BL小説第6位 『薔薇色の人生』 (木原音瀬) で、完璧に木原さんに落ちました、、、! | BLに全然まったくまみれてはいない日々について。

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薔薇色の人生 (ビーボーイノベルズ)/木原 音瀬
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先日行った世にもステキなお店ブクオフで、品出しをしている店員さんが

バンバン本を投げているのを見て、ものすごくびっくりしましたこんにちわ☆ニコです。



ほ、本って、投げないですよね?

そ、それってこの世の常識なんじゃあなかったんすかね??



大体において、本を読む人ってのは本を大事に扱うもんだと思っています。

たとえソレが古本であろうとなんであろうと。


だって本ってのは、大事に扱われる位置に存在している物でしょ?

違うのかしら?



なんで本を大事に扱うのか? ってのには、はっきりとした理由は無いと思います。

気持の問題・純然たる感情論・単なる様式美。 に他ならないと思う。


単純に考えれば、ただの紙の固まりです。

字が書いてある紙を束ねただけの物。

ただそれだけです。


でもソコは、日本人の美学というかなんと言うか

ソレを書いた方への敬意やらなんやらを込めて、本は大事に扱うもんだと

んなのは、親が教えなくても自然と身に付く心の動きだと思って疑っていませんでした。



本は投げない・枕は踏まない・電車での携帯電話の通話はしない。


ドレもコレも、反論する相手をねじ伏せられるような根拠はこれっぱかちも無いと思います。

携帯電話という手法がこの世にはびこっている以上、人様に迷惑が掛からない範囲であれば

電車内で通話したってイイんじゃあねえの? と正直言って思っています。


んなコトより、大声で騒いでいるグループの方が余程迷惑なんじゃあないかしら? と。


ペースメーカーを使用されている方への影響っていう大問題を除いていえば

ワタシは、電車内で通話をしてもイイんじゃあねえのかと思ってます。


ワタシ自身は携帯電話になんの関心も無いので、よっぽどでないと電車内での通話は

しないと思いますが、人様がやっている分には、まあ、どおでもイイです。

単なる機械で手段でしかないアイテムにいちいちなんとも思いませんが

日本人の美意識に、“電車内での携帯電話の通話” というのはそぐわないというのも

なんとなく解らなくもないような気もするので

ソレはそおいうもんだと思って、ソレに順じて生活しています。



本を投げない。 ってのも、そおいうもんでしょ?


と考えるまでも無く常識だと思っていたら、本屋さんの店員さんがバンバン投げていた!

しかも、店内に響き渡るような音を立てて!!


あの娘さんは、ご自分で本を読まないのかしら?

本屋さんが本を投げていた事実よりも

本を大事に扱わない=本を読まないと推測される娘さんが

あのクソ忙しそうなお店でアルバイトするようになった経緯の方が気になるわ、、、。


本が好きなんじゃあなかったら、もっと楽なお店で働けばイイのに。 ね?




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【このBLがやばい!を制覇する。】  

『このBLがやばい!2009年腐女子版』 のランキングはコチラを参考にしてください☆


BL小説部門 第6位


『薔薇色の人生』 木原音瀬/イラスト:ヤマシタトモコ (ニコ評価 : ★★★★★★



《内容紹介。》


愚かな生き方のせいで、家も家族もなくしてしまった百田(攻め)。

生きていても仕方がないと自棄になりかけた時、偶然通りかかった警官に制止される。

生真面目な正論に腹を立て、その警官・浜渦(受け)に「抱かせろ」と無理難題をふっかけるが

彼はすべてをなげうち、百田(攻め・不細工)を救ってくれた―。

彼のために生きることを誓う百田(攻め・何度でも言う。不細工)だったが…。

ひたむきな恋がすべてを変えていく。


大人気のモモ×ロンちゃんシリーズ!書き下ろしショートつき。




《感想。》


たった4日前の記事でワタシは


ワタシ、この方の作品はすっごいおもしろい!とは思いますが

まったく全然さっぱり、萌えてはいません!!


