大ウソこいて・・呆れた・・(´・д・`) | 私にとって人間的なもので無縁なものはない

大ウソこいて・・呆れた・・(´・д・`)




東京五輪決定でフクイチはより世界から注視され、その実態が明らかになるだろう(秋葉龍一)
http://akiba1.blogspot.jp/2013/09/blog-post_8.html
2020年夏季五輪が東京に決まった。

これにより、トウキョウとともにフクシマ、そうフクイチが、いやがうえにも海外メディアから注視されることになる。

日本政府はこれまでのような杜撰と虚偽に満ちた原発事故対策や放射線防護対策で済ませられなくなる。

お手上げの汚染水問題など原発事故処理の実態。強制移住が必要な地域にいまも多くの人が住むなど環境放射線の実測値。15万人にものぼる事故避難者への国と東電の非情な対応。そして子供の甲状腺がんなど放射線障害の急増。

これらの事実が海外に明らかになるにつれ、日本政府への非難がたかまり、ついには東京五輪参加を辞退する国や選手、チームが続発することを、日本政府は懸念しなければならなくなる。

今後、五輪施設の建設よりもフクイチ対策を優先させなければならない。

そうでなければ五輪開催は中止へと追い込まれるだろう。

「東京五輪開催」へのゴールにたどりつくには、険難なハードルが無数に待ち受けている。


汚染水めぐる首相発言に福島から
「あきれた」「違和感」
(スポニチ)
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/09/08/kiji/K20130908006580330.html
「状況はコントロールされている」。安倍晋三首相は、国際オリンピック委員会(IOC)総会で、東京電力福島第1原発事故の汚染水漏れについて、こう明言した。しかし、福島の漁業関係者や識者らからは「あきれた」「違和感がある」と批判や疑問の声が相次いで上がった。

 「汚染水の影響は福島第1原発の港湾内0・3平方キロメートルの範囲内で完全にブロックされている」とも安倍首相は説明した。だが、政府は1日300トンの汚染水が海に染み出していると試算。地上タンクからの漏えいでは、排水溝を通じて外洋(港湾外)に流れ出た可能性が高いとみられる。

 福島第1原発で収束作業に当たる30代の男性作業員は「そんなことを言ってしまって大丈夫なのか」と指摘する。

 地上タンクの設置に携わる作業員仲間からは「簡単に解決しそうにない。深刻だよ」と聞かされる。汚染水問題以外にも、敷地内では突然放射線量が上がるなど、細かいトラブルも絶えない。「廃炉まで、これから何十年もかかる。発言には違和感がぬぐえない」と強調した。

 原発事故のため、福島県の漁業は全面的に中断している。9月に事故後初の試験操業を始める予定だったいわき地区の漁協も、実施の延期を決定。福島県いわき市の漁師、吉田久さん(62)は「国の対策が後手後手だったから汚染水漏れは悪化した。『国を挙げて対応するので安全だ』との主張には違和感がある」としながらも「東京開催は世界から(福島を)認めてもらえたようで、多少は救われた」とも話した。

 いわき市の別の漁師(64)は「汚染水の問題は、これから何十年もわれわれに付いて回るだろう。首相があのような発言をした以上、国が全面的に取り組んでくれるものと信じたい」と語った。

 京都大原子炉実験所の小出裕章助教(原子核工学)は「何を根拠にコントロールされていると言えるのかが分からない。あきれた。安易な発言をしても、約束を破ることになるだけだ」と厳しく批判する。

 政府は原発の周囲に凍土遮水壁を設置し来年度中の運用を目指すとしているが、小出助教は設置までは汚染水が垂れ流しだし、設置しても、どれだけ漏えいを防げるか疑問だと切り捨てた。



IOC総会で安倍総理が全世界に向けて語った4つの嘘 ~嘘のアスファルトでぬかるみのような真実が舗装される
(岩上安身のニュースのトリセツ「IWJウィークリー第16号」より)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/100898
 日本時間8日の明け方、2020年夏季オリンピックの開催地が、東京に決定しました。東京での開催は、1964年以来2度目。日本でのオリンピック開催は、1972年の札幌、1998年の長野の冬季五輪と合わせ、4度目の開催となります。

