フェデラー、ドバイ5回目の優勝を飾る | マレー・ファン@ラブテニスワールド

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英国テニス・ナンバーワン選手のアンディ・マレーを応援しながら、
ロンドンでの暮らしを綴るブログです♪
マレーがついに2012年ロンドン五輪で金&銀メダリストとなりました。
一緒に応援してくださった皆様、本当にありがとうございました!

アンディ・マレー対ロジャー・フェデラーのドバイ決勝が行われ
フェデラーは7-5, 6-4でマレーをストレートで下し、
5回目のドバイ優勝記録を打ち立てました。

…って冷静な私です。

フェデラードバイ優勝


…な、わけないじゃないですかっ!

試合が終わった後、すぐさまテレビを消してしばらく沈黙。
トロフィー授賞式やインタビューなんて当然見れません!

とは言え、現実から目をそむけてはならないと思い直し、
再度テレビをつけなおし、録画放映を巻き戻して
フェデラーがトロフィーを掲げている姿を呆然と眺めました。

そのあと土曜のディナーに出かけ、おいしい食事を食べながら
友人たちと大笑いしテニスから遮断されたひと時を過ごし、
やっと今日の結果について冷静な判断ができるようになったので
このブログを書いてます(笑


それにしても今日の決勝はATP500とは思えないほどの盛り上がり!
さすがフェデラーの第二の故郷でもあるドバイですね~
スイス国旗を掲げた地元ファンたちで会場はびっしり。
熱烈マレーファンも加わり、大歓声の中試合が行われました。

それ以上の対戦を挑むかと思いましたが、今日のマレーは

レベルダウン!


昨日はファーストサーブ率が71%だったのに、
今日はなんと48%。

しかもジョコヴィッチ戦ではかなりレベルを上げて挑んだのに
今日は試合開始時からマレーの闘志がどうも感じられない…
もうファンになって6年になるので、ボディランゲージで
分かるんですよね。

というのも…

過去マレーはグランドスラム以外ではフェデラーよりも勝っており
3回戦にもつれ込んだらマレーが8勝5敗とリードしています。

フェデラーと別の選手が次の対戦候補に上がると、マレーはいつも

「次は○○に当たるより、フェデラーと当たりたい」

などと言うくらい。

マレーは以前はフェデラーを越えることを目指しましたが
現在のライバルは同年代のジョコヴィッチとナダル。
だからといってフェデラー相手に気を許してはいけません!

今日はマレーはこの教訓を学んだことと思います。

特にブレイクを取ったあとのチャンスを取らなかったことが痛い。
フェデラーはロッテルダムの準決勝以来サーブを落としたことが
なかったのに、マレーはついにフェデラーからブレイクを
取りました。

でもあとが続かないと…ね?

マレーのへなへななセカンドサーブに対し、フェデラーは
チップ&チャージをしかけて脅かします。
そのためマレーがウィナーを決めようとしてミスを放つ…

ここでふと思ったのですが、今回のような試合に関しては
昔の「防御的」プレイの方が有効なのではないかということ。

どんなに相手が攻撃してきても、とりあえず球をコートに
打ち返し、相手のミスが起こるまで辛抱強く待つ。

これが以前のマレーのスタイルであり、かつ多くの非難を浴びた
スタイルでもありました。

今大会のマレーは多少の危険は冒しても攻撃的に球を返します。
特にファーストサーブが決まれば、マレーには怖いものなし。
成果は準決勝のジョコヴィッチ戦で明らかです。

でもセカンドサーブが弱点のマレーは、ファーストサーブが
決まらないとブレイクされる危険も沢山。

多分、この辺は次のインディアンウェルズ大会の前に
レンドルと練り直すことでしょう。

さて負けたのは残念でも、今大会から得た素晴らしい成果も
語らなければなりません。

2年続けてマレーは全豪オープンの決勝で負け、その後
大きなスランプに陥るというパターンを繰り返しました。
でも今年は違います。
三年連続優勝のジョコヴィッチを破って初のドバイ決勝進出。

このことについてマレーはこう語っています。

「今週の成果がとにかく嬉しい。去年の今頃はまったく別の 
 ポジションにいて、別の精神的状態をくぐっていたからね。
 
 次の大会(インディアンウェルズとマイアミ)が
 僕にとっての正念場だ。ここで過去二年間苦しい思いをしたから
 現地にすぐに飛んで準備に取り掛かるつもりだ」

この言葉通り、マレーは今夜の便でロサンゼルスに出発しました。


それより何より…

インディアンウェルズとマイアミでは、麗しのレンドルが
待ってます!

マレーのレンドル相乗効果は計り知れません。
もちろんレンドルのコーチ力と影響力の素晴らしさは
マレーのプレイからも明らかです。

ただ試合が始まったら、マレーはコートでただ一人。
レンドルがボックスにいるといないとでは大違いです。
なぜって、マレーにとってレンドルの存在は、
マレーが何を目指し、何をテニスから求めているかを
常に思い出させてくれるからです。

今回のドバイでも、何度レンドルの存在がほしかったことか…
特に今日のフェデラー戦。
きっとレンドルがボックスにいたら、マレーの闘志は
まったく違っていたと思います。

私もドバイにいたら、レンドルの切り抜きを持っていって
応援しましたよ(笑

フェデラー対マレー:2012年ドバイ決勝ハイライト

===

さてすっかりドバイに心を奪われていた私ですが、
一番待ち遠しいのは、インディアンウェルズの
ドロー発表!

それまでちょっとテニス観戦は休憩して、自分のテニスの方に
力をいれようかと思ってます。

ロンドンは晴天が続いていてテニス日和なんですよね~
このチャンスを狙わねば(笑

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