タイトルだけ読んだら…すごく淫らな妄想が浮かぶかもしれないけど…
今日は違うので、ぜひ最期まで読んで欲しい。
昨日は「混乱法」の基本的な仕組みの話をした。
・女の子の「ど忘れ」のメカニズムを利用する。~混乱法~
言わば「ど忘れ」の状態を創り出す方法で、日常のなかで
パターン化されている言動を崩して、そのときにできる
“隙”を狙って、暗示となる言葉を投げ込む…というものだ。
ボクが若かったころ…意図せずにこの混乱法が見事にハマった、
実際の例を話をしよう。
大学時代のある暑い日、友だちと二人…ナンパをしようということになった。
道を行く女の子に声をかけてはフラれ、声をかけてはフラれ…
行き交う女の子たちに白い目で見られながらも、次から次へと…。
今考えても、我ながらすごいバイタリティだ。
そんななか、すごく可愛い女の子たちが、買い物帰りの
大きな袋を持って歩いていたんだ。
ボクと友だちは、彼女たちに狙いを定めて(?)、今までどおり
後ろから追いかけて、その子たちの前に回り込んで
声をかけようとした…まさにその瞬間!
![水しぶきを浴びる女の子](https://stat.ameba.jp/user_images/20131019/21/lovestrategist/bd/e1/j/o0600039912721530945.jpg?caw=800)
photo by brett jordan
「バシャッ!」
という派手な音とともに、大量の水しぶきがあがったんだ。
「え!?」
ボクたちも、彼女たちも頭が真っ白。一瞬何が起こったかわからなかった。
大量の水をかけられて、彼女たちはびしょ濡れ。
(…ボクらがかけたんだけど。汗)
どうやら、彼女たちが歩いていた横に大きな水たまりがあって、
彼女たちに集中するあまり、ボクらはそれに気づかなくて、
思いっきりその中に突っ込んでいってしまったんだ。
彼女たちにとっては、ナンパしてきた男たちに水をかけられるなんて、
まさに予想外のできごと。
彼女たち:「え?え!?何?」もう、この時点で、ボクたちは完全に失敗だと思っていた。
ボクたち:「わ、わーっ!ごめんっ!!」
彼女たち:「あ、あはははっ!ちょっとーっ!」(なぜか笑い出す。)
ボクたち:「お、思いっきり水たまりに入っちゃったw」(笑うしかない。汗)
彼女たち:「普通ありえないでしょ!」(でも笑ってる。)
ボクたち:「ごめん!買い物帰りにびしょ濡れって…ありえないよね!?」(もう…完全に失敗だ...orz)
だって…アクシデントとはいえ、女の子に思いっきり水をかけて、
びしょびしょに濡らしてしまったんだから。
彼女たち:「もーっ!信じられないっ!!」この時点では、それまであった「下心」なんてまったくなくて、
ボクたち:「ほんとごめんっ!あ、そうだ。お詫びに…これからメシか飲みに行こうよ。」
純粋にお詫びをしたい…そんな気持ちだった。
彼女たち:「え?」はっきり言って“ダメもと”だ。でも、どうせダメなんだったら、
ボクたち:「そしたら…濡れた服も乾くかもしれないし…。」
ちゃんと誘って玉砕されようと。
そしたら…
彼女たち:「どうする?」「うーん…まぁ、いいか!w」…そう。不思議なことに、結果的にそのナンパは成功しちゃったんだ。
後日、その子と話をしたときに、こんなふうに言っていた。
「けっこういろんな人にナンパされたけど、もし、普通に声をかけてきた
だけだったら、絶対について行かなかったよ。」
もちろんこれは、極端な例かもしれないし、混乱法を
“テクニック”として使ったわけじゃない。
けれども「買い物をして帰る」っていう“流れのある行動”のなかで起こった、
「水をかけられる」という予想外のできごとが、偶然とはいえ、
彼女たちを混乱させることになった。
ここでボクらは、お詫びとして、濡れた服が乾くかもしれないから、
ごはんを食べに行こう…って言ってるけど、これは結果的に、
以前話した結合法になっている。
・本来関係のないものを結合して、彼女に行動を起こさせる魔法の言葉。~結合法~
そもそも、お詫びだからといって、服に水をかけた男とごはんに行くなんて、
冷静に考えたらおかしな話だ。
さらに、「濡れた服が乾くかも…」なんて、本来はそのまま帰って
着替えたほうがいいに決まってる。
でも、そんな状況でナンパされるなんていう、普通ではありえない
シチュエーション(混乱)が、彼女たちの心を無防備な状態にして、
普通だったら断る誘いに乗ってくれて、結果的に“成功”につながったんだ。