おかえり。ただいま。7(櫻葉篇:おまけ) | 櫻葉小説~嵐と一緒に日向ぼっこ~

櫻葉小説~嵐と一緒に日向ぼっこ~

櫻葉・大宮中心の妄想BL嵐小説を書いています。
かなり偏った内容になっております。
ご理解のあるかたのみご覧ください。

たまに日常のこともつらつら載せてます。


※無断での話・内容転写利用禁止
※アメともピグともは受け付けていません

うんまいな~



一緒に食べてるはずなのに



俺ばっかり口を動かしてて



雅紀はコーヒーを飲んでる・・・・・



さっきから

ニコニコして。



TVでは

ずっとオリンピック競技を放送していて・・・





「お前も食えよ」



食べない雅紀にそう声をかけるのは3度目。





「食べてるよ」



ニコニコ顔のまま

サラダを口にしただけの雅紀。

しかもたいして食ってない。

三口・・・食ったかどうかじゃね?



逆に

俺の口は忙しなくて

食べたり、リオの話を弾丸な感じしたり

いつもの倍は働いてる俺の口。





雅紀があんまり食べないのは気になるけれど

俺の口が止まらないのは

多分雅紀のせい・・・もある



どんな話をしても・・・

例えば

すごく細かな話題でも

反応が欲しい時に口を挟んできて乗ってくれる。



すっごい

幸せそうな顔して・・・



美味いご馳走食って

言いたいこと言って大満足なのは俺なのにな・・・



「雅紀さ・・・」



腹が満足してきたころ

やっと気が付いた。



「なに?」



「相当見てたんだな・・・オリンピック」



たしかにLINEのやり取りで

夜中起きてたのは知ってたし

逐一反応はあったけど・・・・



俺は取材があるし

どこまでがっつり見ていたかは知らない・・・





だけど

この反応の速さや良さ・・・



勘はいい方だし

スポーツ好きだからっていうのもあるだろうけど

それだけじゃない。



マジでリアルに見てたんだな。



「ん・・・。

楽しかったもん。

時間なんか気にならなかったし

翔ちゃんの雄姿もいっぱい見られたし」



雅紀は

ずっと

俺の顔を見て目を細めた。



でも

どこか遠くを見ているようなそんな視線。



思い出してる・・・顔。







画面の向こうの俺を想ってくれていた顔・・・・。



それはずるいよ・・・。



「食えよっ」



今度は

俺が泣きそうになる。



「おなかいっぱいだよ」



たいして

箸なんか動かしてないくせに・・・・・



何言ってんだよ。



「仕事だろ。

食ったら出なきゃいけないんだから

しっかり食えって・・・」



「心配しなくって大丈夫だよ。

俺、マジおなかいっぱいだから」



雅紀がそう言いながら手を胸元へ持っていき

シャツの胸元を引っ張った。



「そんなんで腹の足しになんかなるわけね~・・・・」



俺自体が

腹じゃなく胸いっぱいにしてるって

わかって



嬉しくて

照れて・・・・




 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 




 


 


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