30歳のお初。
最近では珍しく2日連続の更新。
たまには仕事の話でも。
ついさっき30歳初めての撮影を終えてきました。
某大手レコード会社のヴィジュアル系バンドのPV、ジャケ写、アー写。
「昨日で30歳になったんですよ。」
と、現場のスタッフの方々に言ってみる。
「へーそうなんだ?あ、30歳になったの?大台に乗ったね。」
「えー青木君も、もう30歳なんだ。」
終わり。
「昨日、誕生日だったんだよね。」
アーティストの子達に言ってみる。
「あ、そう言えばフィッティングの時も言ってましたよね。誕生日の次の日が本番って。いくつになったんですか?30歳?へー見えないっすね。」
終わり。
まぁ、他人の誕生日なんてそんなもんだね。
僕も人に言われたらそんな対応するだろーし。
撮影はイイ感じでしたよ。
そう言えばヴィジュアル系のバンドを担当するのは初めてだった。
ゴスロリ系はやってるけどね。
そう言えば、4、5年前くらいに現場で一緒になった大御所のヘアメイクさんから言われた言葉を思い出す。
「ジャンルに関係なく、クライアントとアーティストに求められたものを完全に表現するのがプロでしょ。」
以前にもブログ書いたで森永博さんから言われた言葉を思い出す。
「ジャンルという垣根を飛び越えたモノづくりがサブカルチャーの本当に面白いところなんだよね。」
身に浸みる。
すっごい楽しかったな。
そして、またひとつ勉強になった現場だった。
結局はヴィジュアル系だろうが、ゴスロリだろうが、モードだろうが、ストリートだろうが行き着くところは唯一つ。
美しいものは美しい。
そしてそこに大した差なんて無いとつくづく思う。
ややこしい重複しちゃうけど、ヴィジュアル(見た目)じゃなくて精神の問題。
マインドが融合すればジャンルなんてつまらない垣根なんて余裕で飛び越えられる。
そんな人達と何かものを作るって最高なんだよね。
本当に最高の瞬間。
そして、自分が関わった全ての仕事に関して思うけど、心から今よりももっと売れて欲しい。
その為に自分は必死に準備する。
無駄な準備のが多くなる仕事だけど、無駄を惜しまずに。
無駄に無駄を重ねて、一応に一応を重ねて。
magmaのブログよろしく、ここで一句。
PV終えた 帰宅後のシャワーで 思わず曲を口ずさむ。(字余り)
お約束の業界あるある。