 すべての五輪を知る世代の一人として、そして無類のスポーツ好きの一人として、手放しで二度目の東京五輪開催を喜びたいと思っています。本来であれば。


 ですが、本当に残念なことですが、その招致のクライマックスで、喜びや期待に冷水を浴びせられ、今、ひどく憂鬱な気持ちにさせられています。

 IOC(国際オリンピック委員会)総会が行われたブエノスアイレスには、東京都の猪瀬直樹知事に加え、サンクトペテルブルクでのG20を終えたばかりの安倍総理も駆けつけ、プレゼンテーションを行いました。

 そこで、安倍総理の口から発せられたのは、次のような驚くべき発言でした。

 “The situation is under control .”(状況はコントロールされている)

 「状況」とは、福島第一原発の「状況」を指します。安倍総理は、国際社会に向けて、福島第一原発をめぐる状況は「コントロール」されている、と宣言したのです。さらに、ノルウェーのIOC委員から、福島第一原発の状況について聞かれた安倍総理は、次のように述べました。

「まず、結論から申し上げますと、まったく問題ありません。新聞のヘッドラインではなくて、事実を見ていただきたいと思います。汚染水による影響は、福島第一原発の港湾内の、0.3平方キロメートルの範囲内で完全にブロックされています。

 福島の近海で、私たちはモニタリングを行っています。その結果、数値は最大でもWHOの飲料水質ガイドラインの500分の1であります。これが事実です。

 そして、わが国の食品や水の安全基準は、世界でも最も厳しい基準であります。食品や水からの被曝量は、日本どの地域においても、100分の1であります。つまり、健康問題については、今までも、現在も、そして将来も、まったく問題ないということをお約束いたします。

 さらに、完全に問題のないものにするために、抜本解決に向けたプログラムを、私が責任をもって決定し、すでに着手をしております。実行していく、それをお約束いたします」


http://youtu.be/zJK-DZpGNOE

 私は真夜中に、地球の裏側のブエノスアイレスで、自国の総理が国際社会に向けて、真っ赤な嘘を公言していることを知り、愕然としました。

◆汚染水は港湾内にブロックされていない◆

 安倍総理は、「事実」を見ていただきたいと大見得を切りながら、「汚染水による影響は、福島第一原発の港湾内の、0.3平方キロメートルの範囲内で完全にブロックされている」などと述べました。しかし、これは「事実」ではありません。

 8月19日、福島第一原発の貯水タンクから、毎日300トンもの高濃度汚染水が漏洩したことが発覚しました。この高濃度汚染水は、1リットルあたり8000万ベクレルにも達し、合計で、これまで24兆ベクレルが漏洩したことになります。原子力規制委員会は、この事故を国際原子力事象評価尺度(INES)の「レベル3(重大な異常事象)」に該当すると発表しました。

 9月5日、この汚染水が、地下水に到達していたことが明らかとなりました。汚染水の漏洩が発覚した貯水タンクの周辺に掘った観測用の井戸から、ストロンチウムが1リットルあたり650ベクレルという高い値で検出されたのです。

 さらに東電は、2011年4月4日から10日にかけて、港湾内に1万393トンの放射能汚染水を意図的に放出しました。含まれる放射能の量は、ヨウ素131やセシウム137など計1500億ベクレルにもおよびます。

 そして東電は、9月1日、港湾内の海水の44%が港湾外の海水と交換されていることを明らかにしました。これは、一日あたりの数字です。すなわち、港湾内の汚染水は、一日で半分の量が外洋の海水と交換されているのであり、汚染水が、「港湾内で完全にブロックされている」という安倍総理のスピーチは、「完全な虚構」に他なりません。東電自ら認めている通り、そして常識で考えれば誰でも理解できる通り、港湾内の汚染水は海洋へと拡がっているのです。

◆日本の食品安全基準は、世界で一番厳しくはない◆

 安倍総理がついた嘘の第2点は、「食品の安全基準は世界で一番厳しい」という、誰でも見破れる嘘です。

 政府は2012年4月1日、食品中の放射性物質に関して、新たな基準値を設定しました。食品からの被曝線量の上限を年間1ミリシーベルとし、野菜や米などの一般食品は1キロあたり100ベクレル、牛乳や乳児用の食品は1キロあたり50ベクレル、飲料水は1キロあたり10ベクレルとしました。

 しかし、チェルノブイリ原発事故を経験したウクライナでは、パンは1キロあたり20ベクレル、野菜は1キロあたり40ベクレル、飲料水は1キロあたり2ベクレルと、日本よりも厳しい基準値を導入しています。日本の食品の安全基準が、世界で一番厳しいなどというのはとんでもないデタラメです。

