いま私たちがやらなければいけないこと その2 | 私にとって人間的なもので無縁なものはない

いま私たちがやらなければいけないこと その2


その1のつづき

青木理 「報道と取材対象の利益相反」 2012.05.25

http://youtu.be/y-0cn93iVSE
TBSラジオ・Dig 青木理のニュース侍
NHK経営委員長が東京電力の社外取締役に。
このニュースから"利益相反"について。

NHK委員長 東電兼職は辞すべきだ【社説】(中日新聞)
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2012052402000082.html
 東京電力社外取締役に内定している数土(すど)文夫NHK経営委員長が就任の最終判断は「自分でする」と語った。東電兼職は報道機関、NHKの公平性を損ねる。二兎(にと)を追う振る舞いは厳に慎むべきだ。
 数土氏は同じ東電の会長に就く原子力損害賠償支援機構の下河辺和彦運営委員長の要請で引き受けたことを明らかにした。兼職批判が気にかかり、いったんは断ったが、再度懇請され応じたという。 その数土氏が、NHK経営委員長の東電社外取締役兼職を「問題ない」と言い張ったことには驚くほかない。
 NHKは取材する側にあり、数土氏は東電の役員としてNHKにも取材される側に身を置くことになる。双方の経営陣に名を連ね、正確な情報を伝えられるのか。視聴者は疑念を抱かざるを得ない。
 NHKには原発問題などを公平・公正に伝える役割があり、経営委員会はその役割を果たしているかを監視する。NHKの最高意思決定機関であり、会長任命権や経営方針などの議決権を持ち、十二人の委員は衆参両院の同意を得なければならない。委員の互選でそのトップに就いたのが数土氏だ。
 放送法は非常勤委員の兼職を禁じておらず、非常勤である数土氏の東電兼職を「法的に問題ない」とする枝野幸男経済産業相の言い分にも一理ある。だが、放送法四条の「政治的に公平であること」も見据えなければならない。
 東電は経営再建計画で一時国有化が決まった。数土氏は政府の管理下で政府にあらがえるのか。計画は柏崎刈羽原発の再稼働を前提にしており、反対している人々を向こうに回して推進せざるを得なくなる。報道機関の自主・自立の土台を自ら危うくしかねない。
 問題はさらにある。東電の電気料金値上げによって生じる「利益相反」だ。NHKはスタジオの照明や空調などで大量の電力を消費する。値上げで原発事故の賠償費用を稼ぎ出したい東電と、料金を抑えコスト削減を目指すNHKの利害との板挟みが待ち受ける。
 数土氏は六月五日に開かれる次回の経営委員会で他の委員の意見を聞き、最終判断すると語ったが、自らの「問題なし」発言が現実と大きく懸け離れていることに気づくべきだ。
 政治的な公平をうたう放送法に目もくれず、平然と数土氏を東電に送り込もうとする野田政権にも唖然(あぜん)とさせられる。NHKの屋台骨を揺るがす無神経な人事を速やかに見直すよう求める。


速報!上杉隆、「福島原発国会事故調」現場レポート

http://youtu.be/Wb_vTYQubmU
勝俣東電会長、海江田経産相、枝野官房長官、菅首相・・・空転する責任論・・・事故調の本来の目的と役割とは何だったのか・・・上杉隆が見た国会事故調査委員会、速報レポ-ート!


神保哲生 「国会事故調 菅前総理が参考人として出席」 2012.05.28

http://youtu.be/GIP1OfHYjEU

公表 枝野氏任せ
炉心溶融 菅前首相 事故調で言い訳(しんぶん赤旗)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-05-29/2012052901_04_1.html
 東京電力福島第1原発事故発生当時の首相だった菅直人衆院議員(民主党)は28日、国会福島原発事故調査委員会(黒川清委員長)で聴取に応じ、「事故は国策で続けられた原発によって引き起こされた。最大の責任は国にある」と認めました。
 一方、事故発生当日中の炉心溶融の可能性を指摘されながらそれを国民に伝えず、住民避難にも生かさなかった問題について、国民への説明は「(当時の枝野幸男)官房長官にお願いしていた」と述べ、自身の判断や関与に言及せず、無責任な説明に終始。原子力緊急事態宣言の発令が遅れた問題でも、「緊急対策室がすでに動いており、結果的に支障はなかった」と言い訳しました。
 また、「本当に東電が(原子炉の)構造などを完全に理解していたのか、私自身も疑問を感じるところが大変多かった」などと東電を批判。一方で、米側技術者の官邸常駐の申し入れを枝野長官が断ったことについては「説明がなかった」としたほか、原子炉製造元の米ゼネラル・エレクトリック社(GE)に支援を求めなかった政府の責任をただす質問には、「そういうことができればよかったと思う」と答えるにとどまりました。
 東電側が事故現場からの作業要員撤退に言及したことに激怒した菅氏が昨年3月15日、東電本社で当時の清水正孝社長ら東電役員らを叱責したとされる問題に対しては、「叱責する気持ちは全くなかった」として、問題の発言の録画は「公開してもらってもかまわない」と言明しました。
 菅氏は、「もっとも安全なのは原発に依存しないことだ」として、「脱原発依存」や「原子力ムラ」の解体などを主張しました。

