最近・・・、いえ、これについては以前から、

思っていたことがあります。





今日のテーマ、「自分の魅力を知らない人たち」

のことです。




最近、ファッションのことも取り入れたセミナーを

やってみて、色々なことに気づきました。



それほどファッションにこだわりがないように

見える人でも、何のこだわりもなく洋服を着ている人は

一人もいない、と言うこと。



そして面白いのは、その人の骨格に似合うファッション

パターンに対し、ほぼ全員が自分の好みではなかった、という

現実です。





興味深い!





そして、皆さん、なぜか自分に似合わないタイプの服装が

好き!




似合うものを選んでも最初は、抵抗しかないのです。

それだけ皆さん、自分のことをきちんと見ていないのです!





かくいう私もスタッフも、同じ穴のムジナでした。




要はおしゃれに興味が向いた理由も、結局

スタッフと『それが似合う、それは似合わない』と

けんか腰になるまで、突き付けてきた二年間があったから。



不思議ですが、一緒に仕事をしている人が、

素敵だとテンション上がります。



逆に似合わないものを着られるとテンションが下がる

ということに気づいたのですね。




うちは、基本的に振動数を上げることを目的に

お仕事をしていますから、テンションが下がるなんて、

すでに死活問題です。


ついでに言えば、最初は自分の好みでなくても、

すごく似合うものを着ると、それまでの自分の服が実は、

似合わないことに気づくわけです。




それで結局、相手が選んでくれる服を着ることに…。




というわけで、それからは積極的にお互いの服装に、

いろいろチェックを入れるようになりました。





最初、それはお互いの直観のようなものだったのです。




が。




そこに骨格診断、という理論づけされたものを発見して、

本当にびっくり。





自分たちが互いに言い合っていたことが、

あまりにも的確に、系統立てて書いてあったのです。




単純に「あなたにはこれが似合う」「これは似合わない」と

直観で突き付けていたものが、文章になり、理論化されて

存在していました。





その時、妙なはまり感と共に、「ああ、やっぱり」

と私たちは思わずにはいられませんでした。




ただ問題は、それが自分の好きとは、真逆の方向に

あったことでした。




スタッフと二人、自分の好みではないけれど、明らかに

似合う方向へとシフトしている間、突き付けられたのは、

結局、自分の中の考え方でした。





嫌いな服装に対する考え方は、自分の中にある

無価値観とか、何らかの恐れに直結している、

ということがわかりました。




ファッションやスタイルは、突き詰めるとある意味、

その人の人生へのあり方さえ、表している、と

今では感じます。




人生のあり方、生き方そのもの、年齢を重ねるほどに

出てくる、その人自身。




それが顔、体型、ファッション、そのすべてに

わかりやすく現れているのです。




そして外側のファッションやスタイルが、どれほど、

その人の生き方と密接にかかわっていたのかが、

この数年で驚くほど理解できるようになりました。




「体験は一見に如かず」です。




若いときには、気にならない多少のズレが、

年齢を重ねると、隠しようのない現実となって

現れます。




よく中身と外見は違う、と言いますが、

よほど詐欺師でもない限り、その人の外見は、

その人の中身をも示唆しています。




色々な意味で。




「見た目」は、思っていた以上に、驚くほどの確率で

その人の中身が現れます。




特に40歳を超えてくると、ほとんどごまかせません。




たいてい、自分が人からどう見られたいか、と

自分が人からどう見えているかの間には、驚くほどの

差があります。





たとえば、「大人っぽく素敵な人に見られたかった」私ですが、

かつての私は、むしろ「しっかりした恐そうな先生」っぽい印象

だったみたいです。(イメージ違うし( ̄_ ̄ i))



そのころの写真がこれ。5年くらい前の写真でしょうか。



去年まで使っていたブログの写真です。初めて来られる

お客様に「全然、印象違いますね。」とあまりにも言われるので、

今の写真に変えました。



(この写真を見て、もっと大きくて怖い人かと思っていたと

よく言われてました。)




今、自分に似合う、はまる服を着ている自分を知ると、

かつて着ていた服は、自分を「大人っぽい」というより、

老けて見えることがわかります。




自分が思っているのと、人が見るのとでは、印象がまるで

違うこの現実。





大人に見えたいと思っていたのに、大人を通り越して、

老けて見えるってどういうことよ!?


って思いません?