※厚生労働省HP 「食品中の放射性物質の新たな基準値」【URL】http://bit.ly/GYlx4P

◆食品や水からの被曝量は、基準値の100分の1ではない◆

 安倍総理がついた嘘の第3点は、「食品や水からの被曝量は、日本のどの地域においても、100分の1である」という嘘です。

 2月28日、東電は港湾内で採取したアイナメから、1キロあたり51万ベクレルの放射性セシウムを検出したと明らかにしました。これは国の食品基準値の5100倍と、極めて高い数字です。安倍総理は「日本のどこでもこの基準の100分の1」などと大ボラを吹きましたが、100分の1どころか、5100倍ものサンプルが、現に発見されているのです。

$私にとって人間的なもので無縁なものはない
(福島第一原発港湾の図)

 51万ベクレルを検出したアイナメは、上図のFの位置で捕獲されています。まさに、港湾内と港湾外の境界となる位置です。汚染水が港湾外に広がっていく境界線上で検出された、象徴的なサンプルだといえるでしょう。

◆健康被害はすでに出ている◆

 安倍総理がついた嘘の第4点は、「健康問題については、今までも、現在も、そして将来も、まったく問題ない」と述べたことです。これほど明々白々な嘘はありません。

 福島第一原発事故の影響を調べている福島県の県民健康管理調査検討委員会は、8月20日、甲状腺がんと診断が確定された子供の人数が、18人にのぼると発表しました。安倍総理は、福島で広がっている健康被害と被曝とは関係がないと、「今までも、現在も、将来も」言い張るつもりなのでしょうか。

※甲状腺がん確定18人に 福島の健康調査(8月20日、msn産経)
【URL】http://on-msn.com/1d1Dkrc

 このような発言は、チェルノブイリ事故が起こったソ連でも、ソ連崩壊以後のウクライナやベラルーシでも、いかなる指導者も口にしなかったことです。プロパガンダばかりで少しも「プラウダ(真実)」を見出だせなかったあのソ連以下の国なのだ、と思い知らされて、恥入るばかりです。

 安倍総理が、このような発言を国際社会に向けて公然としたこと、そしてIOCが東京をオリンピックの開催地として選んだことは、結果として、福島第一原発事故の影響を過小評価し、健康被害を隠蔽するための口実として利用されることになりかねません。

 安倍総理は、「状況はコントロールされている」と、世界に向けて高らかに宣言しました。しかし、福島第一原発の状況は、「コントロール」とはほど遠い状況にあります。

◆行き場のない汚染水とタンク◆

 福島第一原発1号機から4号機の原子炉建屋とタービン建屋の地下には、毎日400トンの地下水が流れこんでいると推定されています。この地下水もまた当然汚染しているため、地上のタンクで保管する必要があります。しかし、地上のタンクが漏洩していたとなると、この地下水は行き場をなくしてしまいます。早急に新しいタンクを用意しなくてはなりません。

 しかし、汚染水を入れ替えるための溶接タンクを増設するスペースがどこにあるのでしょうか? 森を切り開いてタンクを林立させた敷地内は、すでにいっぱいです。増設のためには、周辺の土地を買い取るか、接収するしかなさそうですが、立地の自治体や周辺の住民、地権者とそんな交渉に入ったなどという話は、まったく聞こえてきません。

 仮に新たに溶接型タンクを設置するスペースが確保できたとしましょう。そして、既存のボルト締めタンク300基以上から、溶接型のタンクに無事、汚染水を移すことができたとしましょう。

 その後、空となったボルト締め型タンクはどうするのでしょうか。これらは放射性廃棄物となります。スクラップにして、そこら辺に投棄して許される代物ではありません。300基ものタンクの適正な保管場所を確保しなくてはなりませんが、そんなメドは立っていませんし、そのための場所探しに東電が必死になっているという気配もありません。

 日本政府は3日、汚染水対策として、470億円の国費を投入するという基本方針を発表しました。地下水の建屋への侵入を防ぐ凍土遮水壁の建設に320億円、浄化設備の改良に150億円をあてるとしています。急を要するはずのタンクの増設費用は計上されていません。国も、汚染地下水の汲み上げと保管に本気になっているとはいえません。

◆汚染水の放出には半世紀以上かかる◆

 不可能なことは、まだあります。

 政府は、150億円をあてて、多核種除去装置(ALPS)を改良するといいます。しかし、多核種除去装置を改良したとしても、トリチウムという放射性物質を除去できないことに変わりはありません。

