ＢＬマンガ『卒業生－冬・春－』（中村明日美子）のソノ先を勝手に妄想してみる。


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ええと、つうワケでやっと『卒業生-冬－』・『卒業生-春-』を読みましたこんにちわ☆ニコです。　　

んでまあ、感想は書きません！こんなものっそ出遅れておいて感想なんか書きません！んなの素敵なよそ様が散々書かれておられると思うので、いまさらワタシがナニを書く！？

おハナシはそりゃあすっげえ良かったです！最高でした！ナニがイイって『同級生』でも最高だった当て馬様・ハラセン・３５歳・職業高校教師☆が最高に素敵な当て馬様でした～

くどいようですが、ニコさんは３５歳の攻め様にちょお萌えるっ！くわしくはコチラ♪

ハラセンが高校生の時のエピソードなんか、当て馬好きのワタシにしてみたら、“いかにハラセンが魅力的な男性であるか” のダメ押しとしか思えないもんねっ

あのエピソードは、ハラセンがどれだけ我慢強い素敵な男かってのを見せ付けるための段だとしか思えないもんねっ！ムッフー

ハラセン最高

そんでもって、攻めの草壁もかなりイイ攻め様ですよねっ！この子はイイよっ！ あの優しさっ！思いやりっ！包容力っ！あふれるデリカシーっ！そして、何ものにも変えがたい明るさをもっているっ！ この子は太陽のようです。そんなほぼ完璧な攻め様はまだたったの高校生で。未成年で。青春真っ只中で。最後の最後で押し留めておけなかった彼の感情の発露に根こそぎもっていかれました、、、。（ニコさんは、慟哭や叫びが大好物なんですｖ）いやあ～、本当に素晴らしい攻め様でした～

そんなワケでこの『卒業生』の２冊は【素敵当て馬様推進委員会】の会長かつ【アンチ無理矢理攻め同盟】の会長のニコさんを根こそぎまるっと満足させてくれた素晴らしい作品でしたっ！本当に素晴らしかったっ！

くどいようですが、当て馬様が素敵でなおかつ攻め様も素敵って作品はなかなかないです。当て馬様が素敵な場合は得てして攻め様はダメ男な傾向にあるし、攻め様が素敵な場合は当て馬様が物足りない場合が往々にしてあるのがＢＬ界ってなもんですので、この作品のように攻め様が完璧に素敵な攻め様で、なおかつ当て馬様が “当て馬” としてのそのポジションで持ちうる最高の域まで達しておきながらも、当て馬の位置で美しく留まってるというのが本当に素晴らしい！

もうね、ここら辺の感動ってのは、当て馬好きにしかわかるまいて。でもイイの！この世のどこかにいらっしゃる同士のお嬢さんにはワタシのこの感動、きっと解ってもらえるハズだから！o(ﾛ≦〃)

そおいえば、同じ中村明日美子さんの『Ｊの総て』の当て馬様・モーガンもほんと素晴らしかったですよね

彼のその位置付けも素晴らしかった！当て馬様ってえのは、主人公の受けに恋をして、主人公の攻めに対する当て馬ってのが通常の当て馬様の在り方なんだと思うんですが、このモーガンは、主人公の攻めに恋をする人。でも、主人公の受けに対する当て馬にはならない、その独自性がきらめいていました。主人公の攻めは当て馬様のモーガンに恋されることによって、その場面においては受けになるという。この男性同士の恋の持つ柔軟な流動性が本当に、美しかった

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んで。んなに感動した作品の感想も書かないで（、、、って、結構書いているような気がしないでもないですがっ！）ナニを書くんですか！？って、『卒業生』のソノ後を勝手に妄想しちゃった・しかも安っいのを書こうってワケなので、あの素晴らしい作品の後味を台無しにされたくないお嬢さん方はこの先はまるっと読まない方向性でお願いいたしやんす☆

、、、自己防衛って、ほんと、大事ですから！ニコはなんも悪くねえよっ！ちゃんと注意を喚起したもんねっ！

◆『卒業生』のソノ後の安っい妄想～『同窓生』～ ◆

・さて。恋心のトキメキを持続させるのは “遠距離恋愛” が一番イイんじゃねえかしらとワタシは思ってるんです。やっぱさあ～、ずっと、ずぅぅぅっと一緒にいると愛は深まるかもしれないけれども、恋心＝トキメキってえのは、どっかしら薄れていくような気がするんですよ。なんつうか、慣れ、的な問題で。とワタシは考えてるワケなので、この２人の遠距離恋愛設定は、すっげえイイと思う！