神保哲生 原発関連ニュース 2012.05.29

http://youtu.be/7mqi_yKfiF8
TBSラジオ・Dig 神保哲生さんと崎山敏也さんの原発関連ニュース。


国会事故調「言い訳」の政治ショー (日刊ゲンダイ)「日々担々」資料ブログ
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-5917.html
結局真相は分からずじまい…
 公の場に「A級戦犯」を引っ張り出し“さらし首”にしている福島原発国会事故調。参考人聴取はきのう(28日)、菅前首相が登場した。しかし、一連の公開聴取で事故時の真相が分かったかというと、目を見張るような成果はあまりない。これまで呼ばれた枝野経産相(当時は官房長官)や海江田元経産相を含め、当事者たちは皆、謝罪の言葉は口にするものの、「自分はベストを尽くした」という、責任逃れに終始しているからだ。公開事故調が言い訳に使われているのである。
 中でも“反撃モード”全開だったのが、民間事故調の報告書で「過剰介入」「暴走」と断罪された菅だ。まず、「緊急事態宣言」が遅れた理由について、「何か理由があって引き延ばしたことはない。それ(遅れたこと)で支障は特になかった」。
 事故翌朝にヘリコプターで福島第1原発に押しかけ、批判を浴びたことについては、「原子炉の状況についての説明が一切なかった。ベントがなぜ進まないのかも分からなかった。現場の見方を知る上で(成果は)極めて大きかった」。
 海水注入を巡る混乱についても「官邸の意向という場合、官邸に詰めている東電関係者の発言もある」と、暗に東電を批判し、東電本店に怒鳴り込んだことは「私は叱責というつもりは全くなかった。夫婦喧嘩よりは小さな声で話した」と居直ったのだ。
 27日の枝野はヒドかった。「記憶にない」を連発した揚げ句、「今、3月11日に戻ったとしてもあまり違った対応にはならないと思う」と自己弁護。海江田は「現場と東電と保安院と官邸が伝言ゲームをやっている状態だった」「私は官邸地下2階の危機管理センターの中2階にいて、官邸5階でどういう話があったのか分からない」と当事者意識ゼロである。
 菅は用意周到にメモを持参し、最後には「原子力ムラは今回の事故でも反省なく、戦前の軍部にも似た組織構造」と脱原発を訴える演説をブッた。発言内容は正論でも、国民の多くは「いまさらアンタに言って欲しくない」という気持ちだ。
 政治家は言い訳に終始し、東電は官邸のせいにする。学者はこれまた自己弁護で官僚はてんで出てこない。国民は怒りをぶつける相手がいない。



20120528 [1/2]たね蒔き特番「今 津波がきたらあなたはどこに逃げますか?」

http://youtu.be/Kn0mw5t5Eos

20120528 [2/4]たね蒔き特番「今 津波がきたらあなたはどこに逃げますか?」

http://youtu.be/T8cc9bAirFQ

20120528 [3/4]たね蒔き特番「今 津波がきたらあなたはどこに逃げますか?」

http://youtu.be/A6tDkXtx5w4

20120528 [4/4]たね蒔き特番「今 津波がきたらあなたはどこに逃げますか?」

http://youtu.be/zXX7LybPJEI
報道特別番組「今、津波がきたら、あなたはどこに逃げますか?」放送。
宮城県気仙沼市と和歌山県串本町の津波避難場所を取材。東日本大震災の教訓を、近畿の津波防災にどう-生かすか、現状と課題をお伝えする番組です。ぜひ、お聴きください。

津波避難対策の事例について
(東北地方太平洋沖地震を教訓とした地震・津波対策に関する専門調査会第7回会合)
http://www.bousai.go.jp/jishin/chubou/higashinihon/7/4.pdf
私にとって人間的なもので無縁なものはない
私にとって人間的なもので無縁なものはない