 東電の資料には、福島第一原発の汚染水に含まれるトリチウムの量は、1リットルあたり500万ベクレルであると記載されています。一方、同じ資料には、保安規定で示されているトリチウムの年間放出量は、22兆ベクレルとなっています。つまり、多核種除去装置を用いた場合でも、放出することができる汚染水は、年間440万リットル(22兆÷500万=440万)ということになります。

※「福島第一原子力発電所でのトリチウムについて」
(東京電力HP 【URL】http://bit.ly/ZNDI6X

 440万リットルを換算すると、4400トンになります。福島第一原発の構内には、24万5000トンの汚染水が滞留していると言われているので、すべての汚染水を保安規定を守って放出するとなると、55年以上かかることになります(24万5000÷4400=55.68…)。

 保安規定を守ると、汚染水の放出には、なんと半世紀以上もかかるのです。この間の汚染水の取り扱いについて、東電はなんら具体策を提示できていません。

 以上の経緯を踏まえると、政府と東電は解決策として、一つのことを考えているとしか思えません。それは、汚染水の海洋放出です。

 原子力規制委員会の田中俊一委員長は、9月2日、外国特派員協会で記者会見し、「必要があれば、放射性濃度が基準値以下のものは海に出すことも検討しなければならないかもしれない」と述べました。保安規定を守るのならば、半世紀以上かかるのですが、それほど大量の汚染水を長い年月かけて放出し続けてゆく、と宣言したに等しい発言です。

※2013/09/02 外国特派員協会 田中俊一 原子力規制委員会委員長 記者会見
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/99510

◆世界から向けられる厳しい視線◆

 このような、政府と東電の対応に対し、世界は厳しい視線を向けています。

 9月5日、ニューヨーク・タイムズは、1面に福島第一原発の写真つき記事を掲載し、日本政府と東電の汚染水対策を厳しく批判しました。2020年五輪開催を決定するIOC総会当日の朝刊です。記事は、日本政府の対策は危険かつ技術的に複雑で費用がかかると指摘し、汚染水への対応について、日本政府と東京電力の危機管理能力に疑問を投げかけています。

※Errors Cast Doubt on Japan’s Cleanup of Nuclear Accident Site (ニューヨーク・タイムズ 9月5日【URL】http://nyti.ms/161IbEe

 ニューヨーク・タイムズの批判はほんの一例に過ぎません。この夏の世界中のメディアのトップニュースは、シリアと福島第一原発の汚染水問題でした。

 科学雑誌「Nature」は、9月3日に福島第一原発に関する論説を掲載しています。

※Nucler error―Japan should bring in international help to study and mitigate the Fukushima crisis (【URL】http://bit.ly/1fxjYHi

 記事は、「福島第一原発の事故は東京電力の手には負えない」としたうえで、「政府が先頭に立って対応するということを決めた時期が遅すぎる」と日本政府を批判。さらに、報道の遅れや監視体制の甘さをあげ、海外の専門家に助けを求めるべきだと述べています。

 しかし、そんな批判を日本政府は、正面から真剣に受け止めたとは思えません。

 日本政府が、とってつけたように国費投入を決めた真の理由は、東京へのオリンピック招致決定が目前に迫っていたこと以外に考えられません。

 安倍総理は9月4日、ブエノスアイレスで開かれる国際オリンピック総会でプレゼンテーションを行う考えを示し、「政府が前面に出て完全に解決していく。抜本的な措置を断固たる決意で講じており、7年後の20年には全く問題ないとよく説明したい」と語りました。

※汚染水漏れ「五輪時には解決」=安倍首相(時事通信、9月4日【URL】http://bit.ly/15rDUXu

 安倍総理がここで述べた「解決」とは、いったい何を指すのか不明です。福島第一原発事故の収束作業は、まだ始まったばかりです。

 今年の11月から、4号機の原子炉建屋から1533本もの使用済み燃料を取り出し、隣の共用プール建屋へ移動する作業が、ようやく始まるところです。使用済み燃料の取り出しは、4号機の後、1号機、2号機、3号機と続きますが、東電はその工程表をいまだに示せていません。

 安倍総理が述べた「解決」が、汚染水漏洩の問題だけを指すのだとしても、それは、前述の通りまったく見通しの立っていない話です。東電も政府も、日々増え続ける汚染水を貯める溶接型タンクの増設計画も示せず、放射性廃棄物となるボルト締め型タンクの保管場所のあてもありません。