・東京と京都、遠距離恋愛になった２人。相変わらずイイ感じ。

・１年くらいはイイ感じだったんだけれども、２年目に入ると、会えない状態から微妙に少しづつすれ違っていく２人。お互いに愛し合っているのに、些細なすれ違いが積み重なってとうとう別れることになる。

、、、お互いがお互いを好きなままで。（この時２人は２０歳。）

・佐条（受け）は、草壁（攻め）と別れたことにより、精神的にボロボロになりながらも必死に勉強に励む。そんな佐条を心配してくれる年上の男が現れる！大学の講師とかでイイんじゃないかな！よくわかんないケド！んでそんな優しい彼に救われて、愛されて、佐条もだんだん彼を好きになっていって付き合うことになる。

《ピックアップ☆ニコの萌えツボその①》

この年上の男ってえのは、立場的にはハラセンと同じようなもんなんです。でも、タイミングが良かった！なによりも、登場するタイミングが良かったのです！やってる内容はハラセンとなんら変わりないってえのに、なにしろ付け入る隙のタイミングがすっげえ良かった！ただそれダケで、当て馬様で終わるか、後釜に入るかの大きな差がでるつう。、、、ちょ、ちょお萌えるっドコまでいっても報われない当て馬様・ハラセン萌えっ！ 当て馬様ってえのは、報われないのが使命・職務・天命ですからっo(ﾛ≦〃)

ろくでもない男が報われないのは因果応報で当然で納得ですが、素敵な男前がその真摯な愛に報われないのは甘美としか言いようがない。ほんとうに、うっとりするワタシは、報われない男に一番色気を感じるのです ←、、、ニコさんは清々しいまでにドＳです。

・一方、草壁（攻め）はどおしても佐条（受け）を忘れられないでいる。ずっとずっと佐条を好きでいる。

《ピックアップ☆ニコの萌えツボその②》

コレコレ！どおしたってニコさんは一棒一穴主義の乙女ですので、攻め様には一途でいて欲しい！別れようがナンだろうが、攻め様には一途にひたすら受けを愛し続けるっつう様式美を貫いて欲しいのっ

受けはイイよ。受けは好きに生きたらイイ。好きに生きる受けを丸ごと全部愛するのが攻め様の使命だからっ！

・そして２人が別れてから８年後、卒業してからは１０年後の２８歳の時に同窓会で再会したらイイんじゃないかな！思い出の公園の砂場でばったりってのもイイね！初めてキスをした高校の不燃物置き場の前でばったりってのもドラマチックだね！

そんでまあすったもんだがあって、２人はまた付き合うようになって、今度こそ “結婚” したらイイと思う！

《ピックアップ☆ニコの萌えツボその③》

再び草壁と付き合うことになって、佐条は付き合っていた年上の男と別れるワケなんですが、ここは修羅場がイイです！是非とも修羅場でお願いしたいっ！いままでひたすら優しかった年上の男が怒鳴ったりしてね！（ニコさんは感情の発露に萌えるのｖ）ああ、もちろん、思い余って強姦とかは一切無いです。当然です。

んで重要なのが、佐条が、その男の人のことも “本気で愛していた” という点にある！草壁（攻め）の人生で本気で好きになったのは佐条ただ１人だけれども、佐条には “むかし、愛した人がいる” つうところに萌があるっ！ソノ過去が佐条の色気をよりいっそう増加させるワケなんだ！

、、、ナンでワタシがこんな妄想をしたかって、『卒業生』という作品において、１８歳の男の子たちが誓う “結婚” についてはなんの疑問も湧かなくて美しいとすら思うけれども、自分の人生に照らし合わせて考えた場合には、１８歳での結婚の誓いほど胡散臭いモノはねえと思っているからだと思う。

子供の頃のワタシの理想は、初めて好きになった人と永遠に結ばれることでした。でも。最初に付き合った男の子とは幼い恋のままいつの間にやら自然消滅してしまい、次の恋は相手にフられてしまって終わってしまった。そして彼らと同じような歳の１９歳の時に付き合った男の子は、付き合ってすぐに｢結婚しよう！｣と言っていたクセに、その１年後にはあっさりと別の女の子を好きになってその恋は終わってしまった。そんな経験しているワタシとしては、いくら草壁が素敵な男の子だったとしても、ここら辺はちょっと懐疑的要素を入れ、そして、１回別れるコトによって、２人の愛の信憑性がより深まるんじゃないかと思ったんだけれども、、、。

っていうのも全部、ワタシはこの２人が羨ましいのだと思う。

あの青春のきらめきの中で、ワタシがどうしても欲しくて、心から焦がれて、でも得ることが出来なかった唯一の愛を見出せた２人に対する羨望なんだろうと思う。

本当に、本当に、素晴らしい作品だった。

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