今年の夏は、3年ぶりに日本へ里帰りした。
滞在したのは6月下旬から8月下旬まで2ヶ月。
実家の大阪はすんごい暑かった。猛暑だったらしい。
3年前に帰ったときも猛暑だったので、母に、「あんたが帰ってくるときはいつも猛暑やな。」って、”猛暑の女”(なんか響きがかっこいいかも?)呼ばわりされた。
最初の一ヶ月間は、子供を地元の小学校に体験入学させてもらった。
行かせたのは、実家に近い大阪市内にある公立小学校。
私が通った小学校ではないけど、その隣の学校だ。
下の子は1年生なので問題はないと思ったけど、上の子は4年生なので、今回ついていけるか少し不安はあった。
3年前は上の子も1年生だったし、問題なかったけど。
いざ学校に入れてみると親の不安をよそに、子供たちは日本語が不自由なりに、結構楽しくやってみたい。
先生も親切にしてくださり、クラスのお友達もみなさん仲良くしていただいたので、とっても喜んでいた。
学校で何が一番楽しかったと娘たちに聞いたら、プールと給食(笑)だって。
今回彼女らの送り迎えしてて思ったけど、私が行ってた時(30数年前!!)と比べて、かなり学校のシステムが良くなってた。
なんと先生が教室に二人いらっしゃった。一人は担任の先生で、もう一人は補助の先生。
これだと、35人ほどいるクラスでも子供たちに十分注意を向けてもらえる。
それと、放課後の学童保育がめちゃめちゃいいなと思った。
放課後、最長6時まで学校で子供たちを、無料で誰でも面倒みてもらえるシステム。
そこでは、クラフトやら遊びやらいろいろ教えてくださる。
また、夏休みになっても、ランチ持参で、朝8時半から夜6時まで預かってもらえる。
これなら、お仕事してるお母さんたちも安心。
また、毎日日の丸がグランドに掲げてあったことにちょっと感動した。
学童保育にしろ、国旗掲揚にしろ、こういうのってやっぱ橋下さんが大阪改革してくれたからかな。
私が学校行ってた頃は、日教組の影響からか、平日学校で日の丸なんて見たことなかった。
おまけに、君が代や校歌さえも習わなかったし、小・中・高校(全て公立)とも入学・卒業式の時でさえ、君が代を歌わなかった。
今考えると、本当におかしな教育がなされていたなと。
アメリカの小学校では、毎日国旗と州旗が掲げてあり、毎朝胸に手を当てて国家に忠誠を誓う。(pledge)
うちの子も含めて、ほとんどの子が暗記してるぐらい。
日本の教育でおかしいと思うのは、日本の建国や天皇・皇族の事などについて詳しく教わらない。
海外へ出てみて初めて気付くのは、自国についてほとんど説明できないという事。
幸い今はネットが発達しているので、学校で教わらない事をいろいろ知ることができる。
「日本は現存する世界最古の国家」だということなども。
世界的に著名な歴史学者であるトウィンビーいわく、「12,3歳までに自国の神話を学ばなかった民族は100年以内に間違いなく滅ぶ」らしい。
日本最古の歴史書といわれる古事記には、日本の成り立ちや天皇誕生の話や神話が書かれている。
戦前には学校で教えていたのだが、敗戦後GHQが行った政策(日本弱体化が狙い)により、教えられなくなって、もう70年近く経つ。
学童の皆さんにいろいろお世話になった感謝の意をこめて、また子供たちにできるだけ日本の神話を知ってもらいたいという気持ちから、最後の日、子供向けの古事記の本を贈った。
みんな読んでくれるといいな。
よく分かる 古事記と日本人についての講義 竹田恒泰 先生
竹田恒泰氏:
慶應義塾大学講師(憲法学)
明治天皇の玄孫(孫の孫)にあたる