ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
アバウト・ア・ボーイ  (2002)


出演 ヒュー・グラント (ウィル・フリーマン)

    レイチェル・ワイズ (レイチェル)

    ニコラス・ホルト (マーカス)

    トニ・コレット (フィオナ)

    ヴィクトリア・スマーフィット (スージー)


監督 クリス・ワイツ

    ポール・ワイツ



【ストーリー】

父が作ったクリスマスソングが大ヒットし、今はぶらぶらと何もせずにその印税で生活している

ウィル。彼はときどき恋人を作り、後は1人でのんびり暮らす快適な生活をしていた。

ひょんなことから12歳のマーカス少年と知り合う。

マーカスは自殺を図ったシングルマザーの母には恋人が必要と、ウィルと無理矢理デートさせる。

そのうちにウィルのアパートに入り浸るようになり、ウィルは生活のリズムが狂い困り果てる。



【感想】

ネタバレしてます。


もう見ていてイライラ。

このマーカスのような少年は見ていてイライラする。

この母、自分のことしか見ず、周りやマーカスのことをしっかり見ないから

マーカスが苛められるようになるんだ。

その上、母親のフィオナ。ダサすぎる。

マーカスの服もフィオナの服もとんでもない。マーカスなんてダサいことに気づかない。

変なカーディガンやジャケット着ているし、髪形なんておかっぱ頭で、前髪の長さも揃ってない。

まぁ、自分が変だということは気づいているらしいが(^^;

マーカスは学校内のイジメの対象になり、友達もいない。

母親が鬱病っぽく、とんでもないから、マーカスはやけに大人じみた変な子どもである。

言うことも辛辣。全く可愛げがない。

とにかくこの母子、嫌い!


トニ・コレットは、これほどまでムカつかせる母親を演じたという点では、

「さすが」なんだとは思うけど・・・


ウィルは、心では色々思っているくせに、面倒だったり、適当にどうにかなるだろうという

安易な考え方のせいで、いい人ぶって本音を決して言わない。

やることなすこと適当すぎる。計画性が全くない。

楽してダラダラすごし、その場限りの後腐れないような恋人が出来たらいいなぁと思っている。

自分で言い出すが、本当にバカでクズ・・・・・大好きなヒュー・グランドなので言いたくないが(笑


見た目は子どもなのに中身は変に大人っぽいマーカスと

見た目は大人なのに、中身はいつまで立ってもだらしない子どものウィル、

そんな二人が知り合ってしまう。

マーカスにまとわりつかれ、快適だった生活がグチャグチャ。

それもウィルの適当さのせいで起きたことなのだが・・・


散々かき回されて迷惑しているのに、ウィルの家にマーカスが入り浸っているとうことを知り、

何か変なことをされているのではと勝手に勘違いするし・・・・

自分が全くマーカスのことを知らなさ過ぎるせいなのに・・・

このフィオナ、本当に嫌だ。本当にムカつく。

マーカスがこのダサすぎるフィオナとウィルをくっつけようとしていたこともムゥ。

もし万が一恋人になっちゃったらどうしよう・・・と、ものすごく心配になって、

実はここでこっそりどこぞのサイトで「あらすじ」を見てしまった(苦笑

その後レイチェルが出てきて、ウィルは初めて真剣な恋に落ち・・・となるので一安心。


最終的には、マーカスと知り合い、マーカスを大切に思うようになり、何かしてやりたいという

気持ちから、学校のコンサートに出て惨めな思いをしているマーカスを救ったことで、

ウィルは変る。

自分が一番、1人で快適に生きて行く生活から、人に囲まれた生活を楽しむようになる。

何もかも一変する。

結果的には良かったのだろうが、本当にイライラさせられた。


ものすごくイライラさせられっぱなしだったけど、大笑い出来た。

夜中に見ていて、大笑い、誰かが聞いたら気持ち悪かったかな?(^^;

イライラ必須だけど、面白かったのでお勧めです(笑



【俳優紹介】

ヒュー・グランドは、こちら


レイチェル・ワイズは、「チェーン・リアクション 」「ハムラプトラ」「コンフィデンス 」「コンスタンティン


トニ・コレットは、「シックス・センス 」のママ。「めぐりあう時間たち」

「イン・ハー・シューズ」でキャメロン・ディアスの姉。この映画とはイメージが違う・・・



お勧め度 ★★★★☆