BL小説第1位 『美しいこと (上・下)』 (木原音瀬) のあり方について、物申す。 | BLに全然まったくまみれてはいない日々について。

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~BL、BL、BL、ただそれだけ~・・・だったのはもう遠いむかし☆


美しいこと(上) (Holly NOVELS)/木原 音瀬
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『このBLがやばい!2009を制覇する』 も、やっとココまで辿り着きましたよ!

こんにちわ☆ニコです。



いやあ~、長かった!

何よりも! 精神的に、長かった!


ただ読む分には、知らない作家さんや普段なら絶対に手を出さないような作品が

山盛りだったし、何よりも! 木原音瀬さんと榎田尤利さんに出会えたし

そりゃあ、もう、楽しい企画だったんですがあ、アナタ!

その後には、感想を書かなきゃならんワケでして。


作品によっては、感想とかそおいうの、別にイイんじゃね? ってのもあって

例えばヤマシタトモコさんの作品なんて、感想とかどおだってイイですよねえ?

好きに読んで好きになんか感じてればイイんじゃねえの? って感じですよねえ?



そんなこんなで、途中、感想を書くのがすっごい面倒な季節も到来なんかしちゃったりして

グズグズになっていたコノ企画も、大詰めですよ!


いやっほ~い♪

ワタシが一番、嬉しいわ!



んでもって、早いとこ “『このBLがやばい!2009年腐女子版』 小説ランキングを

ニコ的にランキングし直してみる” をヤっちまえばあ、終わるぜ!


つうか、ソレが一番、大変なんですケドも!




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【このBLがやばい!を制覇する。】  

『このBLがやばい!2009年腐女子版』 のランキングはコチラを参考にしてください☆


BL小説部門 第1位


『美しいこと (上・下)』 木原音瀬 /イラスト:日高ショーコ 

                               *ニコ評価 : ☆☆☆☆☆
     

《上下巻、いっしょくたに内容紹介。》


人を好きになるのは心ですか?それとも……。

松岡洋介は週に一度、美しく女装して街に出かけ、男達の視線を集めて楽しんでいた。

ある日、女の姿でナンパされ、散々な目に遭い途方に暮れていた松岡を

優しく助けてくれた男がいた。 同じ会社で働く、不器用、トロいと評判の冴えない男

寛末だった。女と誤解されたまま寛末と会ううちに、松岡は「好きだ」と告白される。

松岡は、女としてもう会わないと決心するが…。


松岡が気になる感情が、友情なのか恋なのかを知りたい。

そう感じた寛末は松岡と頻繁に会うようになる。

寛末にとって、明るくて楽しい松岡と過ごす時間はとても居心地がよかったが

その一方で、仕事ができて社交的、女性にもモテる松岡が

どうしてこんな自分を好きなのかと、卑屈にも感じていて…。

そんな折、社内で大きな人事異動があり…。

恋に落ちた二人の切ないラブストーリー。




《全部ひっくるめて、感想!》


コチラの作品、すっごいおもしろかったです!

だけれども、ニコ評価は、お星様はゼロです!

星無しです!

もう、あえて、辛口でイってみたい所存です!




こっから先は、愚痴、たんなる愚痴で、内容についての詳しい感想なんて

ドコを見渡しても書かれて無いので、そおいったのをお求めのお嬢さん方や

愚痴っぽいのがお嫌いな方は読まないほうが身のためですと注意を促してみる。




まず、読み出してすっごいワクワク楽しかったのが、ニコさんにありがちな現象

“どっちが受けでどっちが攻めなんだかわかんねえ!” でした!


もうね? 上巻の半分以上読んでも、どっちがどっちだかわかんなかった!


ちょおスリリング! ちょお楽しい~v

こんな楽しみ方って、ワタシだけなのかしら???


なので、上の内容紹介にも、いつもならくどいほど受け攻め受け攻め書いてますが

今回は書きませんでしたよ~♪

ワタシと同じように楽しむお嬢さん方に配慮して、書きませんでしたv

わお!ニコさん、親切設計! 人間工学!

時代に即してるわ~v うっとり。


これから読まれるお嬢さん方! どっちがどっちかわかんなくて、身悶えるがイイわ!

アハッハー!

(自分自身にうっとりv した後のドS投下。 そんなワタシに、またもやうっとりvv)



ちなみにコレを読んだ当時のニコさんは、木原作品初心者だったので

受け攻め逆だと思ってました!

なんとなく木原作品に手錬れた今なら、初読でもどっちがどっちかわかると思う!

、、、多分。





はいはい。

そんなこんなで楽しく読んでいたんですよ。


木原作品お約束のダメ男な攻め様で、「このオトコどおしようもねえなあ~。」

とか思いながらも、最後まですっごい楽しく読みました。



読み終わりました。


人様のレビューなんか見ちゃったりしました。


んで、そこで知る。

全プレ小冊子の存在を。



イイんです。

全プレ小冊子がBL界を蔓延していてハバをきかせていてもイイんです。


た・だ・し!

