そして、9月にはドライブがてら埼玉県小川町へ。ここで和紙を買いました。
さらに10月。妻が出産する数日前でした。もちろんその時は急に出産するとは思っていなかったのですが妊婦を連れて山梨県。東名・清水IC(だったかな?)から山梨の峡南地方に入り、びっくりするくらい細い道を通ってたどり着いたのが早川町。先日「ケンミンショー」でもとある民家のほうとうが紹介された早川町です。それはそれはものすごい山村なのですが、名産は硯。「硯匠庵」といういかにも匠の工房ともいえるところでわざわざ雨畑硯を入手しました(しかも匠のレクチャー付き!)。
いよいよこの三種の神器を使う時がきました。中学校以来の、書道のお時間です。うーん、世界はまるでドラゴンボール。
ここまで半年をかけて気合いを入れて行おうと思ったのが、命名式です。
(※本来は赤ちゃんの生後7日の「お七夜」(※「初七日」と間違える人が多いらしいです)に厳粛に命名式を行うものらしいです。しかし出生届は役所にとうに出していましたし生後7日目の10月29日は仕事的にかなり大変な日だったので病院にすら行けない日でもありました。したがってかなり遅いのですが生後39日の今日、やることにしました)
3枚目で、なんとかちゃんとした命名書を書くことができました。
雨畑硯、匠が力説していたように滑らかな墨擦りができました。
小川和紙、扱いに慎重さが必要ですが、にじみもほとんどなく、かなり墨との相性がよかったです。
そして熊野筆! ・・・残念ながらその個性を理解できるほどの知識と感覚は皆無なのですが(笑)、約26年ぶりに筆を使う者でもちゃんと使えるものでした。むろん、それがよい筆の性能とも言えるかもしれません。
子どもの健やかな成長を願うべく気合を入れるポイントがかなりおかしいかもしれません(「単に旅行したいだけじゃん」はさておき)。ただ、節目の行事において日本各地の賜物に触れる旅というのもいいでしょう。
次は、かなり久々に雪国へ車で行きたいと思います(かなり不安なのですが・・・)。スタッドレスタイヤの性能を盲信しているのは数年前と変わらない私ですが。【この記述だけでどこへ行くつもりか分かった方、さすがです!】