血尿。 | .

血尿。

うおお!!!


トイレで用を済ませ、残尿を絞り出していると血尿が出た。

あれだね、生まれて初めて血尿出たけどかなりインパクトあるね。

精神的ダメージ半端ないね。

[血尿 原因]

でググる。

調べてみると思ってたよりも大したことがないことも多いらしい。

それでも膀胱癌やら前立腺癌とか素人を怖がらせることも書いてあるので一応泌尿器科へ。

調べてみると僕が住んでる近くには2箇所しかないらしい。

近い方へ行ってみると休みだったので、もうひとつの方へ。

着いてみると、え?まじでこれ病院?という様なボロボロの建物。

恐る恐る入ってみると、中も外観の期待を裏切らない汚さ。

すいませーん、と言うと奥からヨボヨボのおばあちゃんが出てきた。

しかも病院なのに普段着だ。

おばあちゃん「はい、どうしました?保険証ある?」

僕「昨日、血尿が出まして」

保険証を出しながら言うと、奥から更にヨボヨボヨボヨボなおじいちゃんが出てくきた。

おばあちゃんはおじいちゃんの耳元で叫ぶ様に言った。

おばあちゃん「けーつーにょーうが、出たんですって!!!」

うん、うんとおじいちゃんは頷くと僕の方を見て中へ入れとジェスチャー。

診察室もボロボロだ。

これ衛生的に許されるの?と思うほど汚い。

無言でカルテを書き出すおじいちゃん。

ヨボヨボヨボヨボにも関わらずドイツ語で何やら書いている。

まあ、見た目はこうだけど、キャリアも長いだろうし、言うてもお医者さんなんだから大丈夫か。

僕「昨日の夕方頃に一回だけ血尿が出まして。今日は一切出ないんですけど、小便をすると若干尿道が痛かったりします」

おじいちゃん「で、今日はどうしたの?」


僕「・・・え!?ですから、血尿が出たんですよね、昨日」


おじいちゃん「血尿?今日?」


僕「あ、いや昨日です。小便をすると少しだけ痛いです」


おじいちゃん「痛みは?」


僕「・・・。少しだけ痛いです」


おじいちゃん「じゃあ、おしっこ取ってきて」


トイレでコップを渡される。


僕「え?これ・・・にですか?」


渡されたのは100円ショップに売ってそうなガラスのコップ。


普通ここは紙コップじゃない?


このコップ絶対使いまわしてるよな。。。


おじいちゃん「うん、尿に問題ないね」


つづけておじいちゃんはズボンを下ろせと指示。


僕「あ、はい、パンツもですかね?」


頷くおじいちゃん。


金〇袋を結構な強さでニギニギしてくる。


僕「んんん。い、痛いです」


おじいちゃんは無言でひたすらニギニギ。


僕「なんかの病気ですかね?」


おじいちゃん「あれだな、きっと尿道の炎症だな」


ほんとか!?


これだけで分かるのか!?


もっと症状とか色々聞いてくれないの!?


おじいちゃん「マスターベーションのし過ぎじゃないのか?」


いやいや、中学生じゃないんだからそんなしませんわ。


僕「それより本当に尿道炎なんですか?」


おじいちゃん「抗生物質出しておくから」


僕「え、あのですから本当に尿道炎なんですか?」


おじいちゃん「えー?なに?」


僕「あ、もう大丈夫です」


おじいちゃん「抗生物質10日分出しておくから」


僕「え、そんなに飲まないといけないんですか?」


おじいちゃん「これ、抗生物質ね。朝と夜飲むんだよ」


僕「・・・。」


外に出て直ぐに、他の街の泌尿器科をググりました。