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シャプティエのクローズエルミタージュのハーフ、ケースで買っていて、
今回久々に飲んだが、エレガントでひたすら美味しい。
 
少し寝かせた甘みと、スパイシーなシラーの個性と、小気味いい素敵な酸、
これはもはや繊細なフレンチのメインを相手にしてもひけをとらない
素晴らしい食中酒だと思う。
ミディアムボディらしからぬ余韻の長さは、お刺身をはじめとして
和食懐石一般にも十分に対応できる、
っていうか、これがあれば、食事中にブルゴーニュの必要性は
 全く感じない、それだけ存在価値がある、っていうことだ。
 
幸か不幸か、この本質は一般には全く理解されてないので
今は比較的手頃な価格で入手できる。
このハーフも2000円ちょいだったと思う。
 
ビオデナミでちょっと神経質なところもあるので、安いからといって
ぞんざいに扱うとへそ曲げてしまいけど、むしろこの上のクラスの
エルミタージュ一連よりもずっと懐深く受け入れてくれるのは
すごく嬉しい。
 
シャプティエ大好きで、エルミタージュも結構手持ちがあるけど、
まずはこのアイテムの新着時の定点観測で十分かな、
とも思ってしまうくらいだ。

なかなか飲む機会はないけど、例えばルーミエのシャンボール村名
ぼ1980年台を飲めたとして、エレガント度合でどれだけ優れているのか、
いつも美味しい思い出しかない、トルショーのロッシュ04も飲みたくなった...
機会があれば是非検証してみたいな。
(なかなかないとは思うけど・苦笑)

食中酒としていい、なんて言いながら、
土曜の夕方に、アテもなくハーフ1本飲みきってしまった。
そんな気まぐれにも十分付き合ってくれる。

次男が明日の本番を控えての公開リハーサルを鑑賞
した土曜の夕方。

日本語版の田舎の「ドンジョバンニ」公演だが
20年以上は聴いてるオペラで大好きな演目なので
感慨深かった。
親バカ不問、を許して貰えば、次男はダントツのイケメンだったし(苦笑)。

たまに自分のこいつくらいイケメンだったら人生が変わってたかも、
と思うことがある。

今日の本番は僕は行けないけど、それなりにまとまった公演になりそうだ。

日本語版なら何言ってるのか逐一わかるかと思っていたが
重唱で早口だと殆ど分からない。
原語字幕でオリジナルを見るもどかしさは、
これからはそんなに気にしなくてもいいみたい…