私は昨年の10月から、腎不全のためHD(血液透析)の治療を受けています。
腎臓が機能しなくなってしまうと、元には戻らないため、生きて行くためにはHD(血液透析)かCAPD(腹膜透析)という治療のどちらかを選び毎日治療が必要になります。
腹膜透析は、お腹にカテーテルを手術で埋め込みます。カテーテルから腹膜に透析液を入れたり出したりして、治療をしますが、1日に多い患者さんでは4~5回薬を出し入れしなくてはならないし、腹膜に菌が入ってしまうと大変なので、手やカテーテルの部分を清潔に保ったり、機械の操作をすべて自分でやらなくてはならなかったりと、かなりの自己管理が必要になります。
ただ私は息子がまだ小さかったため、週3回の病院通いが必要なHDよりも、自宅で治療ができることと、姉が同じ病気ですでにCAPDを受けていたので、迷わずCAPDを選びました
今の医学は日々本当に進歩していますね!
姉の時にはなかった夜間に機械が透析液を出し入れしてくれるAPDという治療法ができ、日中はほぼ自由な時間を持つことができて、本当に楽になりました
そんな画期的な治療法を続けながらも、やはり腹膜は毎日使っているため、限界があるんですね
丸8年頑張りましたが、やむなくHDに切り替えることにしました。
自分では当時3歳だった息子が中学にあがるまで…という目標を決めていたので、ほぼクリアーかなと思っています。
腹膜さんよく頑張ったね~ありがとう
そして今は近くのクリニックに週3回通っています。
HDに変わってから身体が信じられないくらい軽くなって、すごく楽になりましたご飯も美味しいし
CAPDの頃には、横になることばかり考えていた私が嘘のように疲れないんです
本当にありがたいです…
HDの要は腕に作るシャントと呼ばれる血管のバイパスです。
HDは血液を身体から抜いて機械できれいにし、また身体に戻す治療なので、1日1回太い針を血管に刺します。
そのため血液の流れをよくするために、動脈と静脈をつなぐ処置が必要になるんですねそれがシャントです。
治療を始めて1年が経とうとしていますが、私のシャントは血管が部分的に細くなっていることが判明しました
針を刺しても血管にうまく入らなかったり、流れが悪くなり治療が長引いてしまったり、最悪はシャントがダメになってしまい治療ができなくなってしまう…なんてことになったら大変なので、血管を広げる処置が必要だと言われました。
かかりつけのクリニックから紹介された病院は、飯田橋にある春口クリニックです。
春口クリニックはシャントの外来(バスキュラーアクセス)が専門の有名な病院で、院長先生はその道の権威ある方なのだそうです
毎日たくさんの透析患者さんが、遠くからはるばる受診に来るようです。
担当の先生(多分院長先生)から説明があり、血管に針を刺しそこから風船のようなものを入れ、血管を広げるのだそうです。
父も同じようにHDを受けていますので(もう25年以上のベテランです)
もう経験済みでしたから、父の痛かったと言う話を聞いていたため、すごく不安がありました。
だけど先生は私の不安な気持ちにとても丁寧に向き合ってくださって、そしてわかりやすく手術の説明をしてくださいました。
もうすぐに手術への不安は消えました
いよいよ手術の日。やはりここはアファメーションで乗り切ります
「今日の手術がスムーズにあっという間に無事に終えることができました。」…あとはすべてを信じて無執着で手放します。
手術はわずか30分ほどで何の問題もなくスムーズに終わりました
心配していた痛みも全く感じることなく手術していただきました!
あ~良かったぁ
ほっとしました
丁寧に向き合い手術してくださった先生はまさに救世主です
シャントを蘇らせることができ、また安心して治療を続けて行くことができます
先生をはじめ、見守ってくださった方たちに感謝の気持ちでいっぱいです
ありがとうございました
そして医学の進歩に…感謝
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