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2015年04月13日(月) 12時14分46秒

高級時計をくれるという謎のおっさん。

テーマ:ブログ

アトリエ近くの路地裏を歩いて店に向かう。


既に薄暗く肌寒い時間。


唐突に後ろから声を掛けられた。


おっさん「すいませーん」


後ろを振り向くとワゴン車の後部座席から顔を出す初老のおっさんが僕に手招きしている。


僕「はい?」


道に迷ったのかな?


ワゴン車に近づく。


おっさん「いや~お洒落な人で良かった」


僕「え?なんですか」


おっさん「実はね」


と言いながら箱の中から時計と金のネックレスを取り出す。


続けておっさんが言った。


おっさん「これ、貰ってくれないかな?」


僕「はい!?え、いいんですか?」


おっさん「いや今日さ。実は伊〇丹で展示やってたんだけど、この2個だけ売れ残っちゃってさ。これを会社に持ち帰っちゃうと社長に怒られちゃうのよ」


僕「はぁ」


おっさん「で、いま通りかかったらお洒落なお兄さんがいたからね。貰ってくれない?」


僕「まぁ、頂けるなら、ありがとうございます」


手を差し出すがまだ何か話してくる。


おっさん「これの時計〇〇〇なんだけど分かる?48万円もするのよ。このネックレスも15万」


僕「そんな高いのにいいんですか?ありがとうございます」


再び手を差し出すも、まだ話してくる。


おっさん「僕もさ。来月で定年なのよ。これ持って帰っちゃったら1500万円の退職金がパーなのよ。急に社長に今から来い!って呼ばれちゃってさ。捨てちゃうのもなんだしね」


僕「そうなんですね。すいません、ありがたく頂きます」


三度手を差し出すも、まだ話しかけてくる。


なんなんだ、このおっさん。くれる気ないの?


おっさん「でさ。これ売るなりなんなりしていいから貰ってくれない?その変わりと言っちゃなんだけど僕らにちょこっとでいいから気持ちの飲み代くらい貰えないかな?


うん、これ絶対詐欺だよね。


手元にあったi phoneで録音を開始。


おっさん「ん?どうしたの?電話?」


僕「いえ、何でもないです。で、この時計とネックレスって本物なんですか?」


おっさん「勿論!絶対に本物だよ。お兄さんいくら持ってる?」


確か財布の中には3万くらい入ってるはずだ。


僕「いやー、今手持ちが全然なくて1000円くらいですかね」


おっさん「いや~1000円じゃちょっとなぁ。お兄さん銀行でお金おろせないかな?」


うん、間違いなく詐欺師だねこいつ。


僕「お金おろすのはいいですけど、貴方の免許書を写真撮らせて貰って、車のナンバーも控えますけどいですか?ちなみに途中からこの会話を録音もさせてもらってますけど」


おっさん「え、え、う~ん、そ、それは会社にバレるとまずいからちょっと。。。じゃぁ、他の人探すね。ごめんね~」


そう言い残すと颯爽と車を走らせ闇に消えていった。


この詐欺は効率悪くないか?


そんでもって、仮に話が本当だったとしても売れ残った時計やらネックレスなんてあげたり、捨てたりしないでどっかに隠し持っておけばいいじゃん。





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