ケアニン
今月17日に公開される映画
「ケアニン〜あなたでよかった」
舞台挨拶のお手伝いをしてきました
企画、特別協力、映画監修を務めた
藤沢市にある小規模多機能型居宅介護
「おたがいさん」の加藤忠相さん。
主人公の新人介護福祉士の大森圭が
勤める施設のモデルでもあります。
”認知症で困っている人の
困っていることを解決したら
ただのお年寄りなんですよ”
常にこう話している加藤さん
映画の中でも”徘徊”について
スタッフと一緒なら散歩ですと
加藤さん達が心掛けている
ケアが的確に表現されています
主人公を演じるのは戸塚純貴さん
なんとなく始めた介護の仕事に
戸惑う様子はリアルで本当に情けなく
私でも家族を任せて大丈夫かと
思ってしまう感じでしたが
気づきを得て成長していく姿は
微笑ましくて応援したくなりました
認知症を発症した”敬子先生”を
演じているのは水野久美さん。
勉強してしまうと演技になるので
真っさらな自然体で臨んだそう
息子役は山崎一さんでしたが
母親の認知症を受け入れられず
戸惑い苦脳する様子に頷く男性は
多いのではないでしょうか。
辛いという介護の仕事のイメージを
変えるだけでなく短い時間の中で
”看取り”に求められる家族の
覚悟まで丁寧に描かれています。
”ケアニン”とは愛情と情熱を持って
ケアに取り組む全ての人を表す造語。
介護職も人間ですので失敗もします。
”もっとこうしていれば”という想いは
必ず未来のケアに生かされるはず。
常に学び続けていくのも介護。。。
”認知症だから人生終わりではない”
最期まで生きる手伝いをするケアニン
試写会には知り合いの介護医療職が
沢山、足を運んでくれていました
加藤さん達の施設が特別ではなくなり
当たり前の暮らしが出来るホームが
全国各地で増えて欲しいと思います
「あなたでよかった」
専門職はそう思ってもらえるように
そして全ての人がそう思える
ケアニンに出逢えますように。。。
シンガーソングライターの
香川裕光さんが歌う「星降る夜に」
”支えていたつもりが支えられていた”
”忘れてしまっても僕が覚えてる”
甘い歌声と歌詞も胸に響きます
今月17日から全国順次公開の
映画「ケアニン」の情報はこちら☞
http://www.care-movie.com/sp/