USA放浪記134 ノースダコタ The First Hunting その2 | 東京★原宿 Luby's(ルビーズ)

USA放浪記134 ノースダコタ The First Hunting その2

USA放浪記133 ノースダコダ The First Hunting その1

↑の続きです。


「最初に探した州がノースダコタなんて、ほんと変態ですね~!」と同業の友人なんかにもよく変人扱いされます。当時はジーンズ・ブームで、デッドストックのリーバイスとかリーとかはほんとに最高のお宝でした。80年代に既に探していた人たちが、既に西海岸と東海岸からローラー作戦で探していると言う話を聞いてましたし、1991年当時、「デッドストックのリーバイス・リーは、もうほとんど残ってないだろ~」と同業の人たちの間で既に囁かれ始められてました。「その辺のブツが残ってるとしたから、ど田舎しかないだろ~!」と言う訳で安易に、僕が考えた最高(同業者がまだ来ていなくて、デッドストック・ジーンズの残ってる)の田舎がノースダコタ辺りです。
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数日後、旅に慣れてくると景色を楽しむ余裕も出てきます。「しかし、このど田舎、牛しかいね~よww」目指すデッドストックは影も形もありません。4-5日はオケラでした。まあ、それでもまずココ で発掘!結果的に読みは的中してLA まで帰り道すべてあわせて、デッドストック・ジーンズで300本位は(赤耳200本、66 30本、Lee 101 20本、Lee 200 20本等)発掘できました。ψ( ̄▽ ̄)ψイヒイヒイヒイヒ 生まれて初めてのハンティングでまさに奇跡っ!(実際、デッドストック・ジーンズに関しては、その後ほとんど発掘できませんでしたから、まさに最初で最後の発掘でした。)このまぐれ当たりのせいで、その後、地獄の発掘人生を歩むことになる訳です。。(● ̄  ̄●) 


その時通った他州の様子は以下の通りです。
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サウスダコダ →この時は、たしか何もなかったな~。いや、なんか買ったかも。でも大発掘はありません。


ネブラスカ →ここは古くからやっているデパートでデッドストック・リーバイス(赤耳とか66)ジーンズ、少なくても100本以上は買ったと思います。(詳しくはコチラ ) 後もう一軒、壁にリーバイスのデニム・バナーとかXXをディスプレイしてあった店が記憶にあります。ここは僕が行く6ヶ月ほど前に、NY在住の日本人が既にデッドストックを探しに来ていて、実際に(その人の)名刺を見せてもらって、「おぉ~、やっぱりNYからこんな所まで探しにきてるんだ!急がなきゃっ」と当時しみじみ思いましたね~。ブツはほんの少し買えただけだったと思います。


コロラド →ここは地獄みました。たぶん、ガソリンスタンドでunleaded(無鉛)とleaded(有鉛)を見間違えていれちゃったんだと思います。アメリカのスタンドは、ほとんどがセルフですから、自分が間違えちゃったんだと。。間違えた記憶はないんですけど。。それにしても、日本じゃ有鉛ガソリンなんて1975年に一般車への販売は禁止されてるのに、アメリカで規制されるのは、1995年で、それまでは普通にガソリン・スタンドでleaded(有鉛)も販売されてましたから。。それで、いきなりトーラスがマフラーから黒い煙はきだしましたから。全然スピード(50マイル位しか)出なくなって、トルクもない。ロッキー越えは登坂車線でめいっぱいアクセル踏んでも30マイル位しかでません。最後には大型トレーラーにまであおられる始末です。( ̄ω ̄;) ブヒ~ とにかくLA まで車が壊れて止まらない事だけを祈りました。あほか?さっさと直すか、レンタカー屋で車替えて貰えばいいじゃん。と今なら思うんですけどね~。

ユタ→この辺から時間なくなってきて通っただけ。通過。この辺りからトーラスの調子も少しマシになってきました。緩やかな下り坂が多くなってきたせいか?あれからハイオクばっかり入れてましたから、タンク内の鉛が少しづつ薄まりましたかね~?まあ、もう突然止まることはない感じで一安心。


ネバダ →ここもベガス の夜景を横目でみながらI-15をひたすら南下。いつかカジノで大勝してやる~なんて妄想しながら、あっと言う間に通過。


ノースダコタ  サウスダコタ  ネブラスカ  コロラド  ユタ ネバダ  カリフォルニア  と走り抜けた初めてのハンティング(地図上1500マイル位はありそうだと見積もってたんですが)実際には、LA までの走行距離、軽く5000マイル(8000km)を超えました。カリフォルニア州内に入った時の感動は遠く離れた所から生まれ故郷にかえった時のようでした。(TωT) LA には当時2-3人の知り合いの日本人がいるだけだったんだけど、なんか不思議です。やっぱりこの海(太平洋)の向こうには日本があるんだっていう距離感・安心感なんですかね~。


結局、レンタカー代も相当掛かってこれじゃ商売にならないや~とおもってこの後、直ぐに車を買ってカリフォルニア州の免許 もとります。それにしても、はじめたこの頃は18年後の今も同じことを続けていようとは夢にも思ってもいませんでした。しかし、俺も進歩がないことやってんな~。


それでも、初回でかなり発掘できたおかげで、(当時は店を出す前だったので、ほとんど卸しで売っちゃったんだけど、結構、買い叩かれてムカついたけど)そのおかげで、車を買ったり、次回のハンティング資金位は確保できたし、現在に繋がってるんだと思います。とにかく、ここアメリカでは(最初は言葉も出来なかったせいか)、一人ぼっちで、「頼れるのは自分だけ、なんでも自分でやらなきゃ!」 みたいな痛烈な印象が今も心に残っています。

"v( ̄ ̄(●●) ̄ ̄)v"ブヒィ~http://www.lubys-tokyo.com
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