SHARP「MZ-80」・・・覚えている人、いるかなあ? | LUKEのパソコン三昧

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はじめまして。
今日からアメーバブログの住人になりました、Lukeと申します。
このカテゴリーではLukeがこれまで出会ってきた歴代のパソコンたちをご紹介していきます。よろしくおつきあい下さいませ。

●SHARP「MZ-80」シリーズ(1978~1980 数回モデルチェンジ有り)

Lukeが初めてさわったパソコンです。確か高校生の時でした。
当時、東京12chで小倉智昭さん司会の入門番組が放映され、
一目惚れしちゃいました。

パソコン(当時は「マイコン」と言われていました。)の価格は
当時の高校生のお小遣いで買える金額ではなかったので、
以来電気店に通い詰め、MZ-80に「会いに」行きました。
実物もないのに教則本を買い、DOS、BASIC言語を勉強して、
やがて数十行程度のプログラムが作れるようになりました。

今だったら四則計算なんてExcelでちょちょいのちょいですが、
MZ-80で足し算の表計算ができた時は、店頭で飛び上がらんばかりに喜んだものです。

この機種が画期的だった所は、10インチ程の小さなディスプレイと本体、
キーボード、記憶メディアスロット(なんと、音楽用磁気カセットテープ!)
が一体化し、非常にコンパクトにできていたことです。
現在のノートパソコンに匹敵するハード構成です。スバラシイ!

それに、カセットテープでデータを保存できるなんて、すごいと思いません?まだPC専用メディアはかなり高価でしたから、これも学生にはありがたいことでした。

机上に乗るサイズ、自分でデータをメディアに保存可能、そのメディアも一般に普及している音楽用カセットテープ・・・流行る要素は持っていましたが、ライバルのほぼ同時期に発売されたNEC「PC-8000」シリーズに完全に駆逐されてしまいました。

PC-8000でもLukeはよく遊んだはずなのですが、あまり記憶にないのです。それほどMZの「カセットテープでデータ保存」は強烈な印象でした。
PC-8000は現在のデスクトップPCのように場所を取りますので、この点、MZのコンパクトさには負けてました。(Luke的視点ですが。)

現存していた末期の頃、やっと中古を手に入れてBASICプログラムをいくつか作りましたが、それを保存したカセットテープは、以後活かす所はありませんでした。残念。

SHARPさんの「目のつけどころがSHARPでしょ?」というキャッチコピー、
当時からこの精神は遺憾なく発揮されていましたね。
電卓(卓上電子計算機)しかり、液晶しかり・・・。

「Mebius」シリーズ、がんばってほしいです。

※写真はMZ-80C(RAM:48K 定価:268,000円)