■ [taurus ]牡牛座 2012/11/26-12/2の空模様
「もの」を探しに行く旅
は、様々な物語の中に出てくる、
ポピュラーなテーマです。
遠い地にある「もの」が
今目の前にある問題を解決する力を持っていて
それを探しに、旅に出るところから
物語がスタートします。
あるいは逆に
誰かに「もの」を届けに行く旅
というものもあります。
既に自分の手の中にあるものを
遠くにいる誰かが必要とし、あるいは待っていて
その人のもとに自分の何かを届けるために
主人公が旅を始めるのです。
今週、貴方の世界でも
そんな旅が始まるかもしれません。
先週も「旅」のことを書きましたが、
今の時期の貴方の世界を覆っている「旅」の空気は
一週間で終わるようなものではないようです。
今週、スポットライトが当たっているのは
貴方を待っている人の姿と
その旅を媒介する「もの」「財」の役割です。
ほ、放射能除去装置ですか?(笑
運命背負いイスカンダルへ~♪
...ではなくてっ
まあソーラーで見て9室に当たる射手座は、
モロ旅を意味するサインでもありますが
それは実質的に移動する旅であったり、あるいは
精神的な意味においての"旅"であったりします
なので9室及び射手座は哲学や宗教など高等教育を
意味していたりするのだ...
それこそ大地にへばりついて生きている牡牛座からしたら
未知の領域、自由の天地を文字通り生き生きと
羽ばたいている自由人、旅人のイメージ...
まあそれでも、そんな風に羨望の眼差しで見つめる目、
遥かな旅路をこの場所から遠く見晴るかす目がなければ、
ただの糸の切れた凧でしかない、とそんな気もしますが
さて、彼は一体どこへ向かうのでしょう?
いやむしろ自分は...誰に向かって何を投げかけようとしているのでしょう?
まあ、牡牛座から見た射手座はその前のハウスの8室位置なんですが
要するに性、継承、相続、遺産(パ、パートナー結婚相手の財産??)
どうでもいいけど逆に射手座から見た牡牛座は6室位置で...
労働、健康管理、部下使用人、奴隷、ペット小動物(おぃ
さて、来週の28日は月食
月の移動に伴い、先日の日食と対を成す現象でも
モロ双子座-射手座間での月食です
おお、そういえばブーメランだなぁ...
すなわち蠍座の金星土星合と山羊座の火星冥王星合の
60度セクスタイルを双子座の月およびドラゴンヘッドが
その軸となっているヨードを射手座太陽が貫く形
その双子座月の側に漏れなく木星があったりするのもミソ
現在、山羊座の冥王星と蠍座の土星とでいわゆる、
ミューチャルレセプションなるものが形作られてもいる
要するにそれぞれの星座がそれぞれの支配星を
交換し合っている状態で、何らかの力の交換が
今まさに互いの間で行われているような状態...
それが冥王星(蠍)と土星(山羊)なので、
しかも金星と火星という沸々と非常にドラマティックな
恋愛星の二星を伴っているので、何だかものすごいことに?
冥王星も土星も、どちらも言語道断、容赦のない力を持っている
それらが火星と金星をそれぞれ従え...あとはわかりますね?
ど、ドラスティック~!!かなり過激で徹底した怖さが
...なんだまたか(汗
因みにこの双子座-射手座間の位置は、今年5月に
例の金環日食が起こった場所でもあり、個人的にも
自分のバーテックス、アンチバーテックスのある場所でも...
どうあっても射手座、双子座間のテーマを掘り下げたいらしい??
すなわち冒頭の精神哲学の室でもある、射手座の定位置、
9室のテーマ...人は遠く旅することで自らの内に何かを得るのです
そして蠍座は8室、山羊座は10室
天秤座の7室が社会的なパートナーや人間関係を意味し、そして
次なる蠍座8室は、性や遺伝、継承財産、といったテーマを携え、
さらなる高みである天頂の山羊座10室へと駆け上がっていく...
