ここ最近で人工衛星落下のニュースが2件も挙がった。
低空飛行している人工衛星は
大気圏の影響を受けて減速するのでいつかは必ず落ちるものであり、
しかも大気圏の状態は太陽からの紫外線量などでも右往左往するらしく、
それが落下時期やポイントを曖昧にするという
もうどーにでもなーれ(´・ω・`)な状態になっている。
それにしても何で立て続けに2件も、とか思ってたら、
「宇宙ゴミなんてニュースで取り上げられなくても一日一個くらいは落ちてるぜ」と、
NASAさん said。
周回軌道に乗せるまでは全力投球で、最終的には無制御自由落下っていうのも乱暴な話だが、
人間が社会的に何かを作るときに数十年後のことなんて大抵考慮されていないのは
使用済み核燃料の後処理問題だったり、年金制度のシワ寄せ問題だったりと、
日本でも垣間見える話だったりする。
そりゃそうよ、以降数十年分の責任を背負いながら何かを成してくれる
律儀な権力機関なんて、どこの国だって作れっこない。
トラブったら、その時の担当者が何とかすればいいという発想。
トラブルまでの決まり文句は、「確率、何万分の一」。
特にこの辺は、2011年の日本を生きてみてより実感できた。
人間が関わってる以上、技術的な設計物も、制度的な設計物も、「完全な安全」はない。
仮にその「完全な安全」が破綻しても、偉い人達はそれを教えてもくれない。
(宇宙ゴミ、主なものだけでも約18000個らしい)
引用元:
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110912001&expand#title