小峠山の話 | 大池田のがらくた箱

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ブログで小説を載せている大池田です(。・ω・)ノ゙ここでは登山日記(小説)を中心に載せていこうと思っています。

山 名:小峠山


所在地:奈良県上北山村


標 高:1,099m 難易度:★★★(5段階評価)


登山年月日:平成15年3月9日(日) 天候:晴   同行者:なし


登山日誌


 小峠山は北山村にある山であり、以前より登山口を調査するものの、それらしきものを
見つけることができなかった。昭文社の地図では前鬼口の近くから上れることとなってい
たが、それらしきものは見あたらなかった。
今回インターネットで登山口を知ることとなり、欣喜雀躍。早速登ることにする。


大池田の登山日記

奈良交通 水尻バス停

 

 登山口は意外なところ、奈良交通バス停「水尻」であった。何十回と前を通っていたの
だが。バス停水尻より約20m登ったところにセメントの階段があり、登山口はここであ
る。国道からは見えない所、階段上部の手すりの上に申し訳程度の案内板がつけてある。
少し登ると小さな墓地があり、尾根沿いにしっかりした道がついている。
 


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見にくいですがコンクリートの階段です。



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階段を上るとこのような道標が・・・。


 手入れされた檜林が延々と続く。案内板はほどんとなく、赤と黄色のテープ及び赤スプ
レーの丸印が目印。山が深いため見失えばただでは済まない。猟期の時は奈良のハンター
が入るだろう。慎重な行動が必要である。
 ただ、脇道がなく、尾根沿いに進めば良いので、慣れた人には登りやすい。登り口から
急登。踵が痛くなる程の急傾斜だ。しかも直登、高所を求めて一直線に登る。


 登り口から45分、675mピークに到着。ここに道標あり。下りの時には別の峰に入
りやすいため設けられたのであろう。迷って入らないよう、芝が数本積んである。
ここより傾斜は少し緩くなる。雪の跡が見られるようになる。風も強くなり寒さが厳し
い。北山村は尾鷲に比べ気温が低く、あまり寒い時期は登山は遠慮した方がよいだろう。
登る人は誰もなく、熊の恐怖が頭を覆う。雪で足場が悪くなると滑らないか不安である。
単独登山はすべての責任を自分で取るしかなく、滑って足を折ればそれで終いである。


 登り初めて1時間30分、道が平行になる。標高900m。これで終わりかと思えば、
そう甘くはない。再び息をつく急登、急登。あえぎながら高度を稼ぎ15分、開けた所に
出る。恐らくピーク926m。鹿の食害予防のためのフェンスがある。木が伐採され池原
ダムの貯水池や国道が見える。少し下って最後の登りに入る



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(写真若い頃のですね。池原ダムが見えます。登山道に鹿のネットが張られています)

伐採されて景色は良いが足場が悪く、下りは注意を要する。鹿のフェンス沿いに進み、
やがて地獄の登りは終わり、なだらかになる。積雪約2cmだが、気温は2度程。風強し。

登り始めて約2時間20分、やっと山頂に着く。



大池田の登山日記


 山頂は山名板の他、何もない。孔雀岳が見えるらしいが雲のためわからなかった。寒く
て長く居られるものではない。冷たくなったおにぎりと三ツ矢サイダーで食事、うまいわ
けがない。知人にメールを送ると「ああ、そう。」という返事。登らんとわからんよなあ、
この苦労。まあ、好きでやってんだけどね。



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(かなりぼけてしまっていますが、山頂の写真です)
 

 下りは慎重に。山が抜けたところがあるので、注意。滑らない限り大丈夫だけどね。下
りは約1時間30分。もとのバス停に戻る。同じ道に戻るのが一番確実である。山頂から
奥山に道は延びてるけど入らない方が無難だろう。

 

 バス停には午前中2本のバスが運行するようになっていたが、一つは朝早くだし、あて
にならない。自家用車で行くのがベスト。バス停に車を止めると住民に迷惑である。10
0m程国道を北に進むと白川橋があり、このたもとに7~8台の車が止められるから、自
動車はここに止めよう。
帰りは下北山村の温泉に入るのもよいだろう。


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