べレッシュのロゼを飲んでみました。
このキュベはどちらかというと「商業的」なものみたいに感じました。
丁寧な裏ラベルに恥じることなく「アッサンブラージュ」とあるように、これはセニエ方式ではなくて
赤ワインを加えて造ったもの。
ミネラルの文字が並ぶ説明書きですが、あまりミネラル感は感じません。
そう、悪く言えば「シャバシャバ」系。
確か同じビンテージからできたもので「アンスタン」のロゼもあったはず(残念未飲)。
そちらは生産本数が800本だったから、これはその8倍の生産本数です。
そうか仕方ないか.....
残念ながら、私にはベレッシュ独特のハウススタイルを感じることができませんでした。
一言でコクがなくて薄いのです。
ベレッシュにしては珍しく外れてしまいましたが、
購入前から怪しいとにらんで?1本きりしか買ってなかったから、まあいいか......
なんだかちょっと損した気分になったので、いつものエクストラ・ブリュットも開けてしまいました。
ロゼもこれも赤ぶどう系シャンパーニュに違いはない筈ですが、
さすがにこっちはコクとうまみがあって、べレッシュワールド!全開ですね。
ちょっと安心しました。
後半の水っぽさは御愛嬌、なんら問題のない美味しさといっていいと思います。
ただこれもレゼルブワインを30%、「アッサンブラージュ?」しているわけで....
ロゼの方は、裏ラベルにあるように8%だった筈、
となると、無理やりロゼに仕立てることがそもそも「スタイル」に合わなかったのかもしれません。
まあ、べレッシュ、大好きですけど、昔ブルゴーニュの赤に抱いた崇拝的な気持ちを抱けるかと
いうとそれは別問題で、美味しい、楽しい、それっきり、的なはかなさをこのエクストラ・ブリュット
にも感じてしまうのは、仕方ないのかもしれませんね~。
べレッシュを「はしご」してちょっと飲みすぎて撃沈し、4時前に目が覚めましたが(まいどのこと?)、
このパターン、あまり体にはよくないので、注意が必要ですね。