世界に誇るメイドインジャパン。
技術大国、ニッポン。
日本の技術力は世界一ィィ!!
とまあ、今も昔も日本の技術力を誇る形容詞は多々あります。
しかし!本当にすごい技術とは唯一無二のモノ!
簡単にマネされる技術なんぞ技術じゃないぜ!
ということで、凄いことは凄いけどその凄さが尖がった代物が一同に介する展示会イベントが「神の手ニッポン展」でございます。
それが、何故かMの国で絶賛開催中!
そんな凄い技術が見れるのであれば行くしかない!
というわけで行ってきましたよー
さて、当然ながら中は撮影不可能なのですが、一部は撮影可能なので、それに合わせて作品を紹介。
まずは遠近法の匠ことミニチュアハウスアーティストの島木英文氏の作品。
ミニチュアハウスといえば海外で人気のある題材。
平面的なミニチュアハウスに造形を凝らして小物をふんだんに盛り込んだ代物。
しかし、島木氏の作品はそれらのミニチュアハウスとは異なり、見る視点を限ることで、部屋の奥行を再現することに成功しています。
そのため、入り口付近と奥では縮尺を変えているとか。
勿論、造形も実に細やか、小物の数自体は少ないのですが、見まわすと様々な発見があります。
お次は立体切り絵のプリンセスことSouMa氏。
非常に細かい切り絵なのですが、驚くべきことに、その殆どが一枚の紙で作られているということ。
それでいて立体的なものも多く、作り方はまさにちんぷんかんぷん。
そして、この切り絵は独学の賜物ということが、唯一無二の作品となっています。
次は紙の魔術師ことペーパーアーティストの太田隆司氏。
色紙を使い、薄いながら立体的に見せることに成功しています。
立体とはいえそこは紙、どちらかといえば、3D映画や3DSの映像みたいな感じです。
とはいえ、なかなか味のある立体感が癖になります。
階が変わり、次は造形王ことジオラマアーティストの山田卓司氏。
版権モノからオリジナルまで数多くのジオラマが展示されていましたが、版権モノの多くは市販品を使用したモノが多いのも特徴。
ガメラの一品は特撮好きでなくても胸熱のシーンです。
全体的にオリジナル作品のほうが見ごたえがありましたけど。
次はビーズの織姫ことビーズアーティストの金谷美帆氏。
女の子に人気のビーズですが、それを万単位で使えば・・?
見ものは重さ13キロにもなる羽織「秋来」、実際の舞台にも使われたという一品です。
なお、金谷氏が作った極小の小物入れが実際購入できるのですが、可愛らしい見た目とは裏腹にずっしりとした重みのある一品でした。
(お値段10,000円以上也)
最後はレーザーアートの第一人者、本池 秀夫氏。
実は本池氏は今年冬から始まる第二期で展示されるはずだったのですが、紙の建築家の人が病気療養中というこで作品の展示が行えなくなったので急遽参加した次第です。
皮を生かした質感は実に味があり、人の顔も感情豊かに仕上がっています。
流石にモノはジオラマとなっていますが、今後かなりの可能性を感じる造形でした。
神の手ニッポン展はMの国にて10月10日まで開催中。
日本の匠の技術を見れる貴重な機会となっていますので、興味がある方は是非ともお越しください。
余談ですが、10月7日から最終日の10日に近くでオクトーバーフェス(ビール祭り)が開催されますので、Mの国の地ビールを味わいつつ匠の技を鑑賞するのもオツです。
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