ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
フォーガットン (UMD Video) (2004)

出演 ジュリアン・ムーア (テリー・パレッタ)
    ドミニク・ウェスト (アッシュ)
    ゲイリー・シニーズ (マンス医師)
    アルフレ・ウッダード (ポープ刑事)
    ライナス・ローチ (親切な男)
    ロバート・ウィズダム (カール・デイトン)
    ジェシカ・ヘクト(エリオット)
    アンソニー・エドワーズ (ジム・パレッタ)


監督 ジョセフ・ルーベン



【ストーリー】

14ヶ月前飛行機事故で息子サムを亡くしたテリーは、毎日息子の思い出に浸って生活していた。

精神科医マンス医師のカウンセリングを受け、少しずつテリーを失ったことへの悲しみが

癒えてきているように見えたが・・・

ある日、夫婦とサムの3人で写っていたはずの写真からサムが消えていた。

夫ジムが息子を忘れさせるために、サムの遺品や写真、ビデオを奪ったと思い込むテリー。

しかし、夫もマンス医師も息子など存在しなかったと言う。

自分には9歳の息子とともに過ごした9年分の記憶があるのに、

他の人からはサムの記憶がなくなっている。
その謎を解こうとした途端、国家安全保障局の捜査官に追われる身となってしまう。



【感想】

「シックスセンス以来の驚愕の結末」みたいなキャッチコピーだったように思うが・・・・

シックスセンス 」というか「サイン 」のような雰囲気だと思う。

訳のわからないものにおびえる恐怖というところが似ている気がする。

ラストの「ぇ?」というところも似ている(苦笑


自分が信じてきたものが、そんなものは初めから存在しないと言われたら・・・・

私だったらどうなってしまうのだろう。

テリーはとても強い女性だと思う。

息子を愛する力というか、何者にも負けないその力。

なぜテリーだけが忘れないのだろうか。


記憶など曖昧なもので、強く印象に残っていること以外は、結構忘れているものだ。

場面場面は覚えていても、それが繋がらなかったり・・・

自分の都合の良いように作り変えられていたり・・・

正しい事実を自分がどの程度覚えているか、私は全然自信がない(笑


テリーは忘れなかった。

周りの人間は、サムのことを全く覚えていなくても、写真がなくなっても、すりかえられていても

目を瞑ればサムの顔を思う浮かべることが出来る。

母と息子の絆が、他の親子より強かったのか。

テリーが特別な人間なのか。


マンス医師の存在がちょっと微妙だった。

初めからゲイリー・シニーズが演じているので、何かキーになる人なんじゃないかなぁと

予想していたのだが、当たったようで裏切られたようで・・・・一体何者?


少し設定に説明が足りないような気がした。

全編91分。もうちょっと長くして、説明みたいなものを入れても良かったように思う。

前半は一体何が起きているのだろう・・・とサスペンス要素が盛り込まれていて、なかなかいい感じ

だったのに、後半はちょっと・・・・的な感じ。

他のレビューも見てみたのですが、「ドリームキャッチャー 」と比べている人がいました。

ちょっと並べる気持が分かります(笑

結局は、前半戦はいいが、後半が悪いということだと思う。


謎解き部分がちょっと飛ばしすぎなのかもしれないですね。


ちょっと残念なのが、DVDを買わないと「もう一つの結末」を見ることが出来ない点。

レンタルには、メイキングさえも入っていなかった。

もう一つの結末が気になるところ。

「シックスセンス」などは、本編より少ししつこい結末が入っていただけだったが、

先日見た「ナショナル・トレジャー」などは全く違う結末が入っていた。

全く違うものだったら・・・・気になります。

ご存知の方がいらしたら教えていただきたいと思います。よろしくm(_ _)m ペコリ



【俳優紹介】

テリー役のジュリアン・ムーアは

妹の恋人 」に出てますね。どの役だろう・・・・兄の恋人役の女性かも・・・

「ロスとワールド(ジュラシックパーク2)」にも出ているらしい。見直してみようか・・

「ハンニバル」にも出ているのだが、これはビデオを持っているが気持悪くて見られない(涙

だから確認できない(泣


マンス医師役のゲイリー・シーニーズは

フォレスト・ガンプ 一期一会 」のダン中尉、「ミッション・トゥ・マーズ 」のジム。



お勧め度 ★★☆☆☆