体外受精★卵巣刺激法★
★卵巣刺激法★
自然の状態では1周期に排卵される卵子は1個
刺激することで複数の卵胞が発育する
複数の卵胞を採卵することで
・最も状態のよい卵胞を選べる
・採卵を最小回数に抑え身体への負担を減らす
ことができる
↓
たくさんのよい状態の卵を採卵できるよう排卵誘発剤を使用する
刺激周期→GnRHアナログ+hMG
※GnRHアナログ(GnRHa)…視床下部から分泌されるGnRHの数10~100倍の強力な生理活性をもつ人工ホルモン
GnRHアナログで排卵をコントロール
hMGで卵胞を発育中、採卵前に排卵してしまわないようGnRHアナログで排卵をコントロールする
&
D2・3~毎日:hMG製剤の注射
平均10回/月
↓
卵胞が成熟したら:hCGを注射
多数の卵胞が成熟し、そのうち2~3個の直径が18mmになったら
↓
hCGの投与後36時間前後(卵胞破裂直前):排卵直前の成熟した卵子を採取
≪GnRHアナログの種類・使用方法で様々なバリエーションあり≫
●GnRHアゴニスト/ロング法
GnRHアゴニスト製剤(点鼻薬:商品名スプレキュア)を高温期中期からhCG投与日まで毎日点鼻
確実に自分のホルモンを抑えながらhMGを使い、複数の均等な成熟卵胞を作る
●GnRHアゴニスト/ショート法
GnRHアゴニスト製剤(点鼻薬:商品名スプレキュア)をD1からhCG投与日まで毎日点鼻
フレア現象を利用しながらhMGを使い、複数の成熟卵胞を作る
●GnRHアンタゴニスト/アンタゴニスト法
GnRHアンタゴニスト製剤(注射薬:商品名セトロタイド)を卵胞が13-16㎜になった時点からhCG投与日まで毎日注射
GrRHアナログの代わりにGnRHアンタゴニストを使い、下垂体からLHが分泌され勝手に排卵してしまうのを防ぎ、hMGを使うことで複数の成熟卵胞を作る
●OC-GnRH アナログ法
ピル(OC)とGnRHアナログを使用し、より強力にLH・FSHホルモンを抑え、適度な数の良質な成熟卵を作る
卵巣の機能を準備しておくためにピルを服用
治療開始周期の1~3週間前からドオルトン(プラノバール中容量ピル)を内服
年齢や卵胞数に応じて時期は変動
ピル内服終了前あるいは月経開始後から、GnRHアゴニスト/ショート法やアンタゴニスト法などを行う。
低刺激周期→クロミフェン
月経3日目からクロミフェンの内服を開始し卵胞を発育させる
採卵数はGnRHアナログ+hMGに比べると少ないが体への負担が少ない
自然周期
毎回採卵できる(しなくてはいけない)
質のいい卵子が出来やすい
↓ぽちッ↓