 それに加えて、使用済み核燃料の取り出し作業が、万々が一でも失敗し、燃料棒が何かにぶつかったり、落としたりして破損した場合、大量の放射性物質が飛散する可能性もありえます。そうなると、東京での五輪の開催どころではない。東京は、人の住めない街になってしまうかもしれないのです。

※五輪招致と汚染水問題の背景には、緊迫の度をますシリア情勢が深く関わっています。この続きは、メルマガ・IWJ特報第98号「「8月21日の謎」に肉薄する。五輪、汚染水、シリア、そしてTPP~嘘のアスファルトでぬかるみのような真実が舗装される」で詳細に論じています。ぜひ、「まぐまぐ」で「IWJ特報」をご購読ください


【五輪東京決定】復興が遅れる可能性について。- 2013.09.08

http://youtu.be/NKfmtKgGn48
【お祭り騒ぎで原発・被災地復興が遅れる可能性!?】
20年五輪:東京開催決まる IOC総会で決定
http://blog.goo.ne.jp/sithux7/e/29149494669f44c041f8d0979d6a46f6
2020年五輪:東京開催が決定 56年ぶり2回目(毎日新聞)
東京五輪開催決定 決選でイスタンブールに60対36(朝日新聞)
2020年五輪 東京が開催都市に決定(NHKニュース)
東京五輪決定 イスタンブールと決選制す(日刊スポーツ)
閖上地区の復興遅れ、住民反発も 宮城・名取市が説明会(朝日新聞)
五輪招致、都議選争点にならず 立ち退き都営住宅住民困惑(日本経済新聞)
ベビーカーおろすんジャー 杉並区長が「素晴らしい!」(東京新聞)
$私にとって人間的なもので無縁なものはない-ベビーカーおろすんジャー



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◆小出裕章ジャーナル~第35回
【放射性物質からどうやって子供を守るのか?】2013/09/07

http://youtu.be/oZqIgFnLiaw
聞き手:
今日は「母乳と放射性物質について」というテーマでおうかがいします。チェルノブイリ事故の時に、お母さん方の母乳を1リットル調べて欲しいと頼まれたことがあるそうですが・・・

小出さん:
チェルノブイリから放射能が飛んできまして、日本で採れるものもさまざまなものが汚れたのです。その中で日本に住んでいる母親の母乳を調べてくれ、という依頼が届きまして、それをやったことがあります。
$私にとって人間的なもので無縁なものはない-降下した放射性物質の月別推移

聞き手:
その結果はどうだったのですか?

小出さん:
1リットルの母乳を私は頂きまして、その母乳を測定したところ、ヨウ素131という放射性物質が1ベクレルを超えて含まれてきました。本来はゼロのはずなのですけれども、1ベクレルを超えて含まれていて、こんなところまで来るんだな、そして、母乳にまで出てしまうんだな、と思った記憶があります。

聞き手:
そうすると、今回も母乳に放射性物質が含まれる可能性が高いということですか?
$私にとって人間的なもので無縁なものはない

小出さん:
当然、福島の母親の母乳の中にはヨウ素があったはずです。今、数字をはっきり覚えていませんが、1リットル当たり1ベクレル、あるいは、零点何ベクレルというものがあちこちであったと思います。
私にとって人間的なもので無縁なものはない-母乳の放射能汚染に関する調査結果

聞き手:
何か防衛する手段はあるのですか?

小出さん:
要するに、母親という生き物を含めて、この環境の中で生きているのですね。環境が放射能で汚れてしまえば、そこで生きている生き物の体が汚れることは基本的には避けることができないと思って頂くしかありません。

ただし、程度の問題で皆さん、もちろん少しでも下げたいと思うでしょうし、そのためにはもちろんやることはたくさんあります。例えば、母乳が汚れるということは母親の体が汚れているわけですけれども、呼吸で吸い込む放射性物質を減らす、食べ物で取り込むものを減らす、或いは水道水の中の汚れを減らす、というようなことはなにがしかできるわけですから、やるべきだろうと思いました。

聞き手:
母乳が含まれているからといって粉ミルクにすればいいというわけではないのですね?

