大日峠の歴史を歩む | 社会の窓まで ―飽くなき探求心―

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くだらないことに全力を注ぐ女、荒木麻由のロマンあふれる妄想全開突撃系ブログ
   
類稀なる発想力とバイタリティを遺憾なく発揮し、その真実にせまる!

 

「世界遺産に行きたい!」

 

 

という友人の一声から

 

 

「じゃあいこっか」

 

 

私の再訪は、唐突に決まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

湯の峰温泉に再訪!!

 

 

 

去年

日本最古の湯を求めて (前編)

日本最古の湯を求めて (後編)

で温泉目当てに訪問したわけなんだけれど。

 

 

今回は、熊野古道をがっつり歩くのが目的です腕。

 

 

体温調節しやすい恰好に、帽子にスニーカー。

ついでに虫よけスプレーまでして。

歩く気満々!準備万全だぜい!キラキラ

 

 

 

今回歩くコースに設定したのは

熊野大宮大社~湯の峰温泉までを歩く

「大日峠越え」というコース。

 

 

 

 

 

 

全部で3キロくらい。

所要時間70分の短い道のりなんだけれど

勾配の激しくて歩きがいのあるコースらしい。

 

最初は熊野大宮大社でお参りしてから、湯の峰温泉へ歩く予定だったんだけれど

逆走して、湯の峰温泉スタートで最後にお参りを持ってくることに。

 

昔の人は、参拝にこの道を通っていたんだもんねSAYU ハーブ

 

 

 

 

 

 

木の根っこが入り乱れて、階段みたいになってる。

 

ポストカードとかで見る景色の一つだよね。

きれいだ…きゅん

 

 

確かに段が高くて、勾配がきつい。

 

 

 

 

 

ゼーハーゼーハーゼーハー…

 

 

き、キッツイ……!!冷や汗

 

 

肺がきりきりするくらい息上がってる。

体力…おちたぜ……

筋肉は疲れていないんだけど、肺が…!

 

富士山上った時でも、もう少し楽だった気がするんだよ…。

 

階段状のものを上がり続けるのって、マジできっついわ。

 

 

湯の峰温泉のほうが標高が高いから

下りのほうが多いはずなんだけれど…

 

 

 

 

 

 

ひとやすみ茶

 

 

20分くらい歩いて、ようやく下りに差し掛かってきた。

 

もう汗ぼとぼと。

足震えてるし…(笑)

 

 

しかし下りになると、疲れ方も全然違うもので。

 

地獄のように見えていた森も

やっと美しいと感じるようになってきたよ。

 

疲れすぎて

「もののけ姫みたい」しか感想出てこないんだけどさw

 

 

 

 

 

 

そして、歩くことしばらく。

 

 

ようやく、人里の気配が!!!

 

 

 

 

 

 

スッゴイ景色だ…。キラキラ

 

 

奥にあるのは、大きな川なんだけど。

川の周りが砂漠みたいに広く開けてる。

 

なにもない。

 

なんなんだこの景色は…。

 

 

かなり

なにはともあれ…

 

 

 

峠を越えた!!ヾ(@^▽^@)ノ

 

 

 

疲れた…。

 

けど、終わってみたらすごい楽しかった!!!きがする!!

 

 

 

かなりの達成感満ち満ちながら町を歩いていたら

 

 

あれは!!!

 

 

 

 

 

 

大斎原大鳥居!!!

 

 

 

旅行雑誌で見たことあるぞ!!

日本一高い大鳥居ってやつだよね!

これがそうなのか…。

 

田んぼの中にどどんとそびえたっていて、すごい偉大さを感じる。

 

上の写真に、ちょっこだけ人がうつってるんだけど

ありんこみたいだ…。

 

 

 

 

 

でかい…。

 

 

その昔は、この土地に熊野十二所権現の神殿が1列に並んでいたらしい。

参拝するには音無川を渡らなければならず、自然に水垢離をとって身を清めてから参拝する神の聖域だった。

でも、水害で流れてしまったんだって。

 

今はここは、原っぱになって祠がちょこんとたっているだけ。

 

 

でも、ここに立ち込める空気は、外界とは少し違う。

 

透明で

圧力あって。

魂を感じる。

 

 

 

 

 

 

古来から熊野に行くことは

黄泉の国に足を踏み入れ、現世で疲れた体や心を癒してくれる

「蘇り(よみがえり)の地」とされていたんだって。

 

それも、今ならわかる。

そんな気がする。

 

 

今は、熊野大社は300Mほど移動して建立されている。

 

 

 

 

 

 

 

あらためて!

 

 

八咫烏の熊野大宮大社!!!

 

 

 

中は撮影禁止だから、外から。

八咫烏は神の鳥とされているというところから

サッカー日本代表のエンブレムにも使われているよね。

サッカー選手も、必勝祈願に来るらしい。

 

中に踏み入ると、なんとも神聖な雰囲気で包み込まれている。

 

 

前も、ここに来たことがあるんだけれど。

 

よりこの雰囲気を感じることが出来るのは

熊野古道での、修行のおかげなのかしら。笑

 

 

バスで鳥居前につけてきた人には、この感覚はきっとないだろうな。

 

 

 

 

5つの神棚を順番通りにお参りして

バスで湯の峰温泉へと戻る。

 

 

最後は、やっぱり湯でしめませんとね♪

 

 

 

 

 

 


萱葺き屋根の日本最古の湯小屋として
世界遺産に登録されている。

 

この日は、前にもたくさん人が入っていたみたいで

かなり薄められた形跡があったけれど(笑

 

 

 

◆含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉

 

日によって違う色を持つ湯。

お天気の状態もあって、すこしグレーっぽい白濁だった。

源泉温度は53度。

せまそうに見えるけれど、実は奥は広くなっていて

最奥の足元から自噴しているようなかんじかな?

 

関西では珍しい、硫黄系の温泉で硫黄のニオイもしっかり。

まろやかな肌触りは、相変わらずです。

 

 

 

 

神々の聖地と

神々の湯に入って。

 

心も体も、洗われたんじゃないかな♪

 

 

すっかり満足満足の私です(*^^*)♥

 

 

 

何度来ても飽きそうにない。

 

そんな場所。

 

 

だからこそ、世界遺産なのかもしれない。