と、大声で言っていたような気がします。


、、、。

ソレって、気のせいだった!

いやあ~、『薔薇色の人生』 は、ちょお萌えた!!

アハハー☆ つって。



、、、まあ、笑うしかないであろうよ。

なんつうかこの、“あからさまに舌の根も乾かない内に感” 満載のワタシが

とてつもなく愛しい。


ああ、ワタシって、成長しているんだなあ~。 とかってね?

く、臭いものにフタをするのって、ちょお正しい処世術なんでしょ??




コチラの攻め様もか・な・り・のダメ男ではあるんですが

愛あるダメ男でした!

この本は、1冊丸ごと愛に満ち満ちていた!


木原作品4作目にして、本気で萌えて、本気で木原さんにハマりました~v



1冊目 ・・・ 『HOW HERE』 で、すごいおもしろいおハナシを書く方だなあと思いました。

2冊目 ・・・ 『美しいこと』 で、一筋縄ではいかない物語の進み具合に唸りました。

3冊目 ・・・ 『FRAGILE』 を読み、終着点がまったく見えてこないおハナシにドキドキしました。


この3冊を読む限りでは、ニコさん好みの素敵攻め様がまったくいないので

「おもしろいおハナシを書く方だけども、ワタシは萌えねえな。」 と思っていたのですがあ

浅慮! あからさまに浅慮!!


たった3冊読んだダケで、木原さんのナニを解っていたつもりになっていたのか!

使い古されたセリフに例えたら

「たった1度寝たくらいで、彼氏面しないでくんない?」

って感じだと思う!


ごめんなさい!

ワタシ、彼氏面してたかもしんない! ←?




本当に、素晴らしい作品でした。

モモ(攻め)のひたむきで健気な愛に震えました。


もうね? 後半はずっと涙ぐんでいましたよ!


だって、3冊読んだだけでなんとなく解る木原さんの容赦の無さを思うと

この2人にどんな試練が待ち受けているのかって、すっごいビクビクしながら

「お願い! この2人を幸せにしてあげて!!」 って祈りながら読み続けました。


いつダレが豹変するのかが本当に怖くて、怖くて。

ワタシには “豹変萌え” の属性がありますが、それは幸せな豹変を差しているので

木原さんが書かれる様な豹変では決して無いです。

木原さんの書かれる豹変は、本気で怖い。


比喩的な意味合いでなく、本当に手に汗握って読みました。



BL界にごまんといるような、何でもかんでも持っている万能攻め様が

ものっすごい執着でもってして、あれやこれやと手を尽くして

受けをがんじがらめに狩り取って行くようなおハナシは、もう満腹ですが

このモモ(攻め)の、ロンちゃん(受け)に対する執着は


本当に愛しい。

本当に切ない。

本当に純粋。

本当に真摯。


そして、崇高であるとすら、そお思える。



王子様好きのワタシとしては、不細工で格好悪くて薄汚いモモ(攻め)に

「狩られたい!」 とは、ちょっと思えませんが

こんな風に愛されたら、どんなに幸せなんだろうかと

ロンちゃん(受け)にはモモ(攻め)しかいないんだなあと

しみじみと、ほっこりと、幸せな気分で自然にそお思える素敵な作品でしたハート



3冊読んだ限りでは、木原さんの書かれる攻め様は

本当にどおしようもない方々ばっかりなので、受けがかわいそうで不憫で

受けばっかり割り食ってるような気がしてならなかったのですが

この2人はすごく良いバランスで、最高でした!



そして何よりも!

受けのロンちゃんの性格が超絶男前キラキラ♪

ものすごくイイんです!!




ワタシが知っている受けで、ロンちゃんが一番男前かもしんない!

どっちかつうと、ロンちゃんに狩られたいわ~ハート




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4冊に1冊の割合で大当たりクラッカー

そりゃあ、木原さんにハマらないワケないってえの!





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そして、ヤマシタトモコさんのイラストが、すっごい合ってました!