小出さん:
もちろんですね。赤ん坊というのは、母乳で生きているわけですけれども、母乳の汚染というのは極力避けるというのはもちろん、大切なことですね。

ただ、母乳をやめて粉ミルクにしたとしても、粉のまま舐めさせるわけではないのですね。水道水を沸騰させてそれに粉ミルクを溶かして冷やして与えるということをやるのと思いますが、当時は水道水も汚れていたのです。
私にとって人間的なもので無縁なものはない-福島県内の水道水中の放射性物質検出量の推移
日本の福島の事故の後で、東京の金町浄水場の水も汚れているという話がありましたけど、水道水自身が汚れてしまっているわけですから、粉ミルクを溶かしたとしてもやはりだめなわけです。

聞き手:
家庭の水道の蛇口につける、活性炭の入った浄水器などで取り除くことはできるのですか?

小出さん:
ある程度はできるのだろうな、ということはチェルノブイリの時も思いましたが、今でもある程度はできるはずだと思っています。

ただし、チェルノブリの事故の時に母乳の汚染を検出したお宅ですぐにやったのです。水道水そのままではなくて、活性炭をつけて、活性炭でヨウ素、あるいは他の物質を取り除いて、母親自身をきれいにしようと努めたことがあったのです。

暫く活性炭の浄水器を使っていて、ひと月ぐらいだったと思いますが、使った後に活性炭ももらったのです。その活性炭の放射性物質を測定してみたのです。残念ながら、私の期待したようには、活性炭は有効ではありませんでした。

聞き手:
家庭でできることと言えば、蛇口に活性炭をつけることしか思いつかないのですけど・・・

小出さん:
食べ物の汚染の低いものを妊婦の方は食べる。あるいは、小さな赤ん坊を持っている母親は汚染の高い食べ物を避けるということをやるべきだと思います。

今、日本というこの国では1キログラム当たり100ベクレルという基準値を決めて、それ以下ならば安全だから気にするな、という作戦に彼らが打って出てきてしまっていて、ひとつひとつの食べ物がどこまで汚れてしまっているかを私たちが知ることができない状況においやられているのですね。


ですから、私は気をつけて下さいと、どなたにもお願いをしますけど、多分できないと思います。


聞き手:
1キロ当たり何ベクレルかきちんと表記して、消費者が選べるようにやるべきだと、小出さんは以前からおっしゃってましたね?

小出さん:
そうです。それが何よりも大切なことであって、消費者が自分で判断できるようにするのが本当の民主主義だと私は思うのですが、残念ながら、この日本というのはそうではなくて、お上が決めた方針が全て正しいと、それでやれといわれているのですね。

庶民の方が。本当ならば、私たち庶民、あるいはひとりひとりの個人がちゃんと情報を得て、判断できる形を作らなくてはいけないわけで、そのような形が作れるように、それぞれの生きている現場で行政に働きかけるなり、選挙というものがどこまで有効か私はますます疑問になってきましたけど、選挙の時にきちんとした候補者を選ぶとかですね、やはり、有効な手だてがありませんけど、仕方がないのでひとつひとつやるしかないと思います。
$私にとって人間的なもので無縁なものはない
聞き手:
そういうことですね。はい、今日もありがとうございました。


母乳調査・母子支援ネットワーク
http://bonyuutyousa.net/


あらかじめ計算された放射線による死:
EUと日本の食品放射能汚染制限値

フォードウォッチ
IPPNW(核戦争防止国際医師会議)ドイツ支部との共同作成
http://www.strahlentelex.de/calculated-fatalities_jp.pdf
はじめに

