やがて、太鼓の音が舞台裏にも伝わってきます。
鬼たちは無線を耳に装着しており、
指揮官から「楽しんでいきましょう!!」と
心優しい励ましの声が。
しかし、鬼のお面で足元もよく確認できないというのに、
これから慣れない階段を下って
舞台まで到達しなければならないという現実に、
気が遠くなります。
前を歩く赤鬼の歩幅が私のそれと比べて異常に大きく、
ついて行くのに必死に。
次に、自分のとるべき動作を思い出すのも
ままなりませぬ。
やがて、よくわからないうちに、鬼神楽の始まりを告げる
全鬼そろって「おおぉお」のかけ声の場面に
「俺だけ、1拍遅れちまった」
気持ちを切り替えられずに、不安を引きづる
「青1」
演目は、容赦なく進む…
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