イスラム駆け足旅行【1/21 スタジアムに見るお国柄】
ホテルに到着後は荷物を置いてとりあえず散策に出かける。
しかしこの日はあいにく金曜日。
金曜日はイスラムの休日でショッピングモールはClose。すべて午後からのオープンだ。
日本的に考えれば休日にこそ開けるべき・・・と思うのだが、そこは宗教観なのかお国柄なのか。
どうにか時間をやりすごしスタジアムへ少し早めに向かう。
安全・安心優先でホテルのタクシーでいく事に。
しかし安全・安心最優先のはずがここで事件発生
20分程で到着するはずのスタジアムへ、キックオフの1時間弱前にホテルを出発したにもかかわらず走っても走ってもまったく着く気配がないのだ。
不安を拭い去るように町の景色について睦とあれこれ雑談をかわすも車はスピードを緩めない。
すると、運転手がなにやら大声で叫び始めた。
あ・・・道聞いてる・・・
そうなのだ。
彼は当初から「だいたいあっちのほう」としか道を把握しておらず、ホテルで地図を見てアジャコングと道の確認をしたにもかかわらず迷ってしまったのだ・・・
「Kick offの20分前に到着すれば・・・」と思っていたのだが、
「君が代が聞ければ・・・」に変わり、
「Kick offから5分以内に着けば・・・」と祈り、
最終的に席に着いたのはカタールが先制ゴールをしたすぐ後だった。(ちなみに前半12分)
カタールサポーターが狂喜乱舞する中、席に着く。
・・・あれ何かおかしい・・・
先制されたのに何だこの盛り上がりは
と、思ったら何と席がカタールサポーターの中だった
敵地じゃないかぁぁぁっっっ
とはいえ、席はメインスタンドのすごく良い席で日本サポーターはちょうど目の前。
カタールサポーターも私たちをあおったりする事もなく、楽しく見る事が出来た。
試合は一進一退を繰り返す中驚いたことが2つ。
1つは会場内にはポップコーン、コーヒー、ホットドッグがあったのだが、これらがすべて無料で配布されていたということ。
そしてもうひとつはそれらを食べたカタール人サポーターのちらかしっぷりだ。
飲食物が無料なのはただただ驚愕。
さすが2022年W杯開催国なだけある。きっと国がサッカーにかける意気込みもお金も日本とはケタ違いなんだろう。
しかし、あのちらかしっぷりは是非とも2022年までには改善していただきたい。
試合終了後サポーター席は言葉通り足の踏み場がない程の散らかりっぷりだった。
私が見てきた中東諸国すべてに言える気がするのだが、ゴミをゴミ箱に捨てるという行動は基本的にはしないようだ。