福島第一原発の原子炉からは、依然として放射能が放出されています。人間と環境にたいへん大きなリスクをもたらすことが考えられます。残念ながら、放射線被曝の規模に関して信頼できる情報がありませんが、被曝が日本の人々を数十年に渡って苦しめることだけは確かだと思われます。その原因が食品となるのです。
福島やチェルノブイリで起こったような原発事故の後、セシウム137のような放射性核種(訳注:放射性物質とも)が食品から体内に入るのは、 長期に渡って人間の健康にたいへん大きな危険をもたらします。そのため、放射線のリスクから守る目的で公的に規定された食品内の放射性核種の含有量の上限値ないし制限値には、特別の意義があります。
フクシマ原発事故は、チェルノブイリ原子炉爆発事故の場合もそうでしたが、有効な制限値が市民にどういう保護を保障してくるのかと、新たに疑問を投げかけてくれました。この問題に答えるため、フードウォッチはドイツ放射線防護協会のトーマス・デルゼー、セバスチャン・プフルークバイルの両氏に本レポートにあるスタディの作成を委託しました。
レポートは、IPPNW(核戦争防止国際医師会議)ドイツ支部と共同で公表します。
レポートには、レポートの中心であるドイツ放射線防護協会のセバスチャン・プフルークバイル、トーマス・デルゼーの両氏のスタディに加えて、レポートの共同作成者である2つの団体によるテーゼと要求も含まれています。
レポートは、『より安全な』制限値というものは存在せず、いかなる制限値を設定してもそれが予想される放射線による死者の数をあらかじめ規定してしまうことを示しています。
こうした背景を目の前にし、今回の調査は、有効な制限値がヨーロッパ、日本を問わず、たいへん無責任なものであり、故意に数千人の死者を容認するものであるとの結論に達しました。食の放射能汚染が有効な制限値のわずか5%程度であったとしても、ドイツのような国では放射線による死亡者が年間最低でも7,700人にもなることを予想しなければなりません。ただここには、甲状腺や膵臓の慢性疾患のような後遺症は含まれていません。レポートが、既存のEU制限値とその義に関してオープンな議論が行われるよう促すとともに、政治と原子力産業が普及させている制限値が表向きには科学的に算出され、人間に安全をもたらすものだというイデオロギーに対抗するものになることを期待します。
フードウォッチとIPPNW(核戦争防止国際医師会議)は、市民の健康の保護を大幅に改善するため、これまでのEUの制限値を徹底的に引き下げることを要求します。だが、引き下げられた制限値でさえも、放射線による犠牲者が出ることを黙認しているものであることはよくわかっています。日本政府に対しても同じように、既存の制限値を大幅に引き下げるよう提言します。

フォードウォッチ
IPPNW(核戦争防止国際医師会議)ドイツ支部



牛乳が飲みたい_原発・勇気ある撤退【1/3】

http://youtu.be/mTdURzPPb00

牛乳が飲みたい_原発・勇気ある撤退【2/3】

http://youtu.be/MvyQaRfEaXI

牛乳が飲みたい_原発・勇気ある撤退【3/3】

http://youtu.be/sqyCT5vUfFM
牛乳が飲みたい_原発・勇気ある撤退
1.原子炉の中で何が起こっているのか
2.チェルノブイリ・・・放射能の恐怖
3.核廃棄物の処理は不可能だ


放射能を噛みしめながら

http://www.youtube.com/playlist?list=PL388C9067D47C2930
原子力選択の意味を考える ~ 原発語り1【講演:小出裕章さん:収録1988年10月9日 於名古屋】

原子力選択の意味を考える
小出裕章●1949年東京生まれ。京都大学原子炉実験所助手(当時)。原子力利用の廃­絶を目指して各地の住民運動や裁判に参加している。
●チェルノブイリの記憶が薄らいだ­としても、降り積もった死の灰は今日も地球を蝕み続ける。原発大国日本の取るべき道は­?放射能に限らず農業・公害など様々な危機的状況をグローバルな視点で分析する。


欧州放射線リスク委員会 2010年勧告 
(日本語全訳)

http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/hiroshima_nagasaki/fukushima/ECRR2010.html#0
$私にとって人間的なもので無縁なものはない


$私にとって人間的なもので無縁なものはない-内部被爆軽視は禁物

名古屋大沢田昭二名誉教授×岩上氏@IWJ

http://www.youtube.com/playlist?list=PLA9D306CB5D8B71FD


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


#福島 #原発 #汚染水 で液状化 #4号機 倒壊
#核燃料地中落下チャイナシンドローム⁉字幕

http://youtu.be/yOcnBp4vWyc



ビデオニュース 2013 09 07 東電に任せてる場合ですか

http://youtu.be/IPhdxvuBlVM
マル激トーク・オン・ディマンド 第647回(2013年09月07日)
東電に任せてる場合ですか
ゲスト:田中三彦氏(元国会事故調委員・科学ジャーナリスト)


【984】 原発の汚染水 (1) ... 2013年9月、もっとも危険なこと / 武田 邦彦

http://youtu.be/dyQzTT7tqEQ
【原発の汚染水】001・・・2013年9月、もっとも危険なこと
http://takedanet.com/2013/09/20139_9859.html
 福島原発の汚染水問題が毎日のように新聞やテレビを賑わせているし、この問題は太平洋を汚染水で汚すという点で国際的にも日本の信用を大きく落とすことになる。

だから、重要だ。最近の日本は「口先男」が増えて、「武士に二言はない」とか「綸言汗のごとし(口から出した言葉は汗のようなもので、二度と違う言葉を発する事はない)」などという言葉は死語になりつつある.

