新しくなったNative InstrumentsのKONTAKT 5の新機能とは? | 松本のメモ帳(仮)

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今まで機材にいくら使ったっけなぁ…なんて考えるのは御法度です

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どうも、松本です。
今朝方記事で書いたNative InstrumentsのKOMPLETE 8 ULTIMATEの件ですが、国内のデベロッパーでも記事が上がっています。国内代理店のディリゲントを含め、有名なところはこんな感じかな。


5分でわかるNI新製品!
http://www.dirigent.jp/blog/info/14258.html

KOMPLETE8 予約受付開始!! KONTAKT5、GUITAR RIG 5に加え最上位ULTIMATEは新規29種類を含む総計50種類のプラグインを同梱HDDに搭載!
http://www.miroc.co.jp/magazine/

Native Instruments KOMPLETE8発表!!
http://shop.plaza.rakuten.co.jp/dj/diary/detail/201108020000/


それでね、本家NIのサイトも早速日本語に翻訳されたので、KOMPLETE 8にバンドルされるプラグインをちょっくら見てみようと思います。まずは、NI製品の中心的な製品である「KONTAKT 5」。

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KONTAKT 5は「KOMPLETE 8」、「KOMPLETE 8 ULTIMATE」双方に入っており、バンドルされている製品のほとんどの音源を「KONTAKT 5」で動かすって事を考えるとなると、まさにKOMPLETEの顔とも言える製品ですね。



でね、今回のバージョンアップでは一体どんなところが新しくなったのか?調べてみると、案外良い感じになってまして、NI自体も「KONTAKT 5では数多くの大幅な機能改善を行っています。業界標準サンプラーの創造性が今までよりもさらに広がります」なんて言っているくらいなんで、自信が現れていますよね(ちなみに、ここに書かれています)。



まずはエフェクト関係。NIは言葉尻を濁していますが、SSLに代表されるようなバスコンプレッサーなどが搭載されました。搭載されたエフェクターは「SOLID G-EQ」、「SOLID BUS COMP」、「TRANSIENT MASTER」、「TAPE SATURATOR」と呼ばれるもので、名前の通りの働きって感じです。

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中でも、「SOLID G-EQ」と「SOLID BUS COMP」はデモ音源を聴いてみると案外いい感じ。サンプラーに付属しているちょっとしたエフェクターって感じではありません。それもそのはず、これらのエフェクターは個別で売り始めたんですよね、実は。

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こいつです。KONTAKT 5に既にこいつらが入っているならば、ミックスの結構突っ込んだところまで編集することが出来るかもしれませんね。期待してしまいます。



また、BatteryやMASCHINEにはSP1200やMPC60のエミュレーション機能が搭載されていましたが、なんとKONTAKT 5にも同じような機能である「ビンテージ・サンプル・モード」なんてのが搭載されました。

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使用されているアルゴリズムはMASCHINEと同じ物みたいです。実際にMASCHINEをお使いの方はお分かりになると思いますが、NIのSP1200のエミュレートって結構気持ち良く音を濁らせてくれるんですよね。そんな機能がKONTAKT 5に付いてくるとは…。



あとは、多くの機能をもった新しいフィルターや、超高品質のタイム・ストレッチング機能など、いろんな機能が搭載されています。じゃあ音源はどうなの…?見てみると、主要な音源に関してはどうやらKONTAKT 4の音源が引き続き採用されています。新しいストリングス音源が入る事を期待してしまいましたが、どうやらそんな思いも届かなかったようですね…。
しかし、KONTAKT 5には「RETRO MACHINES MK 2」と呼ばれる音源が付いてくるみたいで、16のアナログ・シンセサイザーとキーボードのコレクションが入っているみたいです。デモを聴いてみても結構使えそうな音源ですね。



簡単に新機能のみを見てきましたが、印象としては新しいエフェクトが追加されたくらいなのかな…?って感じでしょうか。しかし、これまでソフトサンプラーの中心的存在であったKONTAKTにこれだけの新機能を搭載する辺り、既に手の付けどころのないくらい完成度の高いサンプラーなのかもしれませんね、KONTAKTって。