この流れで考えると、今回の蠍座、山羊座間での
ミューチャルレセプションを伴った金星土星、そして火星冥王星の
連携はかなり鮮やかな印象を受ける...その鮮烈で激しい力の
流動性に、がっちりと竿を差した月食が舵を握っているような?
その頃には、しばらく逆行し停滞していた蠍座の水星も順行に転じ、
文字通りこの力強い連携にて物事が容赦なく動いていく暗示が
同時に牡羊座頭の(そういえばここは自分MCでも汗)天王星も、
この射手座双子座ラインの月食をしっかり支援する形で調停の位置に
が、山羊座の火星冥王星とはスクエアで、やはり激しく鉄火な印象
さらにこの天王星は、蠍座の金星土星とも150度インコンジャクト
(クインカンクス)←ヨードはこの150度が二つ合わさって二等辺三角形になる
さらには魚座頭の海王星は、この射手座双子座月食とでTスクエアの
頂点に...い、一体何がしたいんだ惑星オールキャスト揃い踏みで!
個人的には、この太陽と月(月食)はともかく(それでも、しっかり
バーテックス、Aバーテックスの縛りあり!)ミュレセの蠍座金星土星、
山羊座火星冥王星は、しっかり牡牛太陽とそれぞれオポ、そしてトライン
どちらにしても激しい力で動かされようとしているのは間違いない
牡羊座冒頭10室MCに来ているトランジット天王星もしっかり連動...!
さらに魚座頭の海王星が、もやっとソフトフォーカスかけて、
牡牛金星的な事柄に美しい夢を見せている、幻想、理想...
たとえ若干の嘘があったとしても、それはそれで眼福かも
しかし蠍座の土星は、そうは問屋をおろさせない
そういえば今、土星海王星間でもゆるく120度トラインが
出来ていたりして、そこに金星も加わっているので、先日も
ここで書いたような土星と海王星の、すなわち現実と幻想との
上手い具合での擦り合わせが行われていくんじゃないかと?
確かに現実は厳しいですが、そんな厳しさばかりでは
人はやっていけない、かといって夢ばかり追ってもいられない
その双方の上手なバランスが土星海王星間にて静かに行われていく
金星はそのドラマティックな舞台に美しく豊かな華を添える...
今まさに射手座-双子座という舞台を軸として、
牡羊座天王星の文字通りの変革の機運に乗り、
蠍(8室)、山羊(10室)のテーマがことごとく邁進されていく...
あるいは魚座海王星(こちらは12室)が示唆する
何らかのものさえ、ゆったりと飲み込んで...
射手、双子、魚、要するに柔軟サインですねぇ
ここに乗っかった形での今回の月食(あるいは先日の日食や金環食)
確かに何かの意味のある物事が動いている予感
不動宮の蠍座で金星を伴った土星を、まるで活動宮の
山羊座、火星冥王星がけしかけているような図にも見える
や、むしろやはり相互に牽制しつつ力を交換し合っているのか...
どちらにしても9室射手座のテーマを中心に、ダイナミックに
世の中のそれらテーマが動いていく、まさにその渦中という気もする
射手座-双子座(以前バーテックスの話で書いた通り)は、
情報通信、出版流通マスコミ、海外留学、宗教哲学...
みたいな、こちらと遠い世界であるどこかを繋ぐ手段やツール
ああ、インターネットもそうか...諸々の世界の広がりを示している
元々対人関係を示す7室以降は、社会的なハウスが続き、
ホロスコープにおける天頂、10室で成就される社会的キャリアを
頂点にして、続く11室の理想郷、そして隠遁の12室で墓に還ると...
そう考えると、今ある土星、冥王星、海王星、そして1室の
はじまりのハウスである牡羊座に還ってきている天王星の
位置関係を見ると非常に興味深いわけでして...
確実に世界は次なるサイクルへ向け動き出している?
そのダイナミズムたるや、かくも...という感じが
そんな予感を見えざる自身の運命とも照らし合わせて
じっくり考えてみたりする昨今なのです