民主党がまだ解党せずに存在すること自体が不思議だが、ほとんどの公約を実施せず、反対方向に進み、野田前首相は「絶対に増税しない.口で言ったことを守るのは当然で、紙に書いたことは絶対だ」と良いながら「増税に命をかける」と正反対のことを言い、議員は公約を言って選挙民から選ばれたのに、増税案に賛成した。日本人もダメになったものだ。

日本は原爆の洗礼を受け、被曝に関してそれを防ぐ方向でこれまで世界をリードしてきた.大気中はもちろん、放射性物質で海洋を汚染するなどもってのほかで、それこそ「環境省」があるなら、率先して(体を張ってでも)海洋の汚染を食い止めるべく声を発しなければならないのに、もともとが利権省庁なので、むしろ汚染を促進する努力をしている。

このようなことから、福島原発からの汚染水は絶対に海洋に出してはいけないので、その覚悟、政府も東電もほぞを決める必要がある。

ところで、それはそうだが、現在での日本人に最も危険なのは、地面に落ちたセシウムの再飛散だ.相変わらず福島やホットスポットではかなりの被曝量になっているが、これは地面のセシウムから体の外からの被曝に加えて、呼吸によって飛散するセシウムを吸入している.

このブログで何回も強調しているように、どのぐらい被曝したらどのような病気にいつなるか?というのは人知の及ばざる事である。しかし、被曝によって白血病、甲状腺ガン、遺伝的疾患などが起こることは間違いなく、その線引きを1年1ミリとしている.

そして、もう一つの大原則が「被曝は人生にとって損害であり、できるだけ少なくするように」ということで、これはICRPの正当化の原理であり、日本の法令にも謳われている.

私たちは、第一に、未来を担う子どもたちに「法令の範囲を守ってあげる」ということに力を尽くすべきである.それがどのような結果をもたらすかについて意見を述べる時期ではない.誰もがわからない事なのだから、未来に対して責任は持てない.これまで長い間の専門家の議論の結果を尊重するのが法治国家として必要なことである。

従って、現在の状態で被曝の危険を避けるには、

1)汚染地帯では少しでも良いから除染すること、
2)運動会、スポーツ大会、イベントなどをできるだけ減らすこと、
3)すでに避難している子どもたちをできるだけ戻さないこと、
4)汚染地帯に可能な限り近づかないこと、
5)自分が被曝するからと言って、他人も被曝に引きずり込まないこと、
などである。
次に危険なのは食材で、相変わらず、土壌が汚れているので、移行係数(土から作物への移行)が同じだから、毎年、汚染された作物が出荷される.消費者はこのぐらい大きな事故だから、「汚染度を調査した食材のベクレルを知る権利」を持っていると考えられる.

そして第三番目が「汚染水問題」である。この具体的な防止方法などは別の機会にするとして、新聞やテレビが再飛散を報道せずに汚染水を報道しているのは、これが日本人の健康にあまり関係が無いからでは無いかと思う。

これまで日本の報道は「本当に危険なこと」は報道せず、「見かけ上、危険そうに見える」ものを報道するという特徴を持っている。この原理原則(日本のマスコミの報道姿勢)から言えば、汚染水を報道しているということはあまり大したことはないということを意味している.

(平成25年9月9日)



【東京オリンピック招致...怒る!神保×宮台】
この国はことごとく『恥さらし』なのか
・・・


http://youtu.be/TDTk71S9HT8




わかりやすい!φ(゚Д゚ )

新規制基準と柏崎刈羽原発 後藤政志講演会
新潟市 2013年09月08日

http://youtu.be/fQeHrLeU9GQ

質疑応答 新規制基準と柏崎刈羽原発 後藤政志講演会 新潟市 2013年09月08日

http://youtu.be/Ch2F8HIHqug
「もっと知りたい原子力発電所のすべて」第17回学習交流会
$私にとって人間的なもので無縁なものはない新規制基準と柏崎刈羽原発”フィルターベント”で安全・安心?

日時:9月8日(日)13:30~16:00
会場:新潟市万代市民会館6階多目的ホール(新潟市中央区東万代町9番1号)
資料代:500円

主催:いのち・原発を考える新潟女性の会
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