旅する絵描き
去年の夏のこと。
ひょこっと、米沢へ旅し、
なんだか、とても素敵なたたずまいに惹かれて、
米沢図書館へ。
出来たてほやほやだったようですが、
その大規模すぎない心地よいサイズ感と、
温かみあるレイアウトに感動・・・。
図書館員さんおすすめの本が各所にさりげなく
置かれていて、ふと目にしたのがこの本です。
「旅する絵描き」
たちまち心奪われてしまいました。
パリを旅していた絵描きさんが
それこそ、ひょんと知り合った、製本屋、古い本を修復する
仕事の老人と出会ったお話し。
かなり具体的に所在地が描かれていたので、
いつか行ってみようと思っていました。
そしてとうとうこの春・・・
老人の思い出の「「イヌアカシアの大樹」
見つけました(^^)
絵描きさんが暮らしたアパートも
「サン・シュルピス広場から見た区役所」
右下の文字は「六区役所で展覧会を切望する僕」と・・・
私の、ちょっと大切なスポットになりました。
こんな旅の楽しみ方も、いいですよね。
図書館って、大好きです。
昔から、本を借りることがとても好きです。
新しい本より、少し、人の手の入った本が、
なぜか好きです。
どうしてなのかは、よくわからないですけど、
自分でも理由のつかない嗜好って、大切にしたい。
米沢図書館、とても素敵ですよ(*^_^*)