それがあくまでも、“オマケ” の域を出ていなければ

という条件付で、ソレはソレでイイと思うんです。


その全プレ小冊子が、一般流通させた本編のオマケ・デザートの域で

留まっていれば、ワタシはなんも文句言いません。 、、、多分。



だがしかし!

コチラの 『美しいこと』 の全プレ小冊子 『愛すること』 は

全プレにしておけないほどに

本編の続編、もしくは完結編だと思うんです!



本編は、受けの切ない恋が、まあなんとなく成就したような感じで終わります。

でもそこには、不安が山盛りたくさん残されていて

「受け君、幸せになって、良かったねえ~。」 と

読み手であるコチラ側がほっとするまでには至っていないと思うんですよ。


それが、全プレ小冊子で

受け君がやっと本当に

幸せになるらしいんです。



正直言って、「んなのねえよなあ~。」 ってのが、ワタシの意見です。

だってソレは、本編で終わらせるべき内容なんじゃあないですか?


BL小説がどうしたってラブについて書かれているジャンルの本であるならば

2人の愛がより深まったラブについては

全プレでお茶をにごすべきじゃないんじゃあないですか?



本編が、幸せの中途半端な状態で終わっていたとしても

それがソコで完全に終わっているのなら、それはソノ作品としての終わり方だと思います。

ソコでソレは “中途半端という完成” を成立させたワケです。


だがね?

その後のハナシが別にあるんだとしたら

中途半端な終わり方が、そのまんま“中途半端な終わり方をしている作品”

“コレはコレで終わっていない作品” になっちまうと思うんですよね。



別に普通の後日談だったならイイんです。

1年後でも3年後でも10年後でも。

でも、これはすぐ後のハナシでしょ?

やっと思いを重ねた2人のすぐ後のハナシなんでしょ?



上下巻に渡って、受け君の不安を

ずっとずっと同じ目線で読んできたワタシたちには

受け君が幸せになった結末を

読む権利があるんじゃあないですか?

それを、タイミングと情報とお金を重視した

全プレ小冊子だなんて手法を利用するだなんて

本当に、どうかと思う!



そんな全サは不満だし、大声で物申したいです。

この世の中は、そんなにも情報とお金とタイミングが重要視されなきゃいけないのですか?

んなのは、株式投資だけで充分じゃあないの?


乙女の萌えにまで、情報とお金とタイミングを持ち出されて煽られて

薄っぺらい小冊子を購入できなかっただけで

身悶えさせられるだなんて

なんとなく、馬鹿にされているような気がします。



全プレはイイです。

どうぞご自由にやってくださいよ。

それが大好きな乙女の皆さんもごまんといますでしょうよ。

全然まったく否定する気はありません。



でもね。

BL小説とはいえ、1冊の書籍なんですよ?

雑誌では無いんです。

ちょっと前に出たBL小説を買って、読んで、感動して

奥付あたりに差し掛かったら、全プレのお知らせが書いてある。

わお!ちょお読みたい! と思っても、締め切りはとうの昔。

読めるワケが無い。


でもまあ、内容が後日談的デザートだったならばあきらめも付くでしょう。


でもそれが。

核心に迫るような。

読めないことに身悶えるような。

そんな内容の全プレだったのだとしたら

ワタシはどう考えても怒りに近い感情を抱くんだと思います。



この作品の全プレ小冊子 『愛すること』 も

実際に読んでみればたんなる後日談なのかもしれません。

この作品は上下巻で完全に完結されていて、完成されているのかもしれません。


でも。人様のレビューを拝見する限りでは

この小冊子は、本編で挙げるべき内容な気がします。




というワケで、すっごいおもしろかったコチラの作品は

すっごいおもしろかったダケに、全プレのシステムに物申したくなって

ひそかに震えるほどの怒りを感じ、ニコ評価は無しということにあいなりました。



とっても、本当に、残念です。





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全プレ小冊子というシステムを今後も継続したいならば

読みたいと思った人がいつでも手に入れられるように

せめて申し込みに期限を設けるべきではないと思います。


申し込みに期限が無いなら、アチラさまはそりゃあとっても煩雑でしょうよ。

そして、リスクも大きいでしょうよ。



でもね? よく考えてみてくださいよ。

雑誌とは違う1冊の書籍に

期限切れの申込書をくっつけて

いつまでも売り続けるコトの恥ずかしさを。





本気で乙女を煽りたいと思うなら

売る側のアナタ方もリスクを背負うべきなんじゃあないですか?



あんまり乙女をなめるんじゃあないわよ。 と、アチラ様に言いたいわ。






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※BL小説もくじ。




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作品は、すっごいおもしろかったですよ!

でも、木原さんの別作品 『恋について』 に似てるって思うのは、ワタシだけかしら???