出先にて。

 

 

 

 

3月中下旬の訪問。

草津は吹雪。

宿は湯畑広場直近。

若い子たちが湯もみショーに並んでいる。

 

 

 

 

 

先日飲んだジョルジュラヴァル系の味と香味。

こちらはピノノワール 100のブランドノワール

だがヒネ感は全くない。

泡が穏やかで酸もマイルド、

今が一つの飲み頃と言っていい。

何度も湯浴みしながら飲んでると

ヨーグルトのニュアンスに黒糖風の甘み

に本当に癒される。

シャルドネの骨格がない分、先日のラヴァルには

ワインとしての完成度で一歩譲る感じだが

いずれにせよ素晴らしいシャンパーニュ。

 

この日の宿は名湯白旗の湯元直近で

自家源泉も持っている。

 

 

 

 

 

 

 

これが自家源泉の湧出場所。

 

若の湯の方が柔らかいが、湯畑泉質みたいな

「気が抜けた」感じのない

パワーあふれる泉質。

白旗の方は共同浴場にある「強」と「弱」の

中間の感じで実に素晴らしい。

 

今回の草津滞在、朝早くに家を出て、まず草津の「煮川の湯」

で朝風呂浴びて

まず遅めの朝ごはん。

 

 

 

ここは普通だったので

すぐ移動して早めの昼ごはん。

 

 

 

 

 

 

ここは高めだけど美味しかった。

明日の帰りも寄ろうかな?

(と思ったら定休日だった)

 

宿の食事も。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝は軽め。

 

 

一晩で60センチ積もったらしい。

 

 

帰りは道中気になっていたお蕎麦屋さんで。

 

 

 

 

いかにも田舎のお蕎麦だが、意外に良かった。

 

根っからの蕎麦好きだが、個人的にはブルゴーニュとは付き合い方は全く違う。

真っ当なお店であれば(これ大事)

どこでもそこそこ満足できると知る。

さすがにこちらは少し早かったかな?

 

 

 

 

ゆっくり飲むとまぎれないヴォーヌの香りと後口の深い余韻。

 

派手で外交的なワインではないが

(飲み頃を間違えなければ)実直で素直なヴォーヌを楽しめそうだ。

 

標高の高さから考えても

プティモンとボーモンはよく似ている感じで

重心が上で余韻が鼻から上に抜けていく。

軽やかでありながら、いかにもヴォーヌらしいおそらくは粘土由来の

ニュアンスが後口に品のある重量感を演出してくれて

出処の良さには感服する。

 

最近の好みで言えば

(2年くらい前に飲んだドルーアンのプティモンの衝撃が強かったせいか)

プティモンの方が魅力的に思う。

畑の位置で見ればまさにヴォーヌロマネ村のど真ん中で

モンジャールミュニュレのそれは持ち畑リシュブールに接する直上だ。

その事実だけでこのワインは飲んでて美味しい笑。

 

ま,一般論としては造り手も様々だし、個々の畑の位置も違うので

一括りにできる話では到底ないのだけれども。

 

 

いやいや、ブレッド(プレタノミセス)が凄くて

驚いた。

豊満な健康的な果実味を満喫しようとする

そばからその「個性」がムンムンと前面に

出てきて閉口してしまう。

 

結局4日ぐらいかけてチビチビ飲んだ。

酒質は落ちないので悪くはないが苦笑。

 

10年前くらいに1996のこの造り手の

ベーシックラインを持ち込んで大当たりだったこと思い出す。

その2010があるので4年先に飲んでみようか?

 

このマリーブービエの2008もまだ手持ちがあったけど…

ちょっと残りはいつ開けたらいいやら?