ここのところ、冬ということもあり、ストッキングだけでなくタイツもいろいろとレビューさせていただいていますが、ようやく気づきました! タイツの中で脚を綺麗に見せるなら30デニールが一番。30デニールくらいの厚さのタイツは、ストッキングとタイツの中間ということで「シアータイツ」、透き通るほど薄いタイツと呼ばれます。ストッキングほど素肌感はないものの、50デニール、80デニールタイツのように防寒に走っていない、けれどもしっかり質感を残している絶妙なバランスが30デニールタイツの魅力です。

サブリナ30D

今回取り上げるのは、サブリナの30デニールシアータイツ。キャッチコピーは「美脚きわだつシアータイツ」。そして「オールシーズンはける、大人のニュアンスタイツ」と謳っています。オールシーズン履けるということですので、ストッキングとしても使えるということでしょう。暑い夏に履いていても「暑苦しい」と言われない自信があるのでしょう。いいですね。

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ちなみに、ニュアンスタイツってなんでしょう? 冬でもいけるし夏でもいける、そんな微妙なタイツという意味合いでしょうか、でも正直よくわかりませんでした(^^;)。グンゼの方、よければ教えてください(笑)

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レビューするのはスイートグレー。ややライト系のグレーです。タイツレビューなら黒でしょう、という声も聞こえてきそうですが、実はグレーカラーは今マイブームで、たくさんの女性にグレーの良さを見ていただき、もっと履いていただきたいと心から思っています。なので、今回はグレーにさせていただきましたw。グレーは黒と比べると重くなく、女性の柔らかい脚の曲線を美しく見せてくれる素敵な色だと思います。

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タイツの美しさは透け感にあります。タイツを履いている脚は、太ももやふくらはぎのように太い部分もあれば、足首や膝裏のように細い部分もあります。太い部分は素肌が透け、細い部分にかけてストッキングの色が濃くなる。この陰影(グラデーション)がタイツ脚の美しさです。

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サブリナシアータイツは、このグラデーションがとてもきれいです。シアータイツにありがちな色むらがありません。カラーの濃淡が均一で、素直な透け感が表現されています。光を受けているところは明るく、受けていないところは暗い、そのような自然でスムーズな階調のグラデーションになっています。夏にストッキングとして履けるかといえば、ちょっと微妙ですが、この透け感は素肌感がしっかり出ますので、夏のコーデにも合わせやすいというのはあるかもしれません。モデルさんに少しアクティブに動いていただき、いろいろな角度から着用した脚を見させていただきましたが、確かに「ストッキング以上タイツ未満」で、どっちともとれる「ニュアスタイツ」だと思いました。

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以前このブログで40デニールタイツ(黒)を取り上げたとき、薄手のシアータイツは履きムラが出るので履き方が難しいと申し上げました。このグンゼのシアータイツは履きムラが出ません。それは生地がとても柔らかく、履きやすいということにあります。そのぶんフィット感はそれほどないのですが、フィット感を重視した着圧系のタイツだと生地が硬いので履くときに伸ばしづらいですし、うまく伸ばせないところは色ムラになります。それがこのタイツにはありません。ストッキングにしろタイツにしろ、サブリナは比較的フィット感の強い味付けですが、このシアータイツに関しては「きれいに履ける」を重視して、柔らかい生地になっています。

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つま先は切り替えなしのヌード仕様。ネイルもきっちり見せられ、すっきりとした足先、足裏です。個人的にはつま先の切り替えは足先のアクセントになって好きなのですが、最近のタイツはすっかりオールヌードが主流になってしまいました(TT)

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タイツをストッキングと比べて生地が厚いので、女性は履いていて安心感があるそうです。ヒールを脱いだシアータイツは、自宅のオフモードにもとてもお似合いです。ソファやベットでリラックしたひとときでも、お色気よりもガーリーな印象で、そのしぐさをかわいらしく演出してくれます。
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