本来関係のないものを結合して、彼女に行動を起こさせる魔法の言葉。〜結合法〜 | モテる方法:大人の恋愛心理戦略〜モテの流儀〜

モテる方法:大人の恋愛心理戦略〜モテの流儀〜

「あの人から好かれたい。」相手の心を揺さぶる人なら誰もが知っている潜在意識のお作法で、好きな人からモテるようになる「恋愛心理ストラテジー」。心理・催眠・NLP・コールドリーディング…すべてはモテるためである。

こんばんは。黒影@恋愛戦略家です。

先日の結合法の事例は、複数の事柄(命令・指示)をつなげる例として、某講座で10年以上使ってきた、生徒さんたちに集中してもらうための文言のネタばらしをした。 とはいえ、このブログはやはり「恋愛」「モテる」というテーマなので、そういう事例はないのか…と思った人もいるだろう。

なので、合コンやデートをしたあと「女の子から」自分に連絡してもらうときに使った結合法の話をしたいと思う。

もちろん、別れ際に「メールちょうだい」とか「電話ちょうだい」って言えばいいじゃん…って話だし、そもそもキミから連絡すればいいんだけど、あえて女の子に「能動的に」連絡させたい…というときに使うんだ。
(彼女自ら連絡をとる…という行動を起こさせるのには意味がある。)

「家に帰って一息ついたら、ちゃんと着いたか心配だからメールして。あ、それか…メールするのが面倒だったら、ケータイから電話してね。」

…と、こんな感じ。

さらっと言えば、一見普通の会話に聞こえるけど、よくよく考えると、おかしなことに気づかないだろうか?

キッチンでメールする彼女
photo by Sasamon Rattanalangkarn

そもそも、

「家に帰る」
「部屋で一息つく」
「ちゃんと着いたか(キミが)心配」
「(キミに)メールする」
「(電話するのが)面倒」
「(キミに)ケータイから電話をする」


というそれぞれの事柄は、本来何の関係もないことだ。
(さらに、家の電話からでもいいのに、わざわざ「ケータイから」と言ってるけど、それも関係ない。)

だから、彼女が「家に帰って部屋で一息ついた」からといって、キミに連絡する筋合いはないわけだ。

けれども、それぞれ関係の無いことを「接続詞」でつなげることで、彼女はなんとなく、そうすることがあたかも自然な「一連の流れ」のように感じてしまう

つまり、自宅で一息ついたとたん、キミに「メール」か「電話」で連絡することが当たり前のように錯覚してしまうんだ。 (キミはもう気づいていると思うけど、ここには前述の「ダブルバインド」も仕込まれている。)

すでに結合法の仕組みを知ってしまったキミは、

「こんな簡単なことで女の子から連絡もらうなんてできるのか?」

と思うかもしれない。けれども、こんなに簡単だからこそ、相手の意識のフィルタをすり抜けて、抵抗なくすんなりと受け入れられてしまうんだ。

また、もう少し突っ込んだ状態…雨が降ってきたデートの終盤、女の子をホテルに誘いたい。でも、あと一歩…彼女が迷っているようなとき、

「ホテルに行こう。」

と誘ったら、答えは「YES」か「NO」の二者択一(クローズド・クエスチョン)なので、拒否される可能性も高まる

そんなときは、やっぱり「結合法」を使って、

「終電もなくなっちゃったし、雨で濡れたら身体が冷えちゃうから、そこのコンビニで傘を買って、今のうちにそこのホテルに入って休もう。」

って誘うんだ。

「終電がなくなった」
「雨が降っている」
「濡れたら身体が冷える」
「コンビニで傘を買う」
「ホテルに入って休む」


…冷静に考えたら、全然関係ないことだ。

けれども「終電がなくなった」ことや「雨が降っている」「身体が冷える」ということは否定することのできない事実だ。

そして、それらの事実を「~だから」という順接の接続詞によって「コンビニで傘を買う」という行動、さらに「ホテルに入って休む」という行動に結びつけてしまうんだ。

「否定できない事実」と「行動」を結合するというこの結合法は、催眠誘導などで「暗示」を与えるときにも使われるテクニックなんだけど、接続詞に続く「行動」を否定しにくくする…という効果があるので、結果として女の子をホテルに連れ込みやすくするんだ。

もちろん、彼女がキミにベタ惚れで、やる気満々(?)だったら、こんな回りくどいことをしないで、彼女の手をとって堂々と自信を持ってホテルに向かえばいい

でも、もしあとほんの少しの後押しが必要だったら…彼女の背中を「ちょんっ」と押すつもりで、結合法による「理由」を提供してあげると、彼女も自分自身にOKを出しやすくなるんだよ。

そして、キミが提示するその「理由」は、論理的に正当性がなくたっていいんだ。だって、彼女は理性ではなくて、感情的に納得をしたいだけなんだから。