驚くことに、自分に似合う服を着たら、今の私は、

皆さんからなぜか「可愛い人」と言われます(@_@)。






逆にスタッフは、おしゃれでこだわってる服を着た

素敵な人として、一目置かれたかったそうです。




でも当時の彼女を知る皆さんの意見は、「ちょっと変わった服を着た人」

という印象だったそうです。(その評価にがーんとなっていましたが)




そうなんです。




当時、確かにこだわった服を着ていたスタッフでしたが、

「それが好きなんだろうなぁ」という印象はありましたが、

残念なことに似合っていないので、素敵には見えませんでした。




でも時々、皮素材の黄色のトレンチコートなどのシャープな服を

着てきた時には、それはそれはカッコよくて、すごく人目を引いていました。




その時、私は「この人は、こんなに似合う服があるのに、どうして

そうではない服ばかり着てくるんだろう?」といつも不思議に思っていました。




でも彼女に聞くと、「それが好きだから、他人がどう思おうが関係なかった」

と言うのですね。




でも「人は関係ない」のに、本当は「人に素敵と思ってもらいたい」と

思うのは、矛盾しています。




自分が好きなものを着れれば、人の眼なんか気にしない、

というのであれば、そのまま似合わなくても好きな服 を

着ていればいいのです。




でも、もっと心の奥を覗くと、こんな風に見られたい

自分というのがちゃんと出てきます。



そして、面白いことに似合う服を着ると、スタッフは、

自分の望み通りに、人から見られるようになり、

びっくりしているというわけなのです。




セミナーやセッションで見た目に、着目し始めると、

どれほどそれがその人の生き方や人生に大きな影響を

及ぼしてその状態になっているのかが見えてきます。




多くの人が自分の望みと、本当の自分との間には、

大きな溝があります。




たいていの人のこうなりたい自分は、ゾウになりたい小鳥、

もしくはハムスターだと思っているゾウ。



あるいは、ウサギのつもりのワニ。




どれもかなり無理があります(笑)。




でも人間って不思議なことにそんな希望を

たいていの人が持っているんです。




自分にはないものが欲しいのですね。



けれど、どんなに頑張っても、人は自分以外の

人間にはなれません。




それでも、と私は思います。




小鳥は声が美しく、見かけも可愛らしい。

ゾウの大きさ、強さ、特有の賢さ。

ワニの水の中での速さ、強さ、独特の美しさ。




どの存在も、それぞれの特徴と美しさ、素晴らしさを

備えています。




それぞれがそれぞれ、まるで違う美しさと素晴らしさを

持っているのです。




人間もまた、同じです。




誰一人として同じ人はなく、だからこそ、その人独自の素晴らしさ、

美しさ、ユニークさがあると私は思うのです。




頭で考える自分の理想と、自分が似合っているものは、

面白いほど皆さん、違っていました。




けれど、その存在の本当の特徴と、その美しさに気づかないことほど、

もったいないことはないと、今の私はつくづく思います。




小鳥がどんなにゾウの真似をしても、あの雄大さや、

大きさ強さを表現することは不可能です。




ワニがどんなにリボンをつけても、ウサギのように

愛らしくはなりません。




むしろ凶悪さが増してしまいます。




しかし、小鳥が本当の自分の愛らしさに気づくこと、

ワニは、ワニである自分のカッコよさに気づくことで

その魅力は一気に花開きます。





自分でない違うものにどんなに憧れていても、

違うものは、違う、と今の私は思います。





それは、本当の自分の魅力を消し去ってしまいます。




逆に、小鳥が小鳥であることに気づくと、

その愛らしさでまわりを魅了できます。




ワニのカッコ良さがあれば、人はあなたに一目置きます。




美しさって、ステレオタイプの、皆同じものではないと思います。




人それぞれに美しさが必ずある、私はそう思います。




それは、本当の自分に気づき、その特徴を生かすことで、

どれだけでも変わっていける、と感じるのです。




皆さん、本当の自分に気づいてください。




そして、自分をよく見てください。




服だけ見ないで、その服を着ている自分をしっかりと

見るのです。




自分を知ることは、本当に難しい。

だからこそ、色んな意味で、第三者的な目があるのです。




あなたの特徴、あなたの美しさ、あなたの賢さ、あなたの才能、

あなたの中には、それらのすべてが眠っています。




もしあなたが今の自分に満足していないとしたら、

あなたはただ本当の自分を知らないでいるだけなのです。



人が悲しい思いをするのは、必死で自分で

ないものになろうとするときなのです。



本質の自分を全否定して、別の価値観で生きようとする時、

人は苦しくなってしまうのです。



自分を観察しましょう。



人からどう見られているかは、あなたに指針を与えてくれます。



色んな人に自分はどう見えるのか、聞いてみましょう。



きっとあなたが思っているのとは、違う答えが返ってくる

と思いますよ。




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☆あなた自身の骨格スタイルやあなたに合うものを

提案するセッションも行っています。


セッションご予約時に、お伝えください。

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