシリーズ戦も、残すところあと4戦
早いものでもうすぐ1年が終わってしまいます。

群馬県、水上市は多少肌寒いものの、レースを走るには
とても良いコンデションでした。
前日、ゆっくり心拍を上げる感じで、三国峠を登って
最後の調整をしました。

身体の疲れは全くなく、心にも余裕がもてて
当日を迎えることが出来ました。
レースが174キロと若干長めなので
朝食は、何時もよりか炭水化物を気持ち多めに
とった。
会場までは6キロほど、登るので
レース前のウォーミングアップには最適です。
宿から、勿論自走で会場入りしました。

スタートは9時半から
何時ものトレーニング時間とほぼ変わらないので
身体の動きもバッチリ。

今回、主要チームはほぼフルメンバーで厳しいレースに
なることが予想されました。
特に、北海道で力を見せつけた
ブリヂストンアンカーチームのダミアン・モニエとトマ・ルパ
マトリックスの新外国人選手、ガルシア・ビセンテ
それに、マリウス
チーム右京の、ホセ・ビセンテ、アントニオ
彼らは、ワンランクカテゴリーが違うくらいの実力なので
気を付けねばならない。
今年は、日本のレース界に、とても多くの外人選手が
参戦し、これがとてもよい効果を出していると思います。
しかも、世界のトップレースの経験者ばかりで
力があることは、1年を通じて十分にわかった。
あとは、どれだけ彼らと戦えるようになれるかが鍵で
いい刺激を貰っています(^^)

チームのオーダーとしては、このレースはポイントが
高い。来年のことも考えて、確実にポイントが
欲しいので、最低3人は完走すること。
力のある外人勢のエントリーが多いいので
多少消極的なレースになっても確実に。
というオーダーでした。
私は、ガチガチの優勝候補でない選手達と動いて
抜け穴を狙っていくか
後半耐えるレースにするか?の選択に迷っていたので
チームのオーダーでやることが明確になった。
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(写真:kuzuokaさん)

レースがスタートして
私は序盤に足がなかなか動いてくれないので
集団内でレースをこなしていく。
ただこなしていくのもつまらないし
折角のチャンスでもあるので、現在
Jプロリーダーでもある、ホセ、ビセンテ選手
ダミアン・モニエ、トマ・ルパといった強力選手の近くに
いるようにして、色々観察してみました。
アンカーの外人さんも、ホセも、シッティングにしろ
ダンシングにしろ、軽いギヤーくるくる回している。
私より1枚は軽いギヤーで。

2周目に、マトリックスのガルシア・ビセンテが
単独の飛び出し。(見てなかったけど、、)
その後、3週目に数名が追っかけに行って
ここで集団のペースが落ち着いた。
挑戦するなら、この追走でブリッチをかけるのもアリだね。
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(写真:kuzuokaさん)
ここで一旦呼吸を整えて、中盤から後半に向けて足を温存する。
殆どのチームは前に行っていないので、どうするか?
様子を伺った。
174キロと長丁場のレースではあるけど
力のある選手が前に行っているということは
のんびりしすぎるわけにもいかない。
しかし、大本命の、外人さん達は至ってマイペースだった。
彼らの様子をチェックしながらレースを走った。.facebook_-2006679813_20130924214143370.jpg (写真:kuzuokaさん)写真は心臓破りの坂。
心臓破りの坂もテンポで登る。
まだペースが上がっていないときは、できるだけここで
足を使わないように心がけていた。
.facebook_2020945432_20130924214213393.jpg(写真:kuzuokaさん)
集団で足を溜めて、次の動きに備える。
ラップタイムからのペース配分。
心拍、ペダリング、位置取り、コーナーリング
チームメイトや他の選手の位置の確認。
全て次への動きへの確認をチェックしつつ、頭を動かしていく。
徐々に差は開き先頭と7分差になった。
1周回6キロしかないこのコースで
7分はヤバイなぁ~。
徐々に追走モードに入る集団。

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(写真:kuzuokaさん)
そっから、チーム組織としてまず、動いたのがシマノ。
このスピードの変化に身体が順応できず、耐え切れず遅れてしまった。
ここで、私のレースは終わってしまった。
あっけなかった。
ここからご飯が始まるってところだったのだが、、
.facebook_-1817271119_20130924214248406.jpg (写真:kuzuokaさん)
同じく遅れてしまったメンバーと力合わせて走るが
力及ばず、前に追いつき集団復帰は難しかった。
(この写真が、先頭走っているようにしたいものです)
残念ですが、次のレースに気持ちを切り替えます。
私は残念でしたが、チームは最低3人の完走を達成し
来年に繋がる1歩を踏み出しました。
ただ、レースは完走することが目標でなく
勝つことが目標なので、そこに到達できるように
トレーニングを積んで行きます。

優勝は、なんと2週目から逃げ続けた、ガルシア・ビセンテ
がそのまま170キロ先行しきって優勝。
他の140名の選手を力でねじ伏せた。
こんな素晴らしい勝利、1回でいいから私もしてみたいです。

頑張ります。(^^)/
次は、クリテリウムレース走ります。