串本町津波防災対策基本計画の概要
http://www.town.kushimoto.wakayama.jp/file/bousai/gaiyo_low.pdf

津波避難タワー、より強く…設計見直しの動き(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110509-OYT1T00362.htm
 東日本大震災を受け、今年度内に「津波避難タワー」を建設する高知県南国市や奈半利町などで、設計を見直す動きが出ている。
 次の南海地震は東海、東南海との3連動となって大津波を引き起こす可能性が高く、各市町村は国の被害想定を待たず、独自に再検証。強度を高めたり、増築できる構造に変更したり、限られた予算内で工夫しようとしている。
 「津波避難タワー」は、近くに高台などがない地域で一時的な避難場所となる施設。県南海地震対策課によると、県内では2008年度から整備が始まり、すでに四万十、土佐清水両市、黒潮、東洋両町の4市町に計6基が完成している。
 今年度は南国市、奈半利、東洋両町が県の補助事業として進めていたが、県は震災後、「可能な限りの対策と強化」を要請。3市町は設計を白紙に戻し、再検討に取り組んでいる。
 南国市は、年内に同市前浜の浜窪地区(標高5メートル)に、2階建て(高さ6メートル)で約180人を収容できるタワーを建設する計画。当初は鉄骨造りを予定していたが、より強度の高い鉄筋コンクリート造りに変更した。さらに地中約10メートルまでくいを打ち込んで土台を強化し、上階を増築できる構造に変えることも決めた。
 ただ、国の被害想定が決まるまで1年以上かかる見通しの中、限られた財源での苦肉の策で、市危機管理課の西原三登
みつのり
課長は「住民の命を守る施設なので早急に造りたいが、市町村レベルで独自に進めるのは難しい。国や県に早く指針を示してほしい」と訴える。
 また、初の津波避難専用施設となる奈半利町も、増築可能な構造への変更を検討している。町総務課によると、鉄骨造り3階建てで、約200人が収容できる施設を予定。漂流物の直撃を防ぐ柵の設置や、柱をコンクリートで強化する案も挙がっているという。
 一方、09、10年度にタワー2基を造った四万十市では、いずれも県想定の最高5・5メートルより大幅に高い9メートルと11メートルで建設した。宝永の南海地震(1707年)で10メートル級の津波が来た記録が残っていたためで、市は「継続して避難訓練などを行い、被災時に本当に役立つ施設にしなければならない」と危機感を強めている。
 県は4月に部長級職員による南海地震対策再検討プロジェクトチームを発足。しかし、これまでのところ具体的な方策は示せていない。県南海地震対策課は「すぐにできる対策や課題を洗い出している最中。具体的な対応や呼びかけができるよう、急ぎたい」としている。(田水綾)
(2011年5月9日11時12分 読売新聞)


2012年05月29日【火】エネルギー戦略会議は期待できるのか?~飯田哲也

http://youtu.be/hxpilr1EY0w
2012年05月29日【火】Radio News たね蒔きジャーナル
今週もエネルギー戦略会議詳報です~飯田哲也さん
ほぼ毎週開かれている府市エネルギー戦略会議。この夏の関西の電気需給、大飯再稼動の是非、果ては経産省の電力会社への天下りまで、議論が交わされています。たね蒔きジャ-ーナルはその都度、委員に出演してもらっています。今夜は環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也さんにきょうの議論の「ツボ」を聞きます。

核燃サイクル「秘密会議」:まるでムラの寄り合い(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/news/20120524k0000m040126000c2.html
2人の内閣府職員が「ロ」の字に並べられた机の上に1部ずつ原案を配布していく。電事連幹部らが笑顔で受け取る。扉のすぐそばに座っている高速増殖原型炉「もんじゅ」を運営する「日本原子力研究開発機構」幹部は熟読していた。やがて雑談が始まり、1人が反対派の論客である環境エネルギー政策研究所の飯田哲也所長らの名前を挙げ批判すると、一斉に笑い声が起こった。
 午後5時10分、開けっ放しだった会議室のドアが静かに閉まり、秘密会議が始まった。関係者によると、青森県六ケ所村の再処理工場を運営する「日本原燃」幹部が再処理事業の生き残りを意味する「再処理・直接処分併存(併用)」政策で小委員会の議論をまとめるよう依頼した。「六ケ所をやめて直接処分にするとあちこちが大変になる」と強調する幹部。再処理事業が破綻すると、六ケ所村に貯蔵中の約2919トンの使用済み核燃料は施設外に搬出しなければならないとされる。

関電vs府市エネルギー会議、にらみ合い 再稼働なしの安定供給計画示さず(産経新聞)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120529/osk12052914230007-n1.htm
 大阪府市エネルギー戦略会議が29日開かれ、今夏に関西電力管内で懸念される電力不足への対処策について議論した。府市側は関電に対し、前回会議で大飯原発3、4号機(福井県おおい町)が再稼働しない場合の安定供給計画の提示を求めていたが、関電側はこれに応じなかった。
 関電側は岩根茂樹副社長らが出席し、新たな需給改善策を説明。節電量に応じて対価を支払うネガワット入札制度や、遠隔制御でビルの空調機器の電力消費量を抑えるシステム(BEMS)の活用に関するアイデアなどが示され、府市側から評価する声も上がった。
 ただ、府市特別顧問の飯田哲也氏が前回求めていた再稼働しない場合の安定供給計画は示されなかった。関電側は、再稼働なしの安定供給は困難と判断したとみられる。
 また会議では、府市特別顧問の古賀茂明氏が17日のテレビ番組で、関電が原発再稼働のために「停電テロということまでいくんじゃないか」などと発言をしたことに対し、岩根副社長が「万一の事故がないように精いっぱい対応している」と反論する一幕もあった。

大阪府市エネルギー会議 古賀顧問 関電を改めて批判(MBS毎日放送)
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE120529173000573046.shtml
http://www.mbs.jp/news/kansai_flash/images/GE120529173000573046.jpg
大阪府と市のエネルギー政策を考える戦略会議で、関西電力は「電力不足を作り出して原発再稼働を狙っている」との府市統合本部の特別顧問の発言に反論し、改めて電力不足を訴えました。
 「古賀特別顧問、ちょっと来ていませんけど、5月17日のテレビ番組内で発言あったが、電力の需給安定に向けて全力を尽くす所存」(関西電力 岩根茂樹副社長)
 会議の冒頭、関電の副社長が問題視したのは、大阪府市統合本部特別顧問の古賀委員がテレビで「電力不足を作り出して原発再稼働を狙っている恐れがあり、「停電テロ」みたいなところでまでいくんじゃないか」という趣旨の発言をしたことについて。
 関電は、ホームページで「事実無根」と反論。
 29日の会議でも釘をさしたのですが、当の古賀委員は関電の姿勢を批判しました。
 「これだけ問題が起きていても、原発動かすということしか言わないわけじゃないですか。口を開けば『停電』だとか『電力料金値上げ』だとか、そういうことしか言わなくて…」(府市統合本部 古賀茂明特別顧問)
 会議では、関電側から新しい家庭向け電気料金体系の導入や電力逼迫時の法人向け特別契約など様々な対策の説明がありましたが、委員からは供給が15パーセント足りないという資料しか出ていないと批判が相次ぎました。
 関電側は「試算だけが1人歩きし、節電が進まなくなる」との懸念を示しています。


【312】 原発の再開問題で、誰もが合意できる項目 / 武田 邦彦

http://youtu.be/AWq1vaEM-IU
原発の再開問題で、誰もが合意できる項目
http://takedanet.com/2012/05/post_3707.html

【313】 東北人の誠意を見せて下さい : 一関市長と議会に謝罪を求める

http://youtu.be/fItdqCJEzQM
東北人の誠意を見せて下さい:一関市長と議会に謝罪を求める
http://takedanet.com/2012/05/post_341c.html

【315】 国は正しい ?? 水俣病と福島原発

http://youtu.be/9FHKpE9sHZQ
国は正しい?? 水俣病と福島原発
http://takedanet.com/2012/05/post_bca5.html



拡散希望
小出裕章さん講演会inヨコハマ

http://youtu.be/EIOHCJd7ur4
2012年5月26日 神奈川芸術劇場
京都大学原子炉実験所助教小出裕章さん講演会inヨコハマ
子どもたちを放射能から守るために!
~原発事故から考える、いま私たちがやらなければいけないこと~小出さんの講演会部分です。
■公式サイト
http://sukoyakahiroba.com/526koidehiroaki/

小出裕章さん講演会 質問に答えて

http://youtu.be/fnjIr70TM_A
2012年5月26日 神奈川芸術劇場 
小出裕章さん講演会にて、